教育現場の課題解決…主催者に聞くNew Education Expo 2016の見どころ | Push on! Mycar-life

教育現場の課題解決…主催者に聞くNew Education Expo 2016の見どころ

 未来の教育を考える、教育関係者向けセミナー・展示会「New Education Expo 2016」が、東京ファッションタウンビル(TFT)で6月2日(木)から4日(土)、大阪マーチャンダイズ・マート(OMM)で6月17日(金)から18日(土)に開催される。

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New Education Expo 2015 会場のようす
  • New Education Expo 2015 会場のようす
  • New Education Expo 2015 模擬授業のようす

 未来の教育を考える、教育関係者向けセミナー・展示会「New Education Expo 2016」が、東京ファッションタウンビル(TFT)で6月2日(木)から4日(土)、大阪マーチャンダイズ・マート(OMM)で6月17日(金)から18日(土)に開催される。

 1994年に、学校教育におけるインターネットの利用環境提供に関する文部科学省の実証実験事業「100校プロジェクト」への参画をきっかけに始まった「New Education Expo(NEE)」も今回で21回目を迎える。New Education Expo 実行委員会の風間淳氏に、今回の見どころなどを聞いた。

--NEEの特徴を教えてください。

 NEEは単なる展示会ではありません。「皆で今後の教育を考える場」の提供を主眼としております。そのために現在の教育に関する幅広いテーマのセミナーを、東西合わせ5日間で101セミナーご用意致しました。学校の幅では小学校中学校の初等中等教育から大学、卒後の教育まで、またテーマの幅ではICT利活用のみならず学校経営や学校施設整備、理科教育や特別支援教育、アクティブラーニングと、教育に従事される方は必ず興味関心のあるセミナーを見つけることができると思います。

 また、そのセミナーに関係するソリューションを実際に手に触り体感して頂くために、120社を超える企業の展示も行っております。教職員の皆様の課題解決のためのヒントを、有識者からのご講演と最新のソリューションの展示の双方からご提供している、それがNEEの特徴です。

--2015年は大盛況でしたが、2016年で強化や見直しをした点はありますか。

 2015年は開催20回の記念大会ということもあり、過去最多のセミナー数と講演者数、出展企業数と過去最大規模で開催致しました。今年は21回目の開催となるのですが、決して規模を縮小することなく2015年と同規模での開催を実現することができました。

 セミナーではラーニングアナリティクスなど新しいテーマを導入。恒例の海外セッションでは、世界中でICTの利活用がもっとも進んでいる国の一つであるエストニアから有識者を迎えますことも初めてのことになります。イベントがマンネリにならないようにセミナー、展示、会場設営すべてにおいて改善改良に努めております。

--各展示ゾーンの見どころを教えてください。

 当イベントは幅の広いテーマのセミナー、それに関するソリューションの展示を行っております。したがいまして展示も最新のICT機器やアプリケーション、ネットワークから、アナログ教材やサプライ・消耗品まで多種多様なジャンルをご用意しております。

 また、会場内に「未来の教室(フューチャークラスルーム)」たる学習空間を構築し、そこで模擬的な授業を行うなど、ご来場された方によりリアルを感じて頂ける空間がありますことも、本展示の特徴の一つと言えるでしょう。

--会場づくりも工夫されているそうですね。

 気を付けていることは、来場者様の皆様に「Comfortable(居心地の良さ)」をご提供することです。会場のレイアウトがわかりやすく関心のあるソリューション群は近くに展示されていて無駄に歩く必要がないこと。そのために会場内の案内図やサインは見やすく大きなものを採用しております。

 セミナールームへ向かう導線が、そのセミナーに関係する展示会場にもなっており、セミナーと展示の親和性を高められるよう工夫しております。また、イベントスタッフはユニフォームを着用し、ご来場者の方が困ったときやわからないことがあったときに、誰がイベントスタッフかをすぐにわかるようにするなど、来場者の皆様のストレス低減に努めております。

【次ページ】「効率よく会場を見回るためのポイント」へ

--効率よく会場を見回るためのポイントを教えてください。

 テーマごとに展示をまとめております。「ICT機器・アクセサリ」「教育デジタルコンテンツ・学習支援ソフト」「ネットワークソリューション・セキュリティ」「教材・学校環境整備」などです。会場内にはわかりやすくサインを施しておりますので、まずはご自身の関心のあるセミナーに足をお運び頂ければと存じます。そうしますと、その近くに関連するソリューションが見つけられると思います。

 一つの展示から次の展示へ、数珠つなぎのように興味の連鎖が生まれると思います。ぜひご期待ください。

 展示ブースは大きく分けて2箇所です。とは言え120社を超える企業展示でございますので、じっくり見ると相当な時間を要します。セミナーとセミナーの間を60分とっておりますので、その間にじっくりと展示をご覧頂ければと存じます。

--サテライト会場を、今年は増設されましたね。

 今年は過去最多の6会場にサテライト配信致します。昨年と同様に札幌、名古屋、広島、福岡。恒例の帯広は旭川に変更、そして新たに仙台への配信を始めます。

 できれば東京か大阪にご来場頂き、実際のイベントを体感頂きたいと思いますが、「せめて基調講演やいくつかのセミナーだけでも配信で見られるようにして欲しい」という多くのご要望からサテライト配信を始めました。とは言いましても、サテライト会場に足をお運び頂くことには変わらず、それも難しい方が多いことも理解しております。セミナーをアーカイブしWebなどで閲覧するようにすることも勿論技術的には可能ですが、主催者側と致しましては、はまずは本会場もしくはサテライト会場にご来場賜り、リアルタイムでセミナーをご聴講頂き展示をご覧頂きたいと思っております。旬なテーマに対する有識者の見解をそのリアルタイムにおいてお聴き頂きたい、そのように考えております。

--最後に、来場を検討されている方へのメッセージをお願いします。

 NEEは「皆で今後の教育を考える場」の提供を目的としております。本イベントにご参加頂くことが、皆様の日々の仕事や生活における何らかのヒントやきっかけとなれば幸いです。本イベントはイベント開催趣旨にご賛同を頂きご参加くださる皆様のご支援で成り立っております。ぜひお一人でも多くの方がご来場くださることを心よりお待ちしております。

--ありがとうございました。

New Education Expo 2016
※各セミナーの受講と展示会への参加はすべて無料だが、セミナーの受講は事前にWebサイトでの申込みが必要。

【東京会場】東京ファッションタウンビル(TFT)
日程:6月2日(木)~4日(土)
交通:りんかい線 国際展示場駅(下車徒歩約5分)/ゆりかもめ 国際展示場正門駅(下車徒歩約1分)

【大阪会場】大阪マーチャンダイズ・マート(OMM)
日程:6月17日(金)~18日(土)
交通:地下鉄谷町線 天満橋駅/京阪電車 天満橋駅

【サテライト会場】
札幌:ユビキタス協創広場 U-cala
旭川:旭川商工会議所
仙台:国立大学法人 宮城教育大学
名古屋:株式会社内田洋行 名古屋営業所
広島:広島YMCA国際文化センター 3号館 2階 多目的ホール
福岡:福岡ユビキタス協創広場 CANVAS

《編集部》
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