カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #89: TOYOTA・ESTIMA(オーナー・伊藤康弘さん)by Sound Station Winning 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #89: TOYOTA・ESTIMA(オーナー・伊藤康弘さん)by Sound Station Winning 前編

音にも作りにも抜かりのないコダワリの1台をスペシャル・フィーチャーしている当コーナー。2月の前半は、滋賀県の名店・ウイニング製作のエスティマをクローズアップ! オーナーの情熱がマックスに注がれた優秀車両だ。今週はリアのカスタムの詳細をお見せするとともに、コンセプトを完全解説。それでは早速、リポート開始!

カーオーディオ カーオーディオ特集記事
カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


音にも作りにも抜かりのないコダワリの1台をスペシャル・フィーチャーしている当コーナー。2月の前半は、滋賀県の名店・ウイニング製作のエスティマをクローズアップ! オーナーの情熱がマックスに注がれた優秀車両だ。今週はリアのカスタムの詳細をお見せするとともに、コンセプトを完全解説。それでは早速、リポート開始!


進化を続け、常に新鮮さを保ちながら
“魅せるカスタム”を徹底追求!

本文では、カスタム・コンセプトについて詳しく解説していく。

さてこのエスティマ。ラゲッジの作りをチラリと観ていただければ、そのレベルの高さを瞬時に感じ取っていただけるはずだが、ここまでの完成度を得るためにテーマとしていることは何なのか。それは単純明快、ズバリ、“魅せるカスタム”。イベントに出てギャラリーにアピールするためのカスタム、なのである。

ただ、このエスティマのカスタムを語ろうとする時、もっとも着目したいポイントは、そのテーマ自体ではなく他にある。それは何かというと、“常に進化を続けてきた”点である。魅せることにコダワリながら、たゆまずにカスタムを磨き込んできた。そのことこそが、このエスティマのアイデンティティなのだ。



  • gallery picture #1

  • gallery picture #2

  • gallery picture #3


細部まで手数がかけられているものの、全体の印象はあくまでもすっきりとしているラゲッジルーム。空間の使い方にも妙味があり、ゆったりとスペースを使うことで奥行き感を上手に表現している。

スタートは2008年。以来、“魅せる”ために、“さらなるカッコ良さの追求”が絶えずなされてきた。ラゲッジだけでも、大きな作り換えが3回行われているという。ちなみに、現状の仕様になったのは2014年の秋。カスタムに着手して6年目を迎えてなお、大きな進化を果たしたわけなのだ。

細かな変更も度々行われている。例えばグローブボックス内。ここにはiPhone6 Plusがジャストに埋め込まれているのだが、このように新たなデバイスにも“即”で対応する。“カッコ良くなる”ためのアイデアが浮かべば、すぐに形にされてきた。

イベントで魅せることをテーマとしている場合、細かにモディファイしていくことはとても重要。前に見た時と何かが変わっていると、ぐっと惹き付けられるものだ。進化を続けることは簡単ではないが、それを実行すると、都度、ギャラリーに驚きを持ってクルマを観てもらえるのである。



  • gallery picture #4

  • gallery picture #5

  • gallery picture #6


アルパインのハイエンドシリーズ、F♯1ステイタスのプロセッサーを豪華に2基搭載。パワーアンプはすべてロックフォード・フォズゲートのサウンドステーショングループ限定モデルで統一。サブウーファーもロックフォードだ。そして注目すべき大きなポイントが1つ。なんと、使用ユニットがすべてシルバー基調なのである。シルバーレザーとジャストマッチ。

次にはカスタムの方向性について解説していこう。どのようなアプローチで“魅せる”ことを磨き込んできたかというと…。

キーワードは“エレガント”。相当に手数がかけられているが、仕上がりはあくまでもシックに、そして質感高く。これを実現するあたりは、さすがはウインニング。よくよく見れば複雑な作りであることが分かるが、パッと見は至ってナチュラルな風合い。作りの大変さをゴリ押しする感じがほとんどない。クールに、そして凜とした佇まいを魅せている。

ポイントは、デザインと色合いだ。デザインにおいては、ゆったりとした曲線が多めに取り入れられていることがミソだ。空間を贅沢に使いながら、曲線カスタムで品よくフィニッシュ。そして色合い。ベージュとシルバーの2色をベースカラーとして採用し、明るく仕上げた。全体を上手く浮き上がらせながら上質感をフルブースト。シルバーレザーは特に質感アップに貢献している。LEDの光を間接照明的に映し込み、独特の高級感を小粋に演出。まさに“大人のカスタム”という完成度だ。



  • gallery picture #7

  • gallery picture #8

  • gallery picture #9


アクリルの化粧プレートにはロックフォードのマークを抜き加工。アンプ間にはモニターを仕込み、デザインに連続性を与えている。リアゲートにはセパレートスピーカーを2セットin! ゲートをオープンさせると音が出る、というメカニズムになっている。

そして、オーディオシステムがまた圧巻。それについては次週、じっくりと解説していく。次週も要チェック♪

《太田祥三》
page top