先週は5chまで接続が完了したが、今週は『.1ch』サブウーファーの接続を行いMycar-lifeデモカー5.1chシステムが完成した。かなり複雑なシステムではあるが接続を切り替えるリレーを使う事によってHi-Fiシステムと5.1chシステムの共存を果たしている。
Hi-Fiシステムに5.1chを組み込むのは想像以上に大変な作業であった。フロントスピーカーはナビの内蔵アンプからパッシブネットワークを通してT1000-4を介したスピーカーケーブルにリレーを介してトゥイーター・ウーファーへ接続している。このリレーはMM-1の電源を切ると切り替わり、ナビの内蔵アンプを通した音声がフロントスピーカーへ伝送される。リアスピーカーはナビの内蔵アンプから接続されているので特に切り替えは無く音声が発せられる。これによってMM-1で音声を聞いていてもナビの音声案内は常時発せられるようになる。サブウーファーはフロントスピーカーのリレーが切り替わるのと同時にサブウーファー用のリレーも切り替わるようになっている。これによってHi-Fiシステムと5.1chシステムがお互いの邪魔にならずに共存する事ができるのである。
実際に5.1chソースを再生してみたが、当然2.1chのHi-Fiシステムとは全く違う音場が作り上げられた。車室内全体360°がステージのように、包み込まれるような音場ができあがる。しかしあくまで人物が発する音声はセンタースピーカーから出てくるので、しっかりとしたセンター定位で気持ちよく映像を見る事ができる。回るような音場と迫力ある重低音が相まって、まるで映画館で見ているような迫力だ。運転手は走行中に映像を見る事は出来ないが、助手席やリアシートに座っている人たちにとっては非常に楽しいドライブとなるだろう。
ナビは自動案内地図という面もあるが、現在発売されているナビには多くのオーディオ・ヴィジュアル機能が搭載されている。これを活かす事によって、益々楽しいカーライフを送れる事は間違いない。ぜひこれらの機能を使いこなして快適な車室内空間を作って欲しい。
