話題のモデルの実力の神髄に迫る!カロッツェリアX・RS-A09X インストーラー・インプレッション! #5: サウンドステーション ジパング | Push on! Mycar-life

話題のモデルの実力の神髄に迫る!カロッツェリアX・RS-A09X インストーラー・インプレッション! #5: サウンドステーション ジパング

カロッツェリアX誕生20周年を記念する話題のアンプ、RS-A09Xについて、全国の有名プロショップにインタビューを敢行している当シリーズ。今週は、鳥取の実力店、ジパングの道祖尾(さいのお)さんにご登場願った。道祖尾さんのRS-A09Xの評価やいかに…。

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話題のモデルの実力の神髄に迫る!カロッツェリアX・RS-A09X インストーラー・インプレッション!

カロッツェリアX誕生20周年を記念する話題のアンプ、RS-A09Xについて、全国の有名プロショップにインタビューを敢行している当シリーズ。今週は、鳥取の実力店、ジパングの道祖尾(さいのお)さんにご登場願った。道祖尾さんのRS-A09Xの評価やいかに…。

まずは、RS-A09Xのベースモデル、RS-A99Xについてお聞きした。道祖尾さんはパイオニアカーサウンドコンテストに出場させたデモカーでもRS-A99Xを搭載するほど、その実力を買っている1人だ。

「コストパフォーマンスの高いアンプですよね。あの性能で21万円は安いです。キャラがないのがキャラだと感じています。どのスピーカーを鳴らしても、アンプの個性が出ない、色づけをしないアンプですね。使いやすいと思います」

では、RS-A09Xについてはどうなのだろうか。


話題のモデルの実力の神髄に迫る!::カロッツェリアX・RS-A09X インストーラー・インプレッション! #5: サウンドステーション ジパング

「デモカーのアンプを入れ換えたんです。それで初めてRS-A09Xの音を聴きました。評判も聞いていましたし、価格も1chあたり3倍になっていますし、期待に胸を膨らませて交換しました。しかし、期待が大きすぎたからでしょうか、まあこんなもんかな、というくらいの印象だったんですよね。大きな感動は得られなかったというのが正直なところです。

ところが、通電時間が150時間を超えたくらいから、音が劇的に変化したんですよ。特に空間表現が向上しました。音が立体的に浮かび上がってくるようになりましたね。あと、交換したばかりの頃は、立ち上がりは早いけれど、消えていくときの余韻が雑だな感じたんですよね。しかし、通電が進んでからは、余韻が正確になりました。価格に見合う性能アップを果たしていますね」

その他、使い方や使い勝手についてもお聞きしてみた。

「A99XとA09Xを併用するパターンが増えてくると思うのですが、使うんだったら、すべてのスピーカーをA09Xで鳴らすべきだと感じています。音圧やトーンバランスを揃えても、音のスピード、足並みがそろわないんですよ。併用するならむしろ、すべてA99Xのままのほうが上手く決まると思います。予算とインストールスペースが許せば、すべてをA09Xで鳴らしたい。でもそうなると、本当に大きな買い物になってしまいますよね。罪なアンプです(笑)。

逆に、1台だけ導入して、パッシブクロスオーバーネットワークを使って鳴らすのもありですよね。ダイヤトーン・サウンドナビのユーザーなら、このシステムでもタイムアライメントがかけられますから、それも面白いと思いますよ」

さて、最後に、どのようなスピーカーが合いそうかお聞きした。

「制動力が高いですから、Qが高い、駆動させにくいタイプのスピーカーを、上手に鳴らし切ってくれると思います。色づけがないという特長もA99Xから受け継いでいますし、いろいろなスピーカーに合うでしょうね。多くの方々におすすめしていきたいアンプですね。

最後に注意点を1つ。ある程度通電したら、その変化を感じ取りながらチューニングを行って下さい。その変化に聴き手側が追従、対応できてはじめてこのアンプを楽しみ尽くせる、そう思います」

どんなスピーカーとも合う、というところが道祖尾さんのお話のポイントだ。今のシステムからこのアンプに入れ換えたら、自分の使っているスピーカーの新たな1面を引き出せるかもしれない。上級システムを組んでいるユーザーは、ステップアップのターゲットとしてRS-A09Xに狙いを定めてみてはいかだだろうか。

《太田祥三》

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