少額から支援OK、大学教員も挑戦するクラウドファンディング | Push on! Mycar-life

少額から支援OK、大学教員も挑戦するクラウドファンディング

 徳島大学の教員2名が、クラウドファンディングサイト「Otsucle」にて、抗がん剤副作用の予防薬に関する研究と備蓄パンに関する実証実験プログラムに対する支援を募集。いずれの挑戦も目標金額を達成しているが、12月25日まで継続する。

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大学支援機構によるクラウドファンディングサイト「Otsucle」
  • 大学支援機構によるクラウドファンディングサイト「Otsucle」
  • 学術系クラウドファンディングサイト「academist」
  • 筑波大学卒業生が運営する「筑波フューチャーファンディング」
 徳島大学の教員2名が、クラウドファンディングサイト「Otsucle(おつくる)」にて、抗がん剤副作用の予防薬に関する研究と備蓄パンに関する実証実験プログラムに対する支援を募集している。いずれの挑戦も目標金額を達成しているが、12月25日まで継続する。

◆大学発クラウドファンディングサイト

 「Otsucle」は徳島大学が設立した大学支援機構によるクラウドファンディングサイト。大学を中心に、未来をつくる研究・教育・社会貢献などの分野で資金調達を応援している。現在、募集を行っているのは、徳島大学大学院の医歯薬学研究部によるプロジェクトと、徳島大学教養教育院によるプロジェクトの2つ。

 徳島大学大学院の医歯薬学研究部によるプロジェクトでは、医療ビッグデータを解析し、既存の医薬品から抗がん剤の副作用を抑える予防薬を開発するというドラッグリポジショニング研究を行っている。ビッグデータ解析の結果、予防薬の候補が数種類みつかったものの、解析だけでは不十分で基礎実験も必要だという。

 支援を募集しているのは、高価な試薬を必要とする基礎研究の資金と、ビッグデータ解析のために新たな解析ソフトウェアを購入するため。目標金額の50万円は達成したが、12月25日午後5時まで引き続き支援を募集中。

◆支援は2,000円から 

 徳島大学教養教育院よるプロジェクトは、「防災教育・災害支援」「国際教育・国際支援」「農業教育・職業教育」の3つがセットになった教育教材を開発し、この教材を通して子どもたちが、将来の「徳島」と「世界10億人」の課題を解決するきっかけをつかむことを目的としている。

 具体的には、3年間備蓄可能な米ぬか配合缶入りパンを開発し、備蓄食料兼教育教材として各学校へ販売し、購入2年後にNGOを介して世界の飢餓地域に備蓄パンを送ることで食料支援を行う。配合される米ぬかは、徳島県にある海陽町の特別栽培米によるもの。食料の備蓄をきっかけにした「防災教育・災害支援」、食料支援による「国際教育・国際支援」、地域のつながりを生かした「農業教育・職業教育」の3つを担うという仕組み。

 支援を募集しているのは、米ぬか配合缶入りパンの賞味期限を保証するための「過酷試験」の費用と、考えた仕組みが教材として効果があるのかを検証するための「実証実験」に関する費用。目標金額の60万円は達成したが、12月25日午後5時まで引き続き支援を募集中。2,000円から支援できる。

◆学術系チャレンジや先生の挑戦を支援、さまざまなクラウドファンディング

 「Otsucle」以外にもクラウドファンディングを行っているWebサイトがある。学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」では、東京大学大学院大気海洋研究所の博士課程の学生による「三陸沿岸域のウミガメのモニタリング調査」や、国立極地研究所国際北極研究センター研究員による「東京スカイツリー上空に浮遊する微生物の生態調査」などの支援を募集。

 筑波大学卒業生が運営する「筑波フューチャーファンディング」は、筑波大学の学生・教員・卒業生の夢や企画を実現することに特化したサイト。2015年9月に発足し、現在も筑波大学OGのスポーツ選手を応援するプロジェクトや筑波大学内のクリスマスイベントに関する企画の支援を受け付けている。
《黄金崎綾乃》

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