スーパーハイエンド・ユニット搭載車を聴く! RS Audio・Master3×HONDA・ODYSSEY | Push on! Mycar-life

スーパーハイエンド・ユニット搭載車を聴く! RS Audio・Master3×HONDA・ODYSSEY

製作ショップ/lc sound factory(栃木県) オーナー/加藤史孔さん

カーオーディオ 特集記事
スーパーハイエンド・ユニット搭載車を聴く! RS Audio・Master3×HONDA・ODYSSEY



製作ショップ/lc sound factory(栃木県)
オーナー/加藤史孔さん

音も価格も“スーパー”なハイエンド・ユニットがある。イース・コーポレーションがディストリビュートしている、“RS Audio”、“Micro-Precision”、“ZR Speaker Lab”、“AUDIO WAVE”、以上の4ブランドがその中心だ。マイカーライフではこれまでに、各ブランドのプロフィールとともに製品インプレッションなどをお届けしてきたが、今回ここでは、搭載車の試聴レポートをお伝えする。どのような思いで“スーパーハイエンドユニット”が選ばれたのか、そしてどんなシステムに組み込まれ、どんなサウンドを奏でていたのかを、詳細にリポートする。


RS Audio



今回取材したオデッセイに搭載されていた“スーパーハイエンド”ユニットは、ドイツのスピーカー専門ブランド『RS Audio』の製品だ。“クルマに取り付けることを十二分に考慮して開発”し、“クセのない音”を奏でることに徹底的にこだわっているブランドである。

日本でリリースされている同ブランドの製品は2つ。3ウェイコンポーネント(パッシブクロスオーバーネットワーク無し・税抜き価格/94万円)の『Master3』と、2ウェイコンポーネント(税抜き価格/65万円)の『Master2』。

そして、オデッセイが装着しているのは、3ウェイコンポーネントの『Master3』。




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まずは、この名機が組み込まれているシステムからご紹介しよう

メインユニットは、カロッツェリアX・RS-D7XIII、プロセッサーも同・RS-P99X。パワーアンプはグラウンドゼロ・GZPA Reference 4 Black×2台。サブウーファーはロックフォード・T1(10インチモデル)、という構成だ。ケーブルは、メインユニット-プロセッサー間のみ、オーディオテクニカのレグザットを使い、その他にはすべて、ロシアのハイグレードケーブルブランド、チェルノフケーブルのクラシックが採用されている。




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次に、『Master3』が選ばれるに至った経緯をご紹介しよう。

そもそもオーナーの加藤さんが本格的にカーオーディオに取り組むようになったのは、約5年前。カロッツェリアのAVヘッドを核とし、以下をフル・ロックフォードで固めた5.1chシアターシステムを組んだ。これがlcサウンドファクトリーで組んだ最初のカーオーディオだ。そして、シアターカーのサウンドコンペにも積極的に参加するようになる。

その後、スピーカーを“J3”にバージョンアップ。これが加藤さんの最初のシステムアップだ。ここからはシアターよりも2chのステレオ再生をメインに楽しむようになったという。

その加藤さんが『RS Audio・Master3』と出会ったのは、同店で開催された“スーパーハイエンド”試聴会。加藤さんはRS Audioが奏でるピュアサウンドに一発でノックアウト…。試聴したのは2ウェイの『Master2』だったのだが、徹底的にこのブランドと向き合いたいと考えて、『Master3』の搭載を決意した。

さらに、加藤さんの中の“サウンドコンペティター”としての血が騒ぐ…。『RS Audio』といえば、欧州やアジアで盛んなカーオーディオコンペ“EMMA”で輝かしい戦績をあげているブランドだ。これを付けるならば、“EMMA”に挑戦してみるのも面白いのではないか…、と。

こうしてこのオデッセイは、『RS Audio』を搭載することとなり、さらに“EMMAカー”として生まれ変わることに相成ったのだ。



RS Audio・Master3×HONDA・ODYSSEYRS Audio・Master3×HONDA・ODYSSEY



ちなみに、“EMMA”では、音質性能、カッコ良さ、そして、安全性やメンテナンス性といったインストールの詳細までが事細かにジャッジされる。それらにきめ細かく対応すべく、このオデッセイのオーディオの取り付けには、相当な時間と手間が費やされている。表から見える完成度はもちろん、内部にもすさまじいまでの手数がかけられ、完全なる“EMMAカー”に仕上げられた。

カッコ良さに関しても十二分に考えられ、そして丹精込めて作り込みがされている。掲げるコンセプトは、“大人カスタム”。高級感を演出しながらも渋く抑制を効かせ、シンプルに仕上げることが目指されている。ラゲッジは、濃さの異なる2種類のブラウン・スエードを使い分け、シンプルではあるものの単調にならないようにデザインされた。室内も、ブラウンのスエード、ペイント、そしてベージュのレザーをそれぞれ効果的に配して、シックにまとめ上げられている。

クライマックスはサブウーファーボックスだ。調整は難しいものの、成功すると抜群に音をまとめあげることが可能となる、フロント設置を敢行。センターコンソールにサブウーファーボックスをセットしたのだ。サブウーファー自体は、前方下側に、振動板を床に向けてセッティングしてある。


RS Audio・Master3×HONDA・ODYSSEY



さて、問題はその音…。

最初の出音ですぐに、このシステムの素性が通常のものではないことを感じ取れた。どこまでもリアルで、どこまでもクリアだ。楽器1つ1つの音の輪郭がくっきりとしていて、それぞれが完全に分離している。S/Nの高さも最上レベルだ。情報量が豊富なので、音がとにかく繊細、そして充実感がたっぷりだ。

しかしながら、余分な誇張は一切ない。あくまでもともとの音をそのまま表現しているに過ぎない。これはまさに『RS Audio』の個性だろう。つまり、『RS Audio』のポテンシャルが十分に引き出されている、というわけなのだ。

まさしく“至高”のサウンドを奏でていたこのオデッセイ。オーナーとショップの情熱が凝縮された、文字通りの“珠玉”の1台だ。

今後の“EMMA”戦線でに活躍にも、大注目である。

《太田祥三》
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