カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #119: TOYOTA・bB by サウンドステーション ウイニング 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #119: TOYOTA・bB by サウンドステーション ウイニング 前編

音とカスタム、両面を磨き抜いた優秀車両をご紹介している当コーナー。今週からは、滋賀県の有名ショップ・サウンドステーション ウイニングが製作したデモカー、bBをスペシャル・フィーチャーする。このクルマに込められたコンセプトとは…。写真とともに詳細に解説していく。

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


音とカスタム、両面を磨き抜いた優秀車両をご紹介している当コーナー。今週からは、滋賀県の有名ショップ・サウンドステーション ウイニングが製作したデモカー、bBをスペシャル・フィーチャーする。このクルマに込められたコンセプトとは…。写真とともに詳細に解説していく。


予算と製作期間がコンパクトな“身近なカスタム”!
デザインとセンスで、最大のインパクトを発揮!

今週はリアセクションのカスタムをお見せしながら、コンセプトについて解説していく。

さて、このbB。ウイニングを訪れたことがある人なら、必ず目にしているクルマのはずだ。というのも、店頭の駐車場の中央に常時飾られているからだ(天気が良ければリアゲートも常にオープン♪)。ショップの“看板車”なのである。

カスタム・コンセプトは「カーオーディオの楽しさの提案」だ。それも、「カスタム・カーオーディオ」の面白さを提示しようとしている。しかし、ショーカー的なガチガチな仕様ではなく、あくまでも“身近な”カスタムを。



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カスタムの基本色とも言える、レッド×ブラック×グレーでフィニッシュ。ボックス形状はあくまでもシンプルではあるが、天板部分を2層構造に、側面を3層構造にすることによって変化を付けてある。

具体的な提案ポイントは以下の2つだ。1つ目は「外部アンプ+サブウーファーの楽しさの提案」。サウンドシステムについての詳細は次週にお届けするが、シンプルなシステムであってもアンプとサブウーファーを導入することでガラッと音が変わることを、実体験してもらうとするデモカーなのだ。

そして2つ目は、「手頃なカスタムの提案」である。自分だけのオリジナルなカスタムマシンを作りたいと憧れる人は少なくないのだが、しかし、予算や製作期間を考えるとハードルが高い、と思っている人も多いのではないだろうか。それを払拭することを、このbBは目指しているのである。

というわけで、ウイニングに行けば詳しい工賃と製作日数を説明してもらえるのだが、それは多分、イメージしているよりも少ない数字のはず。なぜにそれが達成できているのかというと…。キモは、LEDとアクリルを使っていないことにある。それらはカスタムにおいてできるならば取り入れたい要素ではあるものの、予算をアップさせる要因にもなってしまう。このbBではその2つを使わないことで、予算と製作日数をざっくりと削減することに成功しているのだ。



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パワーアンプには、ロックフォード・フォズゲートの上級モデルを採用。外部アンプの楽しさを提案するクルマでもあるので、そこのところには確かな製品をチョイス。ボックス中央にはショップロゴを入れ、アクセントも効かせる。

とはいえ、見た目がつまらなくなってしまっては「楽しさの提案」が成り立たない。では、そこのところをどう克服したのかと言えば…。

それはズバリ、“デザイン”だ。赤と黒、そしてグレーの3色のコントラストを効かせ、制約の中でももっともインパクトが出る色味をチョイス。そしてできる限りの立体造形で変化を付けた。サブウーファーのバッフル面を見ていただきたいのだが、単調な平面とせずにラウンド形状を与えてある。

さらには、素材選びにもひと工夫を加えた。まずはグレーのレザーを“カーボン調”とした。そして、ワンポイントとして入れられたショップロゴプレートのベース部分には、模様の入ったプラ板を投入している。LEDがなくとも光って見えるように工夫されているのだ。これらアイデアを駆使して、低予算カスタムでも印象深い仕上がりをゲットしているのである。



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サブウーファーにはJLオーディオを採用している。そして、グレーのレザーは“カーボン調”。高級感ある風合いが好印象だ。さらには、中央を隆起させる作りとして、形状面でもできる限りの変化を与えてある。

オーディオカスタムに興味を持つつつも、最初の1歩が踏み出せないでいるアナタ。このクルマを参考に、とびきりの1台を作ってみてはいかがだろうか。

さて、次週はオーディオシステムについて詳しく解説していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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