パナソニックや学研グループなど18団体によるFujisawaSST協議会は、1つの拠点で子育て支援や多世代交流を実現する多機能複合型拠点「Wellness SQUARE(ウェルネススクエア)」を9月1日より開業する。所在地は神奈川県藤沢市辻堂元町。
ウェルネススクエアは、北館と南館の2棟から構成される。今回竣工した南館には、学習塾や学童保育施設、認可保育所、高齢者向け施設などが入居し、多世代交流を促す交流ホールやカフェなどを併設。高齢者と子どもたちが一緒に参画するイベントやサークル活動などを検討しているという。なお、北館は、2017年4月の開業を目指し、特別養護老人ホームと短期入所生活介護施設が入居する予定。
学習塾「学研Fujisawa SST教室」は、幼児から中学生を対象に「基礎学力」と「考える力」を育む「学研教室」の対面指導・学習コンサルティングと、ICTを活用した新オンライン学習サービス「学研ゼミ」を組み合わせた、新たな地域教育拠点。21世紀型スキルを身につけることを目的に、学研エデュケーショナルが運営する。
学童保育「ココファン・キッズFujisawa SST」は、少人数制による学びで有意義な放課後の時間を提供する。知育・道徳・健康の3つの要素をバランスよく盛り込む。運営は学研ココファン・ナーサリー。拠点内には、同社が運営する認可保育所「ココファン・ナーサリー藤沢SST」も開設される。養育と教育の一体化を実践し、子どもが自発的な主体性をもって動くことができるよう「育ちのチカラ」を伸ばす。
Fujisawa SST協議会は、子どもから高齢者まで街に関わる人々が、交流を育み、健やかに暮らすコミュニティ醸成を目指す。