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【ティーダ】Mycar-lifeデモカー企画 #6: デッドニングと車室内の静粛性を考える

カーオーディオ デモカー製作記

【ティーダ】Mycar-lifeデモカー企画
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先日参加したカスタムパーティーで見事10位入賞を果たしたMycar-lifeデモカーのティーダ。純正ナビ+新RSスピーカーの組み合わせは通用したのは嬉しいが、当然そこで終わるわけではない。

次の目標は5月20日(日)に行われる『中四国オートサウンドコンテスト』に特別エントリーをさせてもらうことになった。現状のシステムを考えて、どこを強化すればいいのかを頭の中で思い浮かべて方向性を探る日々。安易にシステムアップを考えるよりも、土台となる部分を強化した方が先々のステップアップの効果も分かりやすいかな? と思いデッドニングの強化と車室内の静粛性を高める作業を行った。




Mycar-lifeデモカー製作記 #6:




今回はデッドニング材の代表格『レアルシルト・レアルシルト匠』を販売しているイースコーポレーションへ伺って作業を行ってもらった。まずは車室内の静粛性に有効なルーフへの施工を体験する為にレアルシルトをルーフに養生テープで貼り付けて走行してみた。本来ならばしっかりと圧着することでその性能を発揮させる物だが、今回の様なテストでも結果がハッキリ分かる程に静粛性が上がるのは驚いた。ロードノイズはフロアから来る事が多いと思われがちだが、実際にはフロアからピラーを伝わってルーフが共振してうるさく感じるとのこと。さらにルーフの鉄板は真っ平らな部分が多くて他の部分よりも共振・共鳴しやすいそうだ。



今回使用する制振マテリアルは、イースコーポレーションが新たに取り扱いを開始したロシアブランドのマテリアル『StP』を使ってみる。このStPは用途によって製品が分けられていて、やりたい施工に合った製品をチョイス出来るのが面白い。制振材関係で3種類、吸音・遮音関係で3種類、その他ボンネット用やサービスホール塞ぎ用、スピーカー裏に施工する吸音・拡散用が1種類と豊富なラインナップだ。




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ルーフの施工をする前に測定器を使って車室内の騒音値を測ってみると75.0dBとなった。それと同時にRTAを測定すると30点満点で26点! 調整機能が無い純正ナビでこの数値が出るのはQUANTUMで施工してもらった基本的な取り付けが良いという事の証明であろう。これがルーフ施工をするとどう変わるのか??? 楽しみが増えてきた。




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デモカーのルーフ内張を外してみると、骨組み以外は見事に真っ平らな鉄板が出てきた。外から叩いてみると鉄板が薄いのか弱々しく響き渡る音。ここを強化する為に私用したのは『StP BOMB』。アルミ・樹脂・ブチルの3層構造で高い制振性を持ちながら吸音・遮音性能にも優れているマテリアル。これをルーフ全面に貼っていく。そこへ更に高い吸音・遮音性能を持つ『StP SPL4』を重ねて貼ることで効果を高めて、必要部分にはアルミ・ブチルの2層構造となっている『StP GOLD』を使用した。




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ルーフ施工が終わってその効果を確かめる為に再度測定を行ったのだが、運転席へ座った瞬間に違いが分かる。車室内が今までとは全く違う静粛性になっている。そして測定を行い出てきた数値は68.0dB! この7dBの差は非常に大きな効果だ。さらに驚きなのがRTA測定を行うと、ルーフ施工を行っただけで28点となったのだ。やはり基礎的部分の強化をするのは非常に重要だと再認識。そのままフロントドアの強化へ移っていく。




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まずはボリュームを決めてピンクノイズを再生し、車室内の音圧測定を行ってみると86.4dBという結果が出た。この数値がドアを強化することでどのように変わってくるのか興味深い。




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StPはほぼ全面貼りに近い形で施工する方法が推奨されているが、以前に行ったデッドニングを活かす形で今回は施工した。現状は弱い部分を補強する形でデッドニングを行っており、そこへ全面貼りを行うのならば弱い部分を補強したまま全体の強度・質量を上げられると考えたからだ。アウター側にメインで使ったマテリアルは『StP GOLD』。これを大きめな短冊状に切り分けてアウター側へ貼っていくのだが、通常のデッドニング材と同じようにローラーで密着させた方が効果が高いのでしっかりと押しつけていく。スピーカーの裏側部分には吸音・拡散効果のある『StP CRYSTAL』を使用。半分にカットしてフレームを避ける形で施工した。これでアウター側の処理は完成だ。




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続いてインナー側の処理に移るのだが、StPにはサービスホールを塞ぐ用のマテリアル『StP ALUM』もラインナップされている。これは0.2mmのアルミ層に接着剤層を合わせた素材で、まずはしっかりとサービスホールを塞いでから制振材を張り込む土台となる製品だ。




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しっかりとサービスホールを塞いだ上には『StP BOMB』を使い、その他の弱い部分には『StP GOLD』を貼って使い分けて施工した。ドアの内張にも弱い部分に『StP GOLD』を貼って補強してから吸音・遮音効果の高い『StP BTP 5 GOLD』を全体的に貼り込んで静粛性を高めてみる。これで作業は全て完了した。




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全ての施工が完了して再度同じボリュームで音圧測定を行ってみると…92.8dBを計測し、施工前から6.4dBも数値が上がった。これは同じボリュームで計測しているので、施工前はどこかへ逃げていた音のエネルギーが施工をする事によって車室内へと放出されていることを意味していて、実際に音楽を試聴すると音数が格段に増えているのが分かる。やはりカーオーディオの基礎となる車室内の静粛性・ドア強化の重要性が証明された。そしてRTA測定では驚きの29点。何度も言うが調整機能が無い純正ナビでの結果だ。予想以上の結果に驚きを隠せない今回の作業であった。



さて、今回使用したマテリアルの枚数が気になるところ。使った材料は以下の通りだ。




ドア加工(両ドア分)

インナー側)BOMB 1枚、GOLD 0.5枚、StP ALUM 2枚

アウター側)GOLD 1.5枚、CRYSTAL 1セット

内張)GOLD 1枚、BTP5 2枚

ルーフ加工

BOMB 3枚、SPL 1.5枚、GOLD 0.5枚



工賃を含めた総額はプロショップへ行って直接確認して欲しい。この効果は絶大です!

《藤澤純一》

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