【ゼロクラウン】Mycar-lifeデモカー企画 #18: ACG2008ファイナル『サウンドファナティック』優勝車を聴く | Push on! Mycar-life

【ゼロクラウン】Mycar-lifeデモカー企画 #18: ACG2008ファイナル『サウンドファナティック』優勝車を聴く

今月28日に迫ってきたACG2009in関西でMycar-lifeデモカーの初陣を迎える。そしてただ参加するだけではなく入賞、あわよくば優勝を狙っているのは前に話したはず。これからデモカーの音響調整を煮詰めていく段階に入るのだが方向性が全く分かっていないのが悩みであった。参加するのはコンテストなので自分好みの音というのもあるが、上位に行くにはコンテストに合わせた音作りが重要となってくる。その音の傾向を掴むために編集部がある東京都千代田区からACG2008ファイナル『サウンドファナティック』優勝ショップである岡山県のサウンドステーション CAR BOUTIQUE SHINEまで日帰り取材を敢行した! 

カーオーディオ デモカー製作記
【ゼロクラウン】Mycar-lifeデモカー企画

ACG2008ファイナル『サウンドファナティック』優勝車を聴く

今月28日に迫ってきたACG2009in関西でMycar-lifeデモカーの初陣を迎える。そしてただ参加するだけではなく入賞、あわよくば優勝を狙っているのは前に話したはず。これからデモカーの音響調整を煮詰めていく段階に入るのだが方向性が全く分かっていないのが悩みであった。参加するのはコンテストなので自分好みの音というのもあるが、上位に行くにはコンテストに合わせた音作りが重要となってくる。その音の傾向を掴むために編集部がある東京都千代田区からACG2008ファイナル『サウンドファナティック』優勝ショップである岡山県のサウンドステーション CAR BOUTIQUE SHINEまで日帰り取材を敢行した! 


ACG2008ファイナル『サウンドファナティック』優勝車を聴く



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ACG2008ファイナル『サウンドファナティック』優勝車を聴く#4
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これが昨年の優勝車であるシャインのBMW335ツーリング。carrozzeria X RS-D7xIII+RS-P90xのCDソース最高峰のユニットを軸にARC AUDIO 4100SE Ltdを2台使用してフロントスピーカーであるボストンSPZ-60をマルチ化。トゥイーターはミラー横に、ウーファーはフロントドアにアウターでガッチリとマウントされ、サブウーファーはcarrozzeria TS-W1RSII採用している。Mycar-lifeデモカーとの差はどれぐらいあるのか期待と不安を胸に運転席に乗り込んだ。まずはMycar-life試聴CDを聴いてみると想像とは違う音が出てきた。予想ではある程度低音を強調した調整をしているのかと思いきや非常にバランス良く高域から低域まで伸び伸びとしている。特に驚いたのが高域のクリア感の高さで透明感バツグン! 耳に刺さるような音が全くない。中域もしっかりとしていて滲みが無い。そしてサブウーファーが全体の厚みを加えている。どの曲を聴いても音が破綻することなく軽やかでリズミカル、そして上品な重厚感を感じさせてくれる。これはMycar-lifeデモカーも真剣に調整をしないと同じ土俵に上がれないと思い知らされた瞬間であった。モノラル音源に換えて試聴してみるとハンドルのセンターからやや左に音がキッチリとダッシュボード上に定位していて解像度が非常に高い。これは寸分の狂いもなくタイムアライメントが合っているからであろう。次に極端なステレオ音源、人工的に音源の左右幅を広げて車室内のステレオ感を聴いてみた。そしてそこでもさらに驚かされる。取り付けてあるトゥイーターよりも外側まで音が広がっているのもそうだが音の高さが一定に広がっているのは綿密な調整の賜であろう。他にもアタック音と無音が交互に流れる音源を聴くとスピーカーがキッチリ駆動しているので無駄な音の余韻を引きずる事無く音が収まる。10種類以上の楽器を同時に激しく演奏する音源でも各楽器の音が破綻することなく演奏されていた。

このデモカーは凄いと思わせる至高の1台。

岡山空港から羽田行き最終便に乗りながら色々と考えたが…現状のままではACG2009に出ても『参加する事に意義がある』になってしまう。調整云々の前にやる事をいくつか思いついたのでそれをまず実行する。そしてその後に時間をかけて調整を煮詰めていきコンテスト当日に恥ずかしくない状態を作ってエントリーすると気合いを入れ直した。カーオーディオは奥が深いと改めて思い知らされた日帰り岡山取材であった。

来週からはACG2009に向けた最終システム構築の様子をレポートする。

《藤澤純一》

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