カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #122: VW・Passat(オーナー・竹林ゆうきさん) by custom & car Audio PARADA 後編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #122: VW・Passat(オーナー・竹林ゆうきさん) by custom & car Audio PARADA 後編

前回から引き続き、今回紹介するカスタム・オーディオマシンは、福井県のCustom & CarAudio PARADAが製作したVWパサート。USテイストを重視した内外装カスタムを施しオーディオにも力が入る。今回はコクピット周辺に施されたシンプルを極めるインストールと、狙った音作りについて紹介していこう。

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


前回から引き続き、今回紹介するカスタム・オーディオマシンは、福井県のCustom & CarAudio PARADAが製作したVWパサート。USテイストを重視した内外装カスタムを施しオーディオにも力が入る。今回はコクピット周辺に施されたシンプルを極めるインストールと、狙った音作りについて紹介していこう。


グリーンのアクリルリングがアクセントに利く
シンプルな中にも個性を引き出すインストール



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ミッドバスは純正位置、トゥイーターをドアミラー裏にインストールするシンプルな構成。ミッドバスにはリング状のアクリルを用いてデザイン上のアクセントとしている。あえてLEDなどの光り物を使うことのないデザインを追求した。

USイメージのカスタムコンセプトを重視して、カスタムカーの中にオーディオを融合させる試みを施したこのパサート。前回紹介したトランクルーム内はもちろんだが、コクピットまわりにもそのスピリッツはしっかりと注入されている。徹底してシンプルなデザインを取り入れることで、内外装のカスタムスタイルにオーディオをフィットさせたのが見どころ。カスタムカー+オーディオをカッコ良く決めるアプローチとして注目のスタイルと言えるだろう。

いたって純正ライクなフロントスピーカーの取り付けが印象的なコクピット、オーナーとインストーラーがこだわったポイントは「インテリアのイメージを壊さず高音質を狙える」取り付けだった。ミッドバスはドア純正位置に取り付けられているが、しっかりアウターバッフル化され直接音をしっかり聞ける仕様。パンチングメッシュを使ったグリルを用いて純正の内張りに比べて大幅に透過率を高めつつ振動板を保護し、普段使いを考慮した設計。

さらにデザイン面での注目点はリング状に埋め込まれたグリーンのアクリル。LEDなどを仕込むのではなく、アクリルをごく薄くスライスしてスピーカー奥にセット。光り物によるショーアップ効果とはまた違う、シンプルなカスタムスタイルが完成した。トランクのツイード色と合わせることで、オーディオ部分のトータルコーディネートも確立しているのも見どころ。


普段使いのiPhoneを音源に、中低域の厚い
パワーを体感できるサウンドを作り上げた



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普段使っているiPhoneをアナログ接続して大好きな音楽を楽しんでいるオーナー。普段着感覚で心地よい音を楽しめるのもこのシステムの魅力。コクピットの作りも非常にシンプルで純正メージを損なわない。ここも内装イメージを崩さないというオーナーのリクエストが反映されている。

ヘッドユニットとして用いるのはiPhone(iPhoneケースは内外装カスタムを施したショップであるライムフォースのオリジナル)。トランクルーム内にインストールしたマッチのDSPにはアナログ接続されるスタンダードなシステム。普段着感覚で良い音を聞ける環境を創り出した。さらにプロセッサーで帯域分割された音声信号はMTXオーディオ・Xサンダーのパワーアンプで増幅されて各スピーカーへと伝送されている。

オーナーがサウンドに求めたのは「パワー感」。カスタムスタイルであるUSテイストをサウンドでも体現するため、“濃い”中域再生を狙う。そのためにチョイスしたのがMTXオーディオのフロントスピーカー。内張りに隠れたドア内部にはしっかりと強度と面積を確保したバッフルを備え、ミッドバスのポテンシャルを引き出し厚く太い中低域を再生する。こうして、もともと特性が素直で高域の伸びが素晴らしいトゥイーターとバランスさせている。

カスタムのスタイルを大切にしつつオーディオを取り入れたパサート。US系のカスタムカーに新たにオーディオを導入しようと考えているユーザーには注目のスタイルとなったのではないだろうか。派手さを抑えつつ、オリジナリティと心地よいサウンドを引き出すために参考にしたいシンプルインストールだ。

《土田康弘》

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