カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #105: SUZUKI・WAGON R(オーナー・久岡佑輔さん) by Truth 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #105: SUZUKI・WAGON R(オーナー・久岡佑輔さん) by Truth 前編

ルックスとサウンドの両面に磨きをかけた、秀作オーディオマシンをクローズアップしている当コーナー。今週と来週は、広島県の実力ショップ・Truthが製作したワゴンRを取り上げる。若きオーナーの情熱がたっぷりと注がれた注目車両だ。当回は、カスタムコンセプトを詳細に解説していく。

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


ルックスとサウンドの両面に磨きをかけた、秀作オーディオマシンをクローズアップしている当コーナー。今週と来週は、広島県の実力ショップ・Truthが製作したワゴンRを取り上げる。若きオーナーの情熱がたっぷりと注がれた注目車両だ。当回は、カスタムコンセプトを詳細に解説していく。


免許を取得する前からカスタムに思いを馳せ
クルマを所有するやいなや、カスタム・ライフをスタート!!

若者のクルマ離れが言われて久しい。クルマを所有する人口には大きな変化はないものの、“クルマをいじる”ことに興味を持つ若者が減っているのだ。

そんな中にあって、このワゴンRのオーナー久岡さんは、自他共に認める生粋のクルマ好き。免許を所有する以前からカスタムに憧れ、研究していたという。そして満を持して免許を取得しクルマを所有するやいなや、カスタム・ライフをスタートさせているのだ。

ちなみに、最初に興味を持ったのは外装カスタムで、カーオーディオについては就職した後に職場の先輩からの影響で関心を持つようになったとのことだ。というわけで、自身のカスタム史の中ではもっとも“歴”が短いのだが、今やオーディオ・カスタムは、久岡さんにとってなくてはならないものになっている。日々良い音で音楽を楽しんでいて、カーライフにおいての存在感が高いのだ。



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ラゲッジのカスタムは3段構成。サブウーファーボックスをフロア下に埋め込み、その上にアンプラックスペースを設定。そしてさらにその上部に外向きスピーカーボックスを設置。ちなみにオーディオユニットはすべてロックフォードで統一している。

さて、このワゴンRのカスタムコンセプトを解説していこう。それは至ってストレート。“とにかくカッコ良く”、これに尽きる。カッコ良くした結果、イベントで目立てればなおいいし、さらには日常のドライブが楽しくなればもっといい。カッコ良いクルマを作り、それをもってカーライフを全方位的に楽しみ尽くそう、こう考えているわけなのだ。

インテリア・カスタムにおけるカッコ良くするためのキーワードは、“シンプル”。コテコテにはせず、ある程度渋く抑制を効かせながらインパクトを出していこうと考えた。さすがクルマを所有する前からカスタムを研究してきただけのことはある。目の付け所が玄人っぽい。

そしてその研究心は、ラゲッジカスタムをする際に大いに発揮されている。なんと、ショップにカスタムを依頼するにあたり、自らデザイン画を起こして持ち込んだのだ。デザインを考えるにあたっては、専門誌やサイトを縦横無尽に読み漁り、自身がぐっとくるクルマから都度イメージを膨らませ、描き上げたということだ。



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パワーアンプにはロックフォードの上級モデル、パワーシリーズを採用。アンプ間には同じくロックフォードのキャパシターも設置している。サブウーファーは同・T0。設置面は赤いスエードで仕上げ、ユニットの黒色と美しくバランスさせてある。

かくしてその熱意を、トゥルースが可能な限り忠実に再現していった。オーナーの思いが熱ければ熱いほど、要望は欲張りなものとなるのが常だが、それを最大限に尊重したいとトゥルースの掛谷さんは考えた。オーナーの思いを実現してこそプロショップ。カスタムに夢をはせる若者の気持ちを裏切るわけにはいかない。掛谷さんは持てるノウハウを駆使して、デザイン画に真っ正面から向き合った。

難しかったのはユニットの配置方法。もともと車格が小さく、スペースに限りがある。その中で、タテ方向、横方向に立体デザインを展開。入れたいものをすべて入れ、魅せたい要素をすべて盛り込んだ。ミリ単位での調整を繰り返し、見た目のバランスを取りながらジャストで収まる配置方法を探っていく。そうして、無理矢理感のない自然なカスタムを完成させたのだ。

出来映えは写真のとおりだ。上部に十分なクリアランスを確保しながら、密度感もほど良く醸し出すことに成功。見応え十分な仕上がりだ。

さて次週は、フロントのカスタムをお見せしながら、オーディオ・システムについて詳しくリポートしていく。どのようなシステム・レイアウトを構成し、どんなサウンドを目指しているのか…。お見逃しなく。



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フィニッシュ素材は、赤い部分がスエード、黒い部分がレザー、そしてガンメタの部分がラッピングカーボンだ。ロックフォードのイメージカラーであるブラック & レッドを基調に、要所をカーボンで締めている

《太田祥三》
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