自分のこだわりも実現する楽しいカーオーディオのススメ #1: まずは聴きづらかった音をよくしてもらったら… | Push on! Mycar-life

自分のこだわりも実現する楽しいカーオーディオのススメ #1: まずは聴きづらかった音をよくしてもらったら…

カーオーディオプロショップと言われると、音を良くする専門家でしょ? と思う人が多いと思う。

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自分のこだわりも実現する楽しいカーオーディオのススメ

カーオーディオプロショップと言われると、音を良くする専門家でしょ? と思う人が多いと思う。

たしかにそれは間違いではないのだが、オーディオ以外のこだわりも実現してくれる場所であることを知らない人も多い。エアロパーツやアルミ、足回りなどを始めとするドレスアップパーツはもとより、細かい内装部品までお任せできるプロショップも多いのだ。一つのお店で全てを作業するメリットとしてアフターケアの充実が一番大きい。いくつかの店で作業を行えば何かあった時に個別対応となってしまうが、1店舗で作業をしていれば何でも対応して貰える。料金的にもメリットがあるのかも? 今月から月刊企画として埼玉県にある東京車楽で施工された1台のクルマを追っていき、ユーザーさんが求めるこだわりがどう実現されていくのかをご紹介しよう。


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来店のキッカケは以前に量販店でスピーカーを取り付けしたのだがボリュームを上げると音が割れて聴きづらい状況になったのが原因。取り付けたお店へ話をしてもハッキリとした原因が分からなかったので東京車楽を訪れたそうだ。代表の木村氏は症状を聞いてスピーカー周りに問題があるのであろうと推測し、その結果がバッフルが割れたこの状態で、経年劣化もあるのだがネジの締めすぎというのも大きな原因らしい。原因が分かったところで木村氏から対処法を説明され、より良く鳴らすためにはどうしたらいいのかアドバイスを受ける。そして今回の施工ではバッフルの製作とドアのデッドニングを行う事にしたそうだ。


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デッドニングは適材適所に効果的な物を貼っていき、スピーカーがより動きやすい状況を作っていく。大量にデッドニング材を使えばいいのか? と考えがちだが、不要な部分に貼ることで環境が悪くなる事もあるのでデッドニングは難しい。プロの知識と経験が発揮される部分なのだ。


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インナーバッフルはクルマやスピーカーごとに形が違うので車種別の設計となる。大半が十分な性能を持ち加工も容易なMDFを使うのだが、より強度があり性能の高いバーチ材で製作していく。既製品と違って1枚1枚ルーターで削りだしていくのだが、スピーカーの背圧を逃がすために細かい加工がしてあるところも見逃せない。こういった部分にプロの仕事を感じる。


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削り出されたバッフルをクルマへ一度取り付けて状況の確認。バッフルとドアは出来るだけ接地面が大きい方が効果が大きいので、隙間となる部分にもパテを流し込んでバッフル全体がドアに密着するように加工される。仕上げに防水加工を行って1枚のバッフルが出来上がるのだ。

全ての施工が行われ、納車時にユーザーさんと話をすると当然なのだが音の違いにビックリしたそうだ。純正ナビにパッシブネットワークを使い内蔵アンプで鳴らすシステムなのだが、スピード感のあるクリアな音で適度な低域までしっかりと再生されている。カーオーディオの楽しさを知り、より楽しく音楽を聴くにはどうしたらいいのかと興味は尽きないようで色々な方法やその効果の説明を受けていた。そして次の発展を目指すことになったのだが…来月のMycar-lifeでレポートします。

《藤澤純一》

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