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カーオーディオ新時代の到来! HELIX Pro驚異の実力を知る #1

1990年に設立されたドイツの名門『AUDIOTEC FISCHER社』はBRAX/HELIXブランドで世界50カ国以上に製品を供給するカーオーディオ専門メーカー。

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カーオーディオ新時代の到来! HELIX Pro驚異の実力を知る

1990年に設立されたドイツの名門『AUDIOTEC FISCHER社』はBRAX/HELIXブランドで世界50カ国以上に製品を供給するカーオーディオ専門メーカー。

日本でも数多くのヒット商品が販売され、近年ではカーオーディオ界最強クラスと評価されたBRAX MX4やMX2があり世界中で高い評価を受けている。そして今回AUDIOTEC FISCHER社から世界で初めて公式にカーオーディオで『ハイレゾ音源再生可能』と謳うデジタルシグナルプロセッサーが発売された。その名はHELIX-DSP-PRO、今週・来週と2週に分けてその驚異的な実力をお伝えする。


HELIX Pro


HELIX ProHELIX Pro


このHELIX-DSP-PROが持つ最大の特徴はなんと言っても96kHz/24bitのハイレゾ音源が圧縮無しで再生可能な所。ここ1〜2年でハイレゾ音源は大きな話題となりその勢力を増やしつつある。CD音源と比べて圧倒的な情報量を持つハイレゾ音源については次週に回すが、その違いを明確に示すことが出来る唯一のプロセッサーなのだ。しかもハイレゾ再生だけにはとどまらず、再生周波数特性10〜44kHz、高周波歪率0.000568%、デジタル入力時のS/N比116dB、RCA出力電圧最大6Vというプロセッサーとしての基本スペックもかなり高性能な製品だ。入出力端子も非常に豊富で、同軸デジタルRCA/光デジタル角形Tos入力が共に1系統、RCA入力端子とハイレベル入力端子が8chずつ。出力側はRCA10chとなっている。現状カーオーディオではハイレゾ再生可能なソースユニットが無いので、同軸デジタルor光デジタル出力が可能なポータブルプレーヤーを使用してハイレゾ再生、純正オーディオからハイレベル入力を使うなどシステム発展性も非常に豊富でハイレベルなシステム構築を可能とするユニットだ。


HELIX Pro



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そしてその調整機能にも注目が集まる。プロセッサーとして基本的な機能であるタイムアライメント・イコライザー・ハイパス/ローパスフィルターを備えていて、その調整値が信号・EQが0.25dBステップで、タイムアライメントは3.6mmステップ、スロープは最大-42dB/oct.、サブウーファーの位相調整も11.25°ステップとハイエンド機と呼べるスペックとなっている。


HELIX Pro


その機能とハイレゾ再生を可能としているのがプロセッサーの心臓部であるDSPでアナログ・デバイセズ社のクロックスピード295MHz/64bitの搭載、AKM製のA/Dコンバーター、アナログ・デバイセズ社のD/Aコンバーターを贅沢に採用していることであろう。調整は専用ソフトを用いてパソコンで行うのだが、非常に洗練され操作性に優れた内容に好感が持てる作り。メイン画面では各chごとにグラフィック表示が色分けされて見やすく、タイムアライメント調整画面では10ch分を1画面で表示。そして調整変更に対してリニアに反応する。精細な調整が可能なので調整を行う人のスキルで大きく活かされる製品となっている。

これだけ高機能なプロセッサー、実際の実力は? そもそもハイレゾとは何? その部分は次週に詳しく解説する。

《藤澤純一》

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