アートマスターブランド“RS Audio”が放つ 期待のニュー・プロダクツ 『RS Revelation』シリーズを 緊急徹底テスト!! #4 | Push on! Mycar-life

アートマスターブランド“RS Audio”が放つ 期待のニュー・プロダクツ 『RS Revelation』シリーズを 緊急徹底テスト!! #4

ドイツ発のスペシャル・カーオーディオブランド“RS Audio”から放たれる話題のニューアイテム、『RS Revelation(レベレーション)』シリーズ。6月からのデリバリー開始を目前に控え、日に日に注目度も高まってきている。さて、それらについての詳細をスクープしてきた本特集も、いよいよ今週が最終回だ。今回は、レギュレーター & サブウーファー、さらにはおすすめシステムまでを解説していく。じっくりとお読みいただきたい。

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アートマスターブランド“RS Audio”が放つ 期待のニュー・プロダクツ 『RS Revelation』シリーズを 緊急徹底テスト!!


ドイツ発のスペシャル・カーオーディオブランド“RS Audio”から放たれる話題のニューアイテム、『RS Revelation(レベレーション)』シリーズ。6月からのデリバリー開始を目前に控え、日に日に注目度も高まってきている。さて、それらについての詳細をスクープしてきた本特集も、いよいよ今週が最終回だ。今回は、レギュレーター & サブウーファー、さらにはおすすめシステムまでを解説していく。じっくりとお読みいただきたい。

これまで、パワーアンプ、並びにスピーカーについて詳しくご紹介してきたが、『RS Revelation』シリーズには他にもまだ、注目すべき製品がラインナップしている。それがこの、レギュレーター(安定化電源)とサブウーファーだ。

まずはそれぞれのプロフィールからご覧いただこう。


RS Revelation R130RS Revelation R130RS Revelation R130



RS Revelation R130 税抜価格:23万円


●仕様:オーディオレギュレーター ●出力電圧:12.8V〜16V ●定格出力電流:130A ●サイズ(幅×奥行×高さ):210×390×60mm


RS A10 DVCRS A10 DVC



RS A10 DVC 税抜価格:8万9000円


●仕様:10inch(25cm)4ΩDVCサブウーファー ●定格入力:500W ●周波数特性:25Hz〜500Hz ●能率:85.5dB ●外径寸法:260mm ●取付穴径:236mm ●取付深さ:133mm ●推奨エンクロージャー容量:シールド21L


RS A12 DVCRS A12 DVC



RS A12 DVC 税抜価格:9万2000円


●仕様:12inch(30cm)4ΩDVCサブウーファー ●定格入力:600W ●周波数特性:25Hz〜500Hz ●能率:87.1dB ●外径寸法:310mm ●取付穴径:280mm ●取付深さ:150mm ●推奨エンクロージャー容量:シールド40L

最初に、レギュレーター『RS Revelation R130』について。

ところで、カーオーディオの音を良くしようと思った時に、電源強化が重要であることを多くの読者がご存じだと思う。そして電源強化アイテムといえば、サブバッテリー、キャパシターなどが思い浮かぶが、安定化電源も有効なアイテムの1つである。安定化電源の役割はその名の通り、パワーアンプに安定した電圧を供給すること。キャパシターは、大電流が必要となった瞬間にそれを補うものであるが、安定化電源は、常にある一定の電圧をキープさせるユニットであり、かつ、多くの場合、14.4V前後といった通常よりも高めの電圧を供給してくれるものである。

電圧を高めに保つことは、即、音質向上に多大な影響をもたらす。と言うのも、そもそも多くのカーオーディオ・パワーアンプは、14.4Vが定格値。これよりも低い電圧で作動している場合、定格の能力を100%引き出せていないのである。しかしレギュレーターを用いれば、パワーアンプがスペックどおりの性能を発揮できる、というわけなのだ。

