ひとり親家庭2割以上、食料・衣類「買えない」貧困経験あり | Push on! Mycar-life

ひとり親家庭2割以上、食料・衣類「買えない」貧困経験あり

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就労状況
  • 就労状況
  • 貧困の経験
  • 未払い・滞納体験
  • 病院・診療所を受診できなかった経験・理由
  • 自分・子どものための支出の評価
  • 食事の状況
  • 学校の授業がよくわかっているか
  • 「理想的な進路」と「現実的な進路」
 ひとり親世帯の2割以上が、必要な食料や衣類を買えない経験を1年以内にしていることが、厚生労働省が実施した「ひとり親家庭の生活状況に関する調査」の結果から明らかになった。多忙や経済的理由から、病院を受診できない経験では4割近くに達した。

 「ひとり親家庭の生活状況に関する調査」の結果は、12月9日に内閣府が開催した「第2回子供の貧困対策に関する有識者会議」において公開された。

 調査は、厚生労働省が民間に委託して平成28年2月8日~3月11日に実施。児童扶養手当を受給するひとり親と同居する子ども(10~18歳)を対象とし、ひとり親1,346人、子ども839人から回答を得た。

 ひとり親のうち、就労しているのは90.3%、無職8.9%。就労形態は、「パート・アルバイト」39.3%、「正社員・正規職員」34.7%、「嘱託・契約職員」12.6%、「自営業(手伝い)」4.6%、「派遣職員」3.9%など。

 ひとり親世帯の貧困経験として、「過去1年に家族が必要とする食料を買えなかった経験」は21.1%が「あった」と回答。このうち、7.7%が「よくあった」とした。「過去1年に家族が必要とする衣類を買えなかった経験」では26.7%が「あった」と答えた。電気料金やガス料金、電話代、家賃の未払い・滞納経験についても、10.0~13.9%が「あった」とした。

 「病院・診療所を受診できなかった経験」は、36.8%が「ある」と回答。受診できなった理由では、「時間がなかった」が69.3%と圧倒的に多かったが、「公的医療保険に加入しているが、支払いが困難」(28.9%)や「公的医療保険に加入しておらず、支払いが困難」(1.4%)という回答もあった。

 子どものための支出について、「十分支出できている」「ある程度支出できている」と回答した割合は、「食費」76.3%、「医療費」69.1%、「被服費」55.8%、「娯楽費・交際費」44.8%、「学校外教育費」44.1%であった。

 一方、子ども調査によると、「朝ごはん、晩ごはんをほぼ毎日食べる割合」は、朝ごはん77.1%、晩ごはん91.1%。「毎日1人で食べる」「ときどき1人で食べる」という孤食は、朝ごはん41.9%、晩ごはん26.9%を占めた。

 「学校の授業がよくわかっている」という子どもの割合は、74.0%。「まああてはまる」51.1%に対し、「あてはまる」は22.9%と、低さが目立った。内閣府による「平成25年度小学生・中学生の意識に関する調査」の全子育て世帯の回答92.3%と比較すると、2割近く少ない結果でもあった。

 現在学校に通っている子どもに対し、進学希望として「理想的な進路」をたずねた結果は、「大学まで」40.5%、「専門学校まで」16.5%、「高校まで」20.5%など。「現実的な進路」となると、「大学まで」(31.1%)や「専門学校まで」(14.5%)が減り、「高校まで」が29.9%に上昇している。
《奥山直美》

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