カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #74: TOYOTA・bB(オーナー・野澤明未さん)by lc sound factory 後編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #74: TOYOTA・bB(オーナー・野澤明未さん)by lc sound factory 後編

ルックスとサウンドの両面で強烈な個性を発揮する“カスタム・オーディオマシン”にスポットをあてている当コーナー。今週も、先週に引き続き栃木の実力ショップ・lcサウンドファクトリーが製作したこちらのbBをご紹介していく。今回は、オーディオシステムとフロントカスタムをクローズアップ! ご堪能あれ♪

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


ルックスとサウンドの両面で強烈な個性を発揮する“カスタム・オーディオマシン”にスポットをあてている当コーナー。今週も、先週に引き続き栃木の実力ショップ・lcサウンドファクトリーが製作したこちらのbBをご紹介していく。今回は、オーディオシステムとフロントカスタムをクローズアップ! ご堪能あれ♪


“体の芯で感じられる低音”を得るために
できることすべてをやり切った!!

早速、オーディオシステムについて解説していこう。

サウンドコンセプトはズバリ、“低音”。先週の記事でもお伝えしたとおり、“低音”の刺激に魅了されたことがすべての出発点。それに向かってただ真っ直ぐに突き進み、このクルマはこの形に行き着いているのだ。システムレイアウトにおいても、インストールスタイルにおいても、豪快に“低音”を鳴らし切ることが最優先されている。その徹底ぶりたるやすさまじい。感動すら覚えるレベルなのである。



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コクピットは、その後ろの“ウォール・オブ・ベース”と比べるとシンプルな仕上げ。しかしごついステアリングカバーやバイザーモニターなど、クルマ好きの匂いがプンプンだ。

まずは、システムレイアウトから解説していこう。ヘッドユニットはサイバーナビ。それにロックフォード・フォズゲートのシグナルプロセッサー、3SIXTYを組み合わせている。

最初のこだわりポイントはパワーアンプだ。サブウーファー用に、ロックフォードのパワーシリーズの中でも最大パワーを誇る上級モデル、T2500-1bdCPを2台採用。サブウーファーをパワフルに鳴らすためのパワーアンプ選びとして、妥協はゼロだ。

さらに、ロックフォードのラインドライバー・RF-BLDまでも搭載している。これで、パワーアンプに送り込む前のサブウーファー信号を増幅しているのである。

そして、同じくロックフォードのキャパシターまで搭載し、電源強化にも抜かりなし♪



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フロントスピーカーに採用したのは、ロックフォード・フォズゲートのT1。ミッドウーファーは、ドア内部の鉄板から強固にインナーバッフルを立ち上げて、ガッチリとアウター化して取り付けてある。ツイーターは、グレーのスエードでシンプルにフィニッシュしたAピラーにセット。また、ドアにもゴールドのハンドバッグ用の生地が使われている。その周囲にはLEDを仕込み、妖しさ満点にフィニッシュ。

ここまで徹底した上で、パワーシリーズの15インチサブウーファーを4発使用して、それを“ウォール・オブ・ベース”で鳴らしている、というわけだ。

さてその“ウォール・オブ・ベース”。これがなぜ“低音”をガツっと鳴らすのに適しているのかを解説していこう。ポイントは2つ。1つ目は、リスナーのすぐそばに置けること。そして2つ目は、サブウーファーの前側もタイトなボックスになること。これはSPL競技において、もっとも音圧が稼げるスタイルとされているものだ。サブウーファーに対する空気の量を勘案することで、音圧を生みだそうとする方法論だ。つまり、“圧”を最重視しているのである。

サブウーファーボックス側も、完全なるストロングスタイル。28mm厚+11mm圧のボードを重ねて製作されている。内側にも仕切り板を多投し、強度を出すことを徹底。サブウーファーをしっかりと踏ん張らせて、ロスなく仕事をさせようとしているのだ。

このように、“低音”のためにできることをすべてやり切り、このbBは完成されているというわけなのだ。



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ヘッドユニットはカロッツェリアのサイバーナビ。それにロックフォードの3SIXTYを組み合わせて信号を制御。ラインドライバーはステアリングの下側あたりに装着してある。そして最後はオーナーの野澤さん。こんなキュートな女性がオーナーとは!

さて、それに組み合わせるフロント2ウェイは…。使用スピーカーはロックフォードの上級ライン、パワーシリーズのT1。それを鳴らすパワーアンプも前型ながら同じくパワーシリーズのT800.4。ミッドウーファーを強固なバッフルで支え、ツイーターの角度も吟味し、十二分に手を掛けた。

しかし、“低音”に対して行っていることに比べると、普通に見えてしまうのは致し方ないところ。それもこれも、“低音”に注いでいる情熱が熱すぎるがゆえ、なのだ。

いかがだっただろうか。熱い気持ちをとことんぶつけて作り上げたこのbB。大切なのは“熱さ”だということを再認識させてくれる、渾身の1台なのだ。

《太田祥三》
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