当機『RS Revelation R130』も、まさにパワーアンプに対して14.4V付近の電圧を安定供給するためのユニットだ。

その実力のほどをテストした。これをパワーアンプに接続し14.4V付近の電圧をキープしている状態と、繋がずに13V以下に降圧してしまった状態とで音を聴き比べみた。

違いは歴然…。これを繋ぐと情報量と鮮度が上がり、音がより濃密に、より繊細になった。パワーに余裕も生まれ、制動も効いてノリが良くなる。いやはや、この音を1度聴いてしまったら、このユニットを手放せなくなるのは必至。同じシステムでありながら確実に性能がワングレード上がるのだから、これを使わない手はない。そこまで思わせるほどの、確実な音質向上を体感できた。

価格は安くはないが、それに見合う効果があることは確かだ。今お使いのシステムに壁を感じているならば、試す価値は高い。カーオーディオの音質向上を実現させる、“飛び道具”と言っていいだろう。

続いて、もう1つの注目ユニットであるサブウーファーについて。こちらはサイズ違いで2機種が用意されている。どちらもダブルボイスコイルタイプである。

振動板にはともに、優れたトランジェント特性を誇るペーパーコーンが採用されている。また、不要共振を効果的に制御するという頑強なダイキャストアルミニウム製バスケットも採用され、磁気回路には2層構造の大型フェライトマグネットが組み込まれている。がっちりとしていて、かつ、精度の高そうな仕上がりは、さすがは“RS Audio”といった佇まい。フロントスピーカーに『RS Revelation』シリーズを採用するのであれば、サブウーファーには併せてこちらを使いたい。低域から高域まで、バランスの取れたグッドサウンドを実現できるだろう。

さて、最後に『RS Revelation』シリーズのディストリビューターであるイース・コーポレーションから、おすすめのシステムレイアウトをお聞きしてきたのでご紹介したい。プランは以下の4タイプだ。


SYSTEM PLAN 1SYSTEM PLAN 2SYSTEM PLAN 3SYSTEM PLAN 4


“プラン1”と“プラン2”は、フロントスピーカーをパッシブクロスオーバーネットワークで鳴らすシステム。『RS Revelation』シリーズの2ウェイコンポーネントスピーカー『RS Revelation 165』はネットワークが上質なので、敢えてこのシステムを選択するのも大アリだ。DSPを導入しなくてもOKで、“プラン1”であれば、パワーアンプも1台ですむ。手頃に『RS Revelation』シリーズのサウンドを楽しもうと思うのなら、当プランがおすすめだ。

それに対して“プラン2”は、それよりも1ランク上級なシステム。ちなみに、ここからサブウーファーを後回しにして開始するのも面白い。そして頃合いをみてサブウーファーを導入し、その後にレギュレーターまで追加していけば、2度、3度と音の進化を楽しめる。

また、当プランではサブウーファー2発を4Ωブリッジ接続する方法をとっているが、8Ωブリッジ接続にしてサブウーファーを1発にするのもアリだ(以下でも同様)。

さらなる上級サウンドを望むのであれば、“プラン3”、もしくは“プラン4”となる。カーオーディオでは車種によりリスニング環境がさまざまなので、DSPを用いてサウンドをコントロールすることの優位性は大きい。より繊細な表現やステージング、イメージングを求めるのであれば、これらのプランのような“マルチアンプシステム”を組みたいところだ。

ちなみに、“プラン1”でも“プラン2”でも、のちのちに“プラン3”へと発展させることは可能。むしろそれを大いに目指してほしいと思う。

ただ、フロントスピーカーに“HAC”シリーズを使いたいのであれば、最初から“プラン4”を選ぶしかない。そしてさらに、フロントスピーカーを2chアンプ×2台で鳴らすという選択肢もアリだ。そうすることでより上質なサウンドを得られる。『RS Revelation』シリーズの性能をトコトン味わい尽くそうと思うなら、これだ。

さて、4週にわたってご紹介してきた『RS Revelation』シリーズ。2015年のカーオーディオシーンの台風の目となりそうな予感が大。人とはひと味違ったハイエンド・サウンドをご所望ならば、当シリーズをぜひチェックして欲しい。

《太田祥三》
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