ロックフォード・フォズゲートから『Powerコンパクトシリーズ』登場! 緊急インプレッション!! #3: インプレッション編【T400X2ad】 | Push on! Mycar-life

ロックフォード・フォズゲートから『Powerコンパクトシリーズ』登場! 緊急インプレッション!! #3: インプレッション編【T400X2ad】

話題のニューカマー、ロックフォード・フォズゲートの『Powerコンパクトシリーズ』。同社の最高グレードモデル群に与えられる“Power”の名を冠した、コンパクトパワーアンプシリーズだ。この注目アイテムの実力と魅力を掘り下げている当週刊特集も、今週でいよいよ3回目。今回は、2chモデル、『T400X2ad』のインプレッションリポートをお届けする。

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ロックフォード・フォズゲートから『Powerコンパクトシリーズ』登場! 緊急インプレッション!!


話題のニューカマー、ロックフォード・フォズゲートの『Powerコンパクトシリーズ』。同社の最高グレードモデル群に与えられる“Power”の名を冠した、コンパクトパワーアンプシリーズだ。この注目アイテムの実力と魅力を掘り下げている当週刊特集も、今週でいよいよ3回目。今回は、2chモデル、『T400X2ad』のインプレッションリポートをお届けする。

『Powerコンパクトシリーズ』の2chモデル、『T400X2ad』の音をじっくりと聴いてきた。その印象を詳細にリポートしていこうと思う。

とその前に、プロフィールをおさらいしておきたい。価格や基本スペックは以下のとおりだ。




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T400X2ad(税抜き価格:7万3000円)


・サイズmm(幅×奥行×高さ):178×108×41



・定格出力:200W×2(4Ω)、200W×2(2Ω)、400W×1(4Ωブリッジ)


先週の記事で、4chモデル『T400X4ad』が驚異的なまでにコンパクトであると書いたが、当モデルはさらに小さい。奥行きと高さは同等ながら、横幅が『T400X4ad』より3cm強ほど小さくなっている。それでいて1chあたりの定格出力は、4Ω接続時で200W。このスペックは、従来の“Powerシリーズ”の『T600-2』(税抜き価格:8万4000円)と同等だ。ちなみに『T600-2』のサイズは、347×207×54(mm)。この際なので、面積比を計算してみた。『T400X2ad』に対する『T600-2』の大きさは、なんと約3.74倍。『T400X2ad』を3台積んでも、『T600-2』1台よりもスペースを取らないという計算。返す返すも、この省スペース性は大きな魅力だ。

ところで、これまで触れていなかったのだが、『Powerコンパクトシリーズ』には特筆すべき機能が備わっている。それは“クリップ・インジケーター”。

ゲイン調整を適切に、かつ簡単に行うための機能だ。

付属のCDに入っているトラックを使って、以下の手順で行える。まずは、ヘッドユニットのボリュームを上げていく。で、クリップポイントに達するとランプが点灯して警告。それを見ながら、ランプが点く直前でヘッドのボリュームを固定する。こうやって、ヘッドのクリップポイントを見極めるのだ。

次は、ゲインの設定。ヘッドユニットのボリュームはそのままで、ゲインを徐々に上げていく。そうしてまたクリップポイントに達するとランプが点灯して警告してくれるので、ランプが点く前のぎりぎりのところでゲインを設定。

このように、美味しいところでゲインを確保することが簡単にできる、というわけなのだ。クリップしているかしていないかを、耳で聴き分けなくても良く、しかもスピーカーケーブルは外した状態で行うので、調整中にスピーカーを破損させる心配もない。

『Powerコンパクトシリーズ』を購入した際には、この機能はぜひとも使いたい。そうすることで、アンプの性能を確実に引き出すことが可能となる。

ではいよいよ、インプレッションリポートに入っていこう。まずは例によって、試聴環境のおさらいから。以下のようなシステムで聴かせていただいた。

PC→オーディオインターフェイス→パワーアンプ→ロックフォード・T4(税抜き価格:17万円)というシステムレイアウト。帯域分割は、パッシブクロスオーバーネットワークで実施。

ケーブルにはすべて『モンスターカーオーディオ』を使用。パワーケーブル=MCA PF8R/B(1000円/m)、ラインケーブル=MCA 350i-2M(8000円/2m)、スピーカーケーブル=MCA 350S16(800円/m)という陣営だ。

先ほど、サイズを比較する上で、従来の“Powerシリーズ”、『T600-2』を引き合いに出したが、試聴においても、『T400X2ad』と『T600-2』を聴き比べる形で行った。

まず最初に『T600-2』を聴き、続けて『T400X2ad』を聴いた。

結論から先に述べたい。『T400X2ad』、なかなかの実力機だ。『T600-2』にかなり肉薄している。

低域は、下からしっかり、どっしりと鳴らしてくれる。各帯域ともに、音色表現の傾向も同等だ。中高域はむしろ、『T400X2ad』のほうがはっきりと表現していると感じる楽曲もあった。メリハリが効いているのだ。音楽を楽しく聴かせてくれるパワーアンプ、という印象を受けた。

細かなことを敢えて言えば、音の繊細さ、滑らかさ、そして低域の締まり感では、『T600-2』のほうが上だ。しかしこれは、価格差から考えて妥当なレベル。

とにかくこの『T400X2ad』。聴き応えのあるパワーアンプであることは確かだ。大きさのメリットは考えずに、音だけで判断しても、十分に魅力的。コストパフォーマンスは高い。

そしてもう1度『T400X4ad』を接続していただいて、両者を改めて聴き比べてみた。『T400X4ad』を単独で聴いていて、その音に不満を感じることはないが、2台を聴き比べるとやはり、1chあたりの価格が倍になるだけのことはある。『T400X2ad』は情報量が多く、S/Nが高い。実力の確かさを改めて実感した。(太田祥三)

発売してから7年が経過しても未だ一線級の実力を持つT600-2。改めて聴いてもその音色は色あせることなく、輪郭のしっかりとした太い低域からシャープな高域まで高レベルで再生され、そこには雑さや冷たさは無く再生する音楽の表情を丁寧に奏でてくれる。それに対してT400-2abはスピード感とSNが抜群に良い。低域の力強さは一歩劣るが、T600-2が持っていない弾むような音楽再生とダイナミックレンジの広さを持つ。太く力強い音楽が欲しい人はT600-2、バランス良くスピード感と抜ける様なクリア音楽が欲しい人はT400-2ab、個人的に欲しくなるアンプだ。(藤澤純一)

さて、次週はモノchモデル、『500X1br』のインプレッションをお伝えする。

ところで実は、今回の試聴取材中に、日本に上陸したばかりの他ブランドのパワーアンプを1機種試聴できた。来週はそちらについても追加インプレッションをお贈りする。何が聴けたのかは次週に明らかにするが、『Powerコンパクトシリーズ』と同一路線の、もう少々リーズナブルなモデル、とだけお伝えしておく。

来週もお見逃しなく。


《太田祥三》
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