【ゼロクラウン】Mycar-lifeデモカー企画 #16: サブウーファー搭載編 | Push on! Mycar-life

【ゼロクラウン】Mycar-lifeデモカー企画 #16: サブウーファー搭載編

先週のサブウーファー実車搭載試聴によって選び出されたJLオーディオ 13TW5-3とドライブするパワーアンプ T600-2を実際にデモカーへインストールすることになった。

カーオーディオ デモカー製作記
【ゼロクラウン】Mycar-lifeデモカー企画

先週のサブウーファー実車搭載試聴によって選び出されたJLオーディオ 13TW5-3とドライブするパワーアンプ T600-2を実際にデモカーへインストールすることになった。

作業はいつもMycar-lifeデモカーでお世話になっている東京車楽だ。まずはどういう形でインストールするかを話し合った。まず第一に考えたのがスペースの犠牲を最小限に抑える事。Mycar-lifeデモカーは取材時に荷物を多く載せるので大幅なスペースは削りたくはない。ただ、現状のトランクスペースは奥行きが必要以上に広くて奥に物が行った時に取りにくくなっている。そのスペースを使いながら、そして普段はアンプを隠している化粧板がスムーズに外す事が出来るようにと条件を伝えた。


サブウーファー搭載編

サブウーファー搭載編

まずはサブウーファーを装着するBOX作りから。JLオーディオ 13TW5-3はスペックを見ると推奨BOX容量が21.7リットルとなっている。その容量で作ればユニットの性能を活かす事ができるが、搭載スペースや求める音質に近づけるため容量を30リットルとした。これはユニットのf0(最低共振周波数)を下げるためだ。f0とはスピーカーが再生する低域の最下限で、ユニットの口径や振動板の重さ、バネの強さから出てくる数値である。


サブウーファー搭載編

BOXはMDFで厚さ18mmを使用し、必要部分に補強を入れる作りとして容量30リットルを確保した。背面部分は面が広いのでグラスファイバーと樹脂を使って補強。それとバッフル部分は背圧のヌケを良くするためにテーパーを切って空気の流れをスムーズにしている。ドライブするパワーアンプはサブウーファーBOXの背面に置き、ブリッジ接続をしてハイパワーを確保。この状態でMycar-lifeデモカーに実装し音質を確かめてみた。


(周波数特性図はクリックで拡大)


サブウーファー搭載編

サブウーファー搭載編

サブウーファー搭載編

ラゲッジ奥の横幅を一杯に使って置く事になるサブウーファーBOXはMycar-life編集部の希望通り使いづらい奥側と化粧板の邪魔にならないギリギリラインで作られている。試聴テストと同様にクロスを50Hz、スロープを-12dBに設定して試聴してみた。試聴テストで聞いた印象よりもスピードと瞬発力が大きく違うのが分かる。低音の重みも滲むことなく再生されていて流れてくる音の全体像が非常に厚みが増した。これがサブウーファーの効果かと改めて実感する。

この後はBOXの化粧をしていくのだが完成形はまた次の機会で紹介する事にする。

《藤澤純一》

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