イタリアのスーパーカーメーカー、フェラーリの主力モデル、『488 GTB』。同車のレーシングカーが、登場した。
これは11月7日、フェラーリがイタリアのムジェロ・サーキットで開催した「2015 Finali Mondiali」での出来事。「フェラーリ・チャレンジ」の今シーズン最終戦などが行われた一大イベントにおいて、『488 GTE』と『488 GT3』が初公開されている。
両車は、フェラーリ488GTBをベースに開発されたレーシングカー。従来フェラーリは、『458イタリア』をベースにしたレーシングカーを、世界のモータースポーツシーンに投入してきた。458イタリアが488GTBに進化したのに伴い、レーシングカーも新型に切り替わった。
488GTEと488GT3は、市販車同様、従来の自然吸気の4.5リットルV型8気筒ユニットを、3902cc V型8気筒ターボに置き換え。排気量をおよそ600ccダウンサイジングしながら、市販車の場合、最大出力670ps/8000rpm、最大トルク77.5kgm/3000rpmを引き出す。
市販車に対して、エアロダイナミクス性能を中心に、変更を実施。なお、488GTEは2016年シーズンのWEC(世界耐久選手権)に、488GT3は国内外のGT選手権に投入される。