カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #80: DAIHATSU・COPEN by Customize Factory NACKS(カスタマイズファクトリーナックス)後編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #80: DAIHATSU・COPEN by Customize Factory NACKS(カスタマイズファクトリーナックス)後編

グッドサウンドとグッドルッキンを両立させた名車をフィーチャーしているこのコーナー。今回は先週から引き続き、埼玉県の気鋭ショップ・ナックス製作のコペンをご紹介する。インテリアカスタムを細部までお見せするとともに、オーディオシステムの詳細を解説していく。要熟読!

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


グッドサウンドとグッドルッキンを両立させた名車をフィーチャーしているこのコーナー。今回は先週から引き続き、埼玉県の気鋭ショップ・ナックス製作のコペンをご紹介する。インテリアカスタムを細部までお見せするとともに、オーディオシステムの詳細を解説していく。要熟読!


オープンで走っても風に負けない
“芯”あるパワーハイファイサウンドを実現!


カスタムの詳細は写真で見ていただくとして、本文ではオーディオシステムについて詳しく解説していく。

まずはコンセプトから。

ところで先週の記事中で「15インチサブウーファーを搭載しようとしたことが、カスタムの出発点」と解説させていただいた。というわけで、サウンドコンセプトも当然、“迫力の重低音ありき”。

で、先週はさらに、「“大人の本気”が貫かれていることがカスタムにおける重要なポイント」だと解説させていただいたのだが、サウンドにおいてもそれは同じだ。

どのようなところが“大人の本気”なのかと言うと…。



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インテリアのメインカラーは、ややクリームがかったホワイト。そこに差し色としてピンクを要所に入れ、全体のイメージを上手く引き締めている。車検証上でも“1名乗車”の、ワンシーター・オーディオマシン!

このクルマはバリバリのショーカーなのだが、存在意義はそれに留まっていない。もう1つの重要な役割がある。それは“晴れた日のレジャービークル”というもの。つまり、オープンで走るためのクルマ、なのである。

もちろん屋根を閉めることは可能だが、オーナーはそれを潔しとしていない。つまり、“晴れ”た日にしか乗らない。“晴れ”を思いっきり満喫するためのクルマ、というわけなのだ。このコンセプト自体がそもそも“大人の本気”。

となると、サウンドもそれを前提としたシステムメイク & 音調整が必要となる。フルオープンで走ればクローズドの車内よりもロードノイズの影響を大きく受けるし、なにより音が車外へと流れ、すぐさま消失してしまうのだ。となると重要になるのが音の“芯”だ。音に“芯”が入っていないことには、リスナーの耳に、いや心に音楽が伝わらないのである。

その鍵となっているのはまず、大口径15インチサブウーファーを鳴らし切る強固なボックス製作並びに、ドアへの入念なるデッドニングだ。これは外せない基本要素。ナックスの持てるノウハウをすべて注いで、それを行っている。



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フロントスピーカーは、ロックフォード・フォズゲートのミドルグレードスピーカー、“T3”だ。ツイーターはダッシュ上に設置しリスナーに正対させた。音が正面から飛んで来る。ミッドウーファー周辺も造形が織りなす美しいラインが印象的。

その上で、パワーアンプのチョイスもキーとなっている。採用されているパワーアンプは計3台だが、まずはフロントスピーカーのロックフォード・ファズゲート・T3をマルチドライブするためのパワーアンプに、同ブランドのマルチchモデルの最高峰、T1000-4adを惜しみなく投入。そして15インチサブウーファーを鳴らすためのパワーアンプにも、同サイズの中で最大パワーのモノchモデルT1500-bdCPを採用している。可能な範囲の中で最強布陣を強いているのだ。

ちなみにもう1台のパワーアンプもロックフォードのT600-4。この4chアンプは、ジェットエンジンを思わせる左右の外向き用スピーカーを鳴らすためのもの。各2ch分をブリッジ接続して十分にパワーをかけて鳴らしている。



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ヘッドユニットはカロッツェリア・サイバーナビ。アンプは、サブウーファーボックスと一体化しているタワーの下にセット。LEDの光が間接照明的にアンプを照らす。キャビンの両サイドに設置された外向きスピーカーは、ロックフォードのマリンスピーカー。

また、システムレイアウトにも妙味がある。ヘッドユニットはカロッツェリア・サイバーナビ。これのフロント出力、リア出力をバイアンプ対応パッシブに接続し、クロスオーバーはパッシブで行いその上でツイーターとミッドウーファーに個別にタイムアライメントをかけるというシステムを採用している。これにより、サイバーナビの音質性能をマックスに引き出しているわけだ。

こうして、“晴れ”のドライブでゴキゲンなパワーハイファイサウンドを満喫できるオーディオシステムが完成♪

常識を破りながら、正統的に攻めるところはあくまでも正統的に。それらを上手くバランスさせているあたりも“大人”っぽさだ。大胆さと丁寧さを高度にシンクロさせている。これぞ本気の遊び車。なんとも清々しい1台なのである♪



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助手席側のダッシュには、左右対称のデザインにすべくメーターフードを作りその下に7インチモニターをセット。センタークラスターでは、エアコンスイッチ類と補助メーター類の対称が美しい。ガルウイング化されたドアの下部にはロックフォードのエンブレムを装着。最後は、オーナーの「改@ガルコペ」さん。

《太田祥三》
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