リピーター続出!「KTC nepros museum360°訪問レポート」~京都機械工具~ | Push on! Mycar-life

リピーター続出!「KTC nepros museum360°訪問レポート」~京都機械工具~

工具のルーツはここにある。「KTC nepros museum360°訪問レポート」~京都機械工具~

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リピーター続出!「KTC nepros museum360°訪問レポート」~京都機械工具~
  • リピーター続出!「KTC nepros museum360°訪問レポート」~京都機械工具~
  • 壁一面に工具が並び、圧巻の風景
  • 実際に使われていた1000トンクラスの鍛造機械は迫力満点
  • スパナが完成するまでの過程を知る事が出来る
  • まさに京都、不思議空間を演出するネプロスミュージアム
  • 入り口のノブはこだわりのラチェット製
  • レースという過酷な状況で使用されるのは信頼の証
  • レースという過酷な状況で使用されるのは信頼の証

工具のルーツはここにある。「KTC nepros museum360°訪問レポート」~京都機械工具~

KTCが製造する高品質な工具を一同に紹介する工具ミュージアム「KTCものづくり技術館」。さらに同館内に工具好きに向けた体感型ミュージアムとして生まれた「ネプロスミュージアム360°」に訪れたのでその様子と館内の見どころをリポートしてみよう。

国内唯一となる工具ミュージアム
「KTCものづくり技術館」に訪れた

高品質な工具をリリースするKTCはクルマ好きはもちろん、幅広いユーザーに知られるハンドツールのメジャーブランドだ。1950年に創業されて長い歴史を持ち、ネプロスをはじめとしたハイクオリティな製品をラインアップする信頼の工具メーカーであることは読者の皆さんもご存じの通りだろう。そんなKTCは本社敷地内に国内唯一となる工具ミュージアム「KTCものづくり技術館」を設置している。3000アイテムにも及ぶ膨大な数の同社工具類を一同に展示する様子はまさに圧巻。ベーシックなKTCのラインアップから高級ブランド・ネプロス、さらにはイオンプレーティングを施したネプロス「鉄紺」などの展示も含めて、見て楽しい展示が目白押し。また、同社が製造する工具の最先端の姿を見て体感することができるのも大きな魅力となっている。さらに工具を製造する大型工作機械の展示も見どころ。1000トンクラスの鍛造機械の実物は、吹き抜けの展示スペースに設置され見上げるほどの高さがあり圧倒的な存在感を放つ。スパナの製造過程(鍛造→型抜き)の様子が確認できるのも見どころ。このように興味深い展示が用意されている「KTCものづくり技術館」は工具好きならずとも一度は訪れたいミュージアムだ。

ネプロスを体感できる新ミュージアム
「ネプロスミュージアム360°」に潜入取材

そんな「KTCものづくり技術館」に今年8月、新たに設置されたのが「ネプロスミュージアム360°」だ。事前予約制ながら説明員が順次コーナーを案内してくれる充実の内容で、工具好きにはたまらない展示&体感コーナーが用意されている注目のミュージアムだ。

そのネーミングの通り同社の高級ツールブランドであるネプロスの魅力を全方位から紹介する展示内容が大注目。従来のミュージアムの様にただ眺めるだけではなく、実際に手で触れて製品のクオリティを体感することができる、ライブ感覚を大切にした展示構成になっているのが特徴だ。コンセプトはズバリ「ネプロスを全身で感じる(感性)ライブ空間」だ。「ネプロスミュージアム360°」は“異空間”を感じさせる演出も凝りに凝っている。まずはミュージアムの入り口のドアノブにはラチェットハンドルが用いられているというこだわりぶり。そしてミュージアムに一歩足を踏み入れると漆黒の空間の中にわずかな明かりが灯り、両サイドには白川砂があしらわれる特別な空間が現れる。ドアの外とは遮断されたまさにネプロスの世界観に迷い込んだ錯覚を覚えるほどだ。その演出はKTC=京都というアイデンティティも強烈に感じさせるものでもある。ミュージアムは6つのゾーンに別れ、ルートに沿って順に体験するスタイルが取られている。エリア1は「こんなところにネプロス」。WRCに参戦するTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamに採用されるKTCの工具が展示され触れることもできる。ビデオやスライドショーでラリーの模様を紹介されていてプロのレーシングメカニックによる整備の模様も擬似的に体感できる。「これと同じ工具が欲しい」「こんな工具を使ってみたい」という思いがますます強くなる展示となっている。エリア2は「ネプロス解体新書」。時代と共に進化してきたKTCの工具について紹介するコーナーであり、公差の少ないネプロス独自の規格についての紹介や冷間鍛造による製造のメリットなど、工具好きにはたまらない超マニアックな紹介が満載。さらにネプロスのラチェットハンドルの太さの意味(太すぎず細すぎず)を実際に手にして体感できるコーナーなど、ネプロスの設計思想に触れられる貴重なコーナーでもある。

「ネプロスに触れる」コーナーで
ネプロスの高品質を実際に触れて体感

次のコーナーであるエリア3は「ネプロスシアター」。ここではネプロスの製造工程を大画面で紹介。普段は目にすることのない工具の製造についてリアルな現場を見ることができる貴重の体験となる。さらにエリア4は「ネプロスに触れる」。数々のネプロスの魅力を実際に操作して触れることで体感できるコーナーを用意する。例えばラチェットハンドルのギア数が90枚のネプロスと36枚の従来モデルとの違いを体感できるコーナーでは、ギア数が多いことによって振り幅が小さくなるネプロスは、狭いスペースでもラチェットの締め/緩めができることをリアルに感じることができる。またユニバーサルジョイントが同軸であることを体感する展示にも注目。同軸設計されていることによって回転軸がズレないため操作感は驚くほどスムーズ、これもT形レンチを使ってボルトの締め/緩めで体感することも可能なので、入館したらぜひとも体感したいコーナーのひとつだ。エリア5は「ネプロスに包まれて」。見学者を取り囲むように設置された6面のウォールにはネプロスの工具がズラリと並ぶ。その数900超と、ネプロスブランドの商品のほぼすべてが並んでいる計算。機能性に優れた工具がデザイン面に置いても美しいことも体感できる展示スタイルなのにも注目したい。そして最後のエリア6は「ネプロスライフ」。ガレージでの工具の収納や自分部屋のインテリアアイテムに工具を取り入れた様子などを紹介。トリックアートを使ったパネルも用意されSNS投稿にも使える撮影スポットとしても活用できる。またオリジナルのラチェット製作なども用意されるのにも注目。「ネプロスミュージアム360°」は事前予約制で入館料が500円となっているが、入館時にはシアルの刻まれたネプロスのタグが、さらにツアーの最後には驚きのプレゼントも用意されているので確実に入館料以上にお得な見学になること間違いなしだ。工具好きには隅々まで楽しめる「ネプロスミュージアム360°」、8月のオープン以来すでにリピーターもいるほどの盛況ぶりとのこと、仲間や家族と計画を立てて見学ツアーに出かけてみよう。
◆ネプロスミュージアムについてはこちら◆

《土田康弘》

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