アグレッシブなアメリカン・ブランド“MTX Audio”から40周年記念モデル、堂々登場! 緊急インプレッション!! #1 | Push on! Mycar-life

アグレッシブなアメリカン・ブランド“MTX Audio”から40周年記念モデル、堂々登場! 緊急インプレッション!! #1

アグレッシブ、ハイパワー、タフネス、ストロング、これらの形容詞すべてがあてはまるアメリカンブランド“MTX Audio”。発足から40年以上が経過している老舗カーオーディオメーカーだ。その“MTX Audio”から、40周年を記念するスピーカーとパワーアンプが堂々の新登場! それらの実力と魅力に、4週にわたって深く迫る。

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アグレッシブなアメリカン・ブランド“MTX Audio”から40周年記念モデル、堂々登場! 緊急インプレッション!!


アグレッシブ、ハイパワー、タフネス、ストロング、これらの形容詞すべてがあてはまるアメリカンブランド“MTX Audio”。発足から40年以上が経過している老舗カーオーディオメーカーだ。その“MTX Audio”から、40周年を記念するスピーカーとパワーアンプが堂々の新登場! それらの実力と魅力に、4週にわたって深く迫る。

押しも押されもせぬ実力アメリカンブランド“MTX Audio”。創設者・ロイド・イーベイ氏が1971年に立ち上げた、ホームオーディオブランド「Ivey Electronics」がそのルーツ。カーオーディオブランド“MTX Audio”としてのスタートは1980年。以来、世界中のカーオーディオフリークを魅了し続けてきた。

2ウェイコンポーネントスピーカー、サブウーファー、パワーアンプ、それぞれについてエントリーからトップエンドまで製品ラインナップを豊富に有する、総合カーオーディオブランドだ。どちらかというとパワー系ブランドというイメージが強いが、実はHi-Fiユーザーからの支持も集めている。懐の深い実力メーカーなのである。

そんな同社の今年モデルが、ようやく日本上陸を果たした、というわけなのだ。創立40周年を記念するメモリアルモデルだ。

2ウェイコンポーネントスピーカーが2種、パワーアンプが3種の、計5モデルが登場。まずはそれぞれのベーシックなスペックからご紹介しよう。

2ウェイコンポーネントスピーカー Signature Series


2ウェイコンポーネントスピーカー Signature Series




『SS7』(税抜き価格:8万円)


●仕様:16.5cm2wayコンポーネントスピーカー●定格入力:150W●周波数特性:31Hz〜30kHz●取付深さ:72mm(ミッドウーファー部)『SS5』(税抜き価格:8万円)●仕様:13cm2wayコンポーネントスピーカー●定格入力:125W●周波数特性:40Hz〜30kHz●取付深さ:71mm(ミッドウーファー部)

パワーアンプ X THUNDER Series


パワーアンプ X THUNDER Series




『X THUNDER 125.4』(税抜き価格:8万4000円)


●仕様:4ch(4/3/2ch)パワーアンプ●定格出力:90W ×4(4Ω)125W×4(2Ω)●周波数特性:20Hz〜20kHz(-3dB)●サイズ(幅×奥行×高さ):359.9×226.7×51.5mm


『X THUNDER 800.5』(税抜き価格:10万円)


●仕様:5ch(5/3ch)パワーアンプ●定格出力:75W×4+250W×1(4Ω)125W×4+400W×1(2Ω)200W×2+N/A(4Ωブリッジ)●周波数特性:(1/2/3/4ch):10Hz〜20kHz(-3dB)●周波数特性(Sub):10Hz〜250Hz(-3dB)●サイズ(幅×奥行×高さ):359.9×226.7×51.5mm


『X THUNDER 1500.1』(税抜き価格:10万円)


●仕様:1chパワーアンプ●定格出力:600W×1(4Ω)900W×1(2Ω)1500W×1(1Ω)●周波数特性:10Hz〜250Hz(-3dB)●サイズ(幅×奥行×高さ):359.9×226.7×51.5mm

それぞれの特長を解説していこう。まずは2ウェイコンポーネントスピーカー、“シグネーチャーシリーズ”から。

従来モデルの“サンダー8000シリーズ”の上位機種となるトップエンドシリーズだ。振動板は、高剛性高効率のグラスファイバーとペーパーの2層構造。ツイーターは、高周波帯域でのレスポンスに優れたテトロン製ドームツイーターである。

“サンダー8000シリーズ”では、ミッドウーファーにアルミ切り出しフェイズプラグが装着されているが、“シグネーチャーシリーズ”ではセンターキャップとなっている。このことが音にどのように影響しているのか気になるところだ。

ツイーターは、“サンダー8000シリーズ”の25mm口径のシルクドームに対して、30mm口径のテトロンドーム。材質も口径も異なる。こちらもそれがどう音に現れるのか興味深いところだ。

パワーアンプ“Xサンダーシリーズ”もトップエンドシリーズ。従来のトップエンドシリーズ“THシリーズ”と比べて、定格出力が少々上がり、サイズもひと回り大きくなっている。内部の基板を見せていただいたのだが、一見、基板デザインの雰囲気は似かよっているが、今回の“Xサンダーシリーズ”のほうがスペースをゆったりと使っているのが印象的だった。音にも余裕を生みそうな雰囲気だ。

増幅回路の動作は“Class-A/B”。これは、従来モデルの“THシリーズ”と同様だ。大きな違いはデザイン。今回の“Xサンダーシリーズ”では、アルミニウムダイキャスト製のヒートシンクが採用され、内部で発生する熱を、効率良く放熱する仕組みとなっている。

他では、左右のサイドプレートが着脱式になっていることも注目ポイント。インストール時のワイヤリング性を向上させてある。

ところで、スピーカーもパワーアンプも、従来モデルからの価格アップ幅がそれほど大きくないことも注目点だ。価格が抑えめなのである。それに対して音の違いはどうなのかも大いに気になるところ。ただ、構造やデザインなど従来品と異なる点はそれなりにあるので、音質の変化は価格以上にありそうな雰囲気だ。

その気になるサウンド・インプレッションは次週からたっぷりとお届けする。新製品の絶対試聴から、従来モデルとの比較試聴まで、多角的にテストしてきた。乞うご期待!

《太田祥三》
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