カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #77: DAIHATSU・TanTo CUSTOM(オーナー・和田 咲子さん)by Garage A 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #77: DAIHATSU・TanTo CUSTOM(オーナー・和田 咲子さん)by Garage A 前編

好評連載継続中の当コーナー。今週と来週の2週にわたっては、群馬県の実力ショップ、Garage Aが製作したタントカスタムをご紹介していく。見どころ満載、解説しどころ山盛りの、超大物・サウンドマシンだ。驚愕のカスタムワークを、たっぷりとご堪能あれ!

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


好評連載継続中の当コーナー。今週と来週の2週にわたっては、群馬県の実力ショップ、Garage Aが製作したタントカスタムをご紹介していく。見どころ満載、解説しどころ山盛りの、超大物・サウンドマシンだ。驚愕のカスタムワークを、たっぷりとご堪能あれ!


オーナーの情熱とショップのプライドがシンクロ!
すべてが盛り込まれたドリームマシン!

今週はコンセプトと、リアセクションのカスタムをフィーチャーしていく。早速解説に入ろう。

まずはコンセプトから。それはズバリ、「カーオーディオの楽しさのすべてを盛り込む」ことだ。Hi-Fi、カスタム、外向き、最新デジタルデバイス対応、映像etc.。最高のクルマにしたいというオーナーの情熱と、持てるノウハウ & センスのすべてを注ぎ込みたいというインストーラーの誇りがシンクロし、“できることは全部やる”という方向性が定められ、プロジェクトがスタート!

カスタムワークにおいてもそれは同じで、ファイバーワーク、LED & アクリルワーク、ペイントフィニッシュ、生地フィニッシュ、そして電動ギミックまで、あらゆる要素が盛り込まれている。唯一盛り込まれていない要素といえば“物量作戦”くらい。とにもかくにも、“熱い”1台なのである。



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グラウンドゼロのハイグレードアンプが、電動アクチュエータで“3D”に可動するリアセクション。アンプが載っているアクリルボードの桜柄は、サンドブラストによって描かれている。内側に仕込んだLEDの光りで花びらが浮かび上がる。

さて、カスタムの詳細を見ていこう。

キーとなるモチーフは、“桜”。オーナーが、桜が“咲く”頃に生まれていることにちなんでいる。タイトル部分で紹介している外装写真を良く見てほしい。ホイールも“桜”だ。

テーマカラーも決められている。テーマカラーは“ブラック & パープル”。こうしてモチーフとテーマカラーを決め、それらを活かす形で各所のデザインが考えられていった。このような手順を踏むのはガレージA流だ。そうしないと完成形に芯が入らないのである。

で、真っ先に手をつけられたのは、天井からフロアに至るまでの“フル防振作業”。すべてを盛り込もうとするのに、“フル防振”はマストだったのだ。

その上で、フロントセクションでは魅せることに加えHI-Fiへの取り組みを重点的に施し、リアセクションでは徹底的にギャラリーアピールを追求!(フロントセクションの作りの詳細は次週!)



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外向き用のミッドウーファー & ブレッドツイーターも、グラウンドゼロで統一。内・外兼用のサブウーファーもグラウンドゼロ。外向きシステムの音は、“フルレンジ & フルパワー”というガレージAの哲学が具現化されている。低域から高域までフラットなバランスでクリアに鳴らし切る。

さて、ガレージAの場合、ギャラリーアピールと言えば“外向きサウンドシステム”だ。まずは音ありき。そしてそこには哲学がある。“フルレンジ & フルパワー”。これがガレージAの外向きの美学なのだ。外向きに適したユニットをチョイスすることから始まり、それをしっかり鳴らすことに全力でトライし、これを実現。

例えばサブウーファーボックス。これは室内で聴く時のHi-Fiアプローチにおいても重要な部分だが、中に樹脂を流し込むなどして、マックスの強度を確保。さらには、ミッドウーファーユニットにも屈強なシールドボックスをあてがっている。これらにより、持てるサウンド再生能力を100%引き出すことに成功。

そしてさらに電動ワザも投入! 電動アクチュエーターにより、パワーアンプを上下に動かしている。この部分にはポイントが2つある。1つは、動きが“3D”であること。そしてもう1つは“動きに意味がある”こと。

“3D”な動きとは…。それは、単なる直線移動だけではなく、タテ方向、前後両方それぞれの動きを融合させたことを指している。アンプが上がっていくに連れて、角度が立っていくのだ。つまり、アンプは上下と前後、両方の動きをしながらせり上がっていくのである。

もう1つのポイント、“動きに意味がある”とは何か。それは、動いたことにより何かが可能になることを指す。アンプが動くことで、iPadが出現し、システムの操作が可能になる。そして、時には姿を隠し、時には出現して、存在を際立たせることもできた。ちなみに、動きにはもう1つの意味もある。それは写真とともに確認してほしい♪



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プロセッサーにはロックフォードの3SIXTY.3が使われている。その上の位置にiPadがセットされ、その下のフロアにはサブバッテリーが収められている。使われているパワーアンプは、裏面がスケルトン仕様になっているモデルなので、可動することで室内側からアンプの裏側を見ることが可能となる。これも、電動ギミックを注入した目的の1つ。

小さなボディにあらゆる要素を盛り込み、それぞれがハイクオリティに仕上げられているこのタントカスタム。カスタム・サウンドマシンを作るなら、いつかはこんな1台を…、そう思わせるドリームマシンなのだ。

さて次週は、オーディオシステムとフロントカスタムの全容をお届けする。お見逃しなく♪

《太田祥三》
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