【ゼロクラウン】Mycar-lifeデモカー企画 #5: 音響調整に自力で挑戦! | Push on! Mycar-life

【ゼロクラウン】Mycar-lifeデモカー企画 #5: 音響調整に自力で挑戦!

前回Mycar-lifeデモカーのバッテリー交換やアーシングによって音の密度が歴然と変わった。

カーオーディオ デモカー製作記
【ゼロクラウン】Mycar-lifeデモカー企画

前回Mycar-lifeデモカーのバッテリー交換やアーシングによって音の密度が歴然と変わった。

音数が多くなり臨場感が上がったように感じられるのだが、反対に整っていたバランスが崩れて中抜けに聞こえてしまうことは否定できない。そこで必要になってくるのがプロセッサーを駆使したタイムアライメント・イコライザー調整となる。今までは東京車楽 木村氏に全てお願いしていたのだが、Mycar-life編集部もデモカー製作で色々な知識を蓄積してきたので木村氏から調整についてアドバイスをもらい自ら行ってみた。作業は3月3日(火)16時からスタート。天気予報では夜から雪となっているので積もる前に完了させなくてはと気持ちが焦っている。


音響調整に自力で挑戦!




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音響調整に自力で挑戦!#1
音響調整に自力で挑戦!#2
音響調整に自力で挑戦!#3
音響調整に自力で挑戦!#4


まず始めに調整したのがタイムアライメント。メジャーを使って実測値を出してミリセックに変換した数値をBitOneの調整画面に入力をしてみる。音を定位させるポイントはダッシュボード上センターからやや右寄りとした。モノラル音源を使って各スピーカーを一つずつ鳴らしていき定位ポイントに導いていく。左右のトゥイーター・ウーファーが定位ポイントで鳴るようになったので全てのスピーカーを鳴らしてみると何故か音場がダッシュボード上より低く感じられる。この理由を木村氏に聞いてみると明快な答えが返ってきた。タイムアライメントは横方向を中心に考えがちだが、それと同様に縦方向、同じ側のトゥイーターとウーファーのバランスも大切とのこと。実際に数値を入力しても車室内では反射や吸音が起こるために数値の微調整をしないと定位感が無くなったり音場が上がらないという現象が起こるそうだ。木村氏からもらったアドバイスに従って右のトゥイーター・ウーファーの調整、左のトゥイーター・ウーファーの調整を再度行ってみると音場が綺麗にダッシュボード上に広がった。ここまでで始めてから2時間ちょっとの時間が経過していた。再度木村氏に確認をしてもらってOKが出るが…笑いながら20分で終わらせないとダメでしょと言われてしまいガッカリする。アマチュアとプロの差を感じた瞬間であった。


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調整前#1
調整前#2


タイムアライメントの調整が終わったら次はイコライザーの調整。まず現在の状況を知るために音響測定器SIEGを使い測定してみた。グラフ上で見れば出来るだけフラットに下がっていくのが理想なのだが250Hzをはじめ500/750/1k/1.25k/1.5k/2k周辺と大きな落ち込みが見てとれる。これが中抜けに聞こえた原因だということが分かった。イコライザーは低域から修正していくのが基本と教わり250Hzからいじりはじめる。20Hzから順を追って単音を再生していき少しずつイコライザーを上げ下げしてバランスを整える作業を行いMycar-life試聴曲を聴き現在の状況を確かめる。調整する人が持つ好みもあるが今回はフラットな音を目指してみた。もうちょっと低音が欲しい、ここは高音がキツすぎるなど自分の耳を頼りに作業を繰り返していくこと数回。自分なりに納得いく状況になったので木村氏に確認してもらうと、聞くのは音じゃなくてあくまで音楽なのだから理路整然に整えれば良いというものではなく、現状では音の広がり・奥行き感・臨場感が不足しているとアドバイスを貰う。それはグラフ上で落ち込んでいる部分だけではなく50Hz以下の低域や20kHz以上の高域の調整も必要だそうでイコライザーの難しさを改めて実感させられる。時間は21時前になりパラつき始めた雪が徐々に強く降りだしてきた。


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調整後#1
調整後#2


BitOneはリニアに調整が反映されるので各帯域のイコライザーを大きくスライドさせると効果が即実感できる。木村氏からアドバイスされた高域・低域の部分を大きくスライドさせるとアドバイスの意味が良く分かる。実際にはほとんど聞こえない帯域ではあるが音楽全体の音の広がり・奥行き感・臨場感が変わっていく。しかし変わるのは分かるのだが正解が見えない負のスパイラルにハマり始めた。試行錯誤を繰り返していると見るに見かねた木村氏が調整を変わってくれた。時間は22時前、雪はいよいよ本降りになってきている。木村氏が調整を始めて20分、これで聴いてみてと言われ運転席に座り試聴してみた。音楽が流れ出した瞬間に自分が調整した物とは別物に生まれ変わっているのが分かる。自分で調整した物と聞き比べればイメージ的に公民館のコンサートから武道館のコンサートに変わったような感覚。それぐらいの違いが実感出来る調整となっていた。これだけ激変しながらもまだ調整を煮詰める部分があるそうで今以上の高音質が再生できるそうだ。どのように変わったのか音響測定器SIEGを使い測定してみると大きく落ち込んでいた部分がかなり小さくなって、その効果が音の広がり・密度・奥行き感・臨場感となって再生されているのである。

結果論であるが今回プロセッサーを使った音響調整をしてみて感じたのは多くの経験と広い知識、音を聞き分ける能力が高くないとせっかく取り付けたカーオーディオの能力を最大限発揮させることは難しい。たしかに自分で調整するのは楽しかったがプロが調整した音を聴いてしまうと別次元に生まれ変わる事も改めて分かった。自分で調整をしているユーザーも一度プロショップで調整してもらうと新たな感動を味わうことができるはず! そしてもっとカーオーディオを楽しもう!

《藤澤純一》

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