不定期・気分次第連載 ゆるゆるMycar-lifeデモカー製作記 #11: 静粛性を追求する! Part.5 | Push on! Mycar-life

不定期・気分次第連載 ゆるゆるMycar-lifeデモカー製作記 #11: 静粛性を追求する! Part.5

車室内の静粛性を求めてボンネット・ルーフ・フロアとデッドニングを行って、非常に大きな効果を上げたゴルフ ヴァリアント。

カーオーディオ デモカー製作記
不定期・気分次第連載 ゆるゆるMycar-lifeデモカー製作記

車室内の静粛性を求めてボンネット・ルーフ・フロアとデッドニングを行って、非常に大きな効果を上げたゴルフ ヴァリアント。

せっかく音楽を聴く環境が以前よりも整ったので高音質化をを目指したい。今までの流れから順当に考えるならばドアスピーカーのアウター化であろう。その相談をするために製作をお願いしている茨城県のサウンドステーション クァンタムに向かった。


ドアスピーカー外観


相談に向かう前に現状のデモカーを自己分析。ソースユニットはDIATONE サウンドナビ80PREMIで、フロントスピーカーはDIATONEの最高峰スピーカーであるDS-SA1をパッシブネットワークを使用して、PHD ART-2150sで鳴らしている。低域を補完するためにcarrozzeria TS-WH1000Aを装備という状態だ。定位はサウンドナビのマルチタイムアライメントのおかげでダッシュボード上に出来上がっている。高域の伸びは良いが、インナーの大きな欠点になるミッドバスのスピード感とメリハリが不足していて若干曇った音調。そして有ると無いとじゃ大違いなのだがチューンナップウーファーでは再生出来ない深く重い質の良い低域が欲しい。現状でもハイエンドユーザーでなければ高い評価をしてもらえるクルマだと思っているが…そこは元コンペティター、もっと良くしたい! って気持ちが出てくるんです。だったらオーディオに不向きなクルマを買うなという話なのですが…エンジンに惚れちゃったので仕方ない。久々に気に入ったクルマ、そのクルマでカーオーディオを楽しみたい! そのためのプロショップだと思っているので無理難題でもまずは相談することからスタートする。

代表の土屋氏に現状のクルマで感じていることを説明し、その対策となるアウター化についてデモカーのドアを見ながら自分なりの意見を伝えてみた。説明した内容は純正のスピーカー位置はそのままにアウター加工を行って、まだ施工していないインナーパネルと内張のデッドニング強化を行う事。それをジッと聞きながら考えた末に土屋氏から答えが返ってきた。


ドアスピーカー内部


『純正位置でアウターにするとなると、仕上げ方によるけどアームレストにスピーカーが掛かるから張り替えも必要になるかな。思っている以上に大がかりな作業になると思うし、金額的にも通常のアウターよりも結構高くなる。ウチの仕事として高くなってもアウターにしたい! と言われればそりゃありがたいけど、この状況だと出してもらった金額分の高音質化は難しい。だったら今回はインナーのままで純正グリルを加工して音抜けを良くする事と、デッドニングの強化をするのが金額的にもそれほど大きくならないし費用対効果の高い施工かな。アウター化はもうちょっとお金を貯めてもらって、ドア前方に移設しながらやった方が満足度の高い施工になる。だから今回は我慢しなさい(笑)』

プロからそう言われてしまうと素直に意見を受け入れるしか無いなと感じたので、今回の施工はグリル加工とデッドニング強化を行う事にする。自分の中では予定外の作業となったのだがその効果はいかに? 工程と結果はまた次週にお伝えします。

《藤澤純一》
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