クルマはネオクラ音はハイレゾ 東京車楽新デモカー登場 | Push on! Mycar-life

クルマはネオクラ音はハイレゾ 東京車楽新デモカー登場

埼玉県川口市にある東京車楽から新デモカー完成の知らせが届いた。そのベースとなるクルマは24年前に新規登録された1.6L SOHC 5MT ホンダ シビックシャトル。代表である木村氏の趣味クルマとして購入し、2年の歳月をかけてコツコツと仕上げてきたそうだ。

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クルマはネオクラ音はハイレゾ 東京車楽新デモカー登場


埼玉県川口市にある東京車楽から新デモカー完成の知らせが届いた。そのベースとなるクルマは24年前に新規登録された1.6L SOHC 5MT ホンダ シビックシャトル。代表である木村氏の趣味クルマとして購入し、2年の歳月をかけてコツコツと仕上げてきたそうだ。


東京車楽新デモカー


ネオクラシックと言われる車体を綺麗にスマートに乗りこなすよう車体の劣化を感じさせないクォリティーで仕上げられている。磨き上げられた漆黒のボディ、アクセントとなるオレンジに塗装されたホイール、純生サンルーフ搭載の希少車にこだわり細かな部分にまで気を配って日常生活でも使用できるギリギリの車高でまとめられている。



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車室内はブラックとネイビーを使った配色で落ち着いた色合い。これだけ月日が経ったクルマだと樹脂部分の劣化が激しいものだが、しっかりと下処理をして違和感を全く感じさせない塗装で仕上げていて、そこに合わさるネイビーの生地がピタリとはまっている。レザーで張り替えられたレカロ LX、フロアやルーフもネイビーで張り替えられていて、形の古さは感じるけれど素材の古さは全く感じないハイクオリティーな造りで、利便性を高めるために100VコンセントとUSB電源が取れるように加工しているのはポイントが高い。



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東京車楽はカーオーディオプロショップ、やはりオーディオは欠かせないアイテムの一つ。クルマは古くてもオーディオは最先端システムを構築したいと考えてハイレゾ対応システムを搭載。スピーカーはビーウィズ アキュレートIIをトゥイーターはアルミカップ、ウーファーはドアにアウターでインストールしている。センタークラスターには香川県のピットハウスコスギが製作・販売を行っているiPadmini用フォルダーを埋め込みスッキリと収めている。このiPadminiはミュージックサーバー・ナビとして使うことをメインとして、オーディオテクニカのAT-DL5HDから光デジタルを介しプロセッサーへ入力する。スピーカーを駆動するパワーアンプは10万円台のアンプでユーザーに強く勧めているPHD ART-4085sを搭載。



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そしてこのシステムのキモとなるのがハイレゾ対応のプロセッサーであるヘリックスプロ。木村氏曰くこのプロセッサーのデジタル入力は非常にSNが高くRCA入力との差が非常に大きく感じるそうだ。AT-DL5HDから出力される光デジタル、ハイレゾ音源をダウンコンバートせずに再生するためのポータブルプレーヤーを同軸光デジタルでヘリックスプロに接続したいのだが、現状のヘリックスプロはデジタル接続は1系統だけでしか使用できない。これは後日別売されるオプション基板で使えるようになるのだが、電気関係に強い木村氏はどうにかデジタル2系統を切り替えて使用できないかと考え見事に実現。別売のヘリックスプロに使用するコントローラーはスマートさを出すために分解してシフトノブの下に加工しているのだが、デジタルの切り替え・ミュートはボタンプッシュで即作動し、ダイアルでボリューム調整が可能となっている。

自身も体験したが、ヘリックスプロのデジタル入力は非常に質が高い。ノイズっぽさは皆無でスッと無音からハッキリとした輪郭を持って立ち上がってくる。サブウーファー無しのシステムだが、ミッドバスの美味しい部分までを割り切って使う調整で最低音の不足は感じるが楽しくしっかりとした音楽を奏でてくれる。ソースを切り替えてハイレゾ音源を再生すると別次元の世界が見事に広がり、濃密で艶やかに生き生きとした音楽が再生され、音楽の持つ世界観を見事に表現している。東京車楽の作った新旧融合デモカーを是非とも体感してみて欲しい。

《藤澤純一》
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