【インタビュー】フレッシュに輝く新人声優グループ「ツキクラ」の“いま”と“これから” | Push on! Mycar-life

【インタビュー】フレッシュに輝く新人声優グループ「ツキクラ」の“いま”と“これから”

太陽に向かって全力で咲き誇り成長するヒマワリのように、夢に向かって真っ直ぐに、そしてフレッシュで眩しい輝きを放ちながら成長している若者たちがいる。

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「ツキクラ」メンバー10名
  • 「ツキクラ」メンバー10名
  • 荒一陽/photo:Michimaro Takeuchi)
  • 市川太一/photo:Michimaro Takeuchi)
  • 井上雄貴/photo:Michimaro Takeuchi
  • 大島尚起/photo:Michimaro Takeuchi
  • 大海将一郎/photo:Michimaro Takeuchi
  • 小松準弥/photo:Michimaro Takeuchi
  • 西野太盛/photo:Michimaro Takeuchi

太陽に向かって全力で咲き誇り成長するヒマワリのように、夢に向かって真っ直ぐに、そしてフレッシュで眩しい輝きを放ちながら成長している若者たちがいる。

次世代を担う男性声優の発掘・育成プロジェクトとして開催されたリアルオーディション「ツキプロ Music Grand Prix 2016」で見事合格した13名の新人声優グループ「ツキクラ」。

彼らは、架空の2.5次元芸能事務所「ツキノ芸能プロダクション(ツキプロ)」のリアルなアーティスト候補生として、7月からアニメ放送が始まった大人気シリーズ「ツキウタ。 THE ANIMATION」に登場するキャラクターのように、歌って踊れる声優アーティストを目指し、目下活動中。7月18日にはグループ初の単独ホールイベントを開催し、大成功を収めたばかりだ。今後は、選抜メンバー8名によるユニットのCDデビューに加え、「ツキクラ」として13人全員でのCDデビューや、冬には再び単独でのイベント「TSUKINO CROWD FESTIVAL 2016 WINTER」の開催が決定。フルスロットルで躍進する彼らから一瞬足りとも目が離せない! よそ見厳禁の最旬グループだ。

そんな彼らが、いま、全力で追いかけるモノは一体何なのか? ヒマワリの如く輝く彼らにとっての“太陽”とは…? ツキクラメンバーの荒一陽、市川太一、井上雄貴、大島尚起、大海将一郎、小松準弥、西野太盛、筆村栄心、古畑恵介、松岡一平にインタビューを実施した。

■花火大会から「アニメ」出演まで…この夏の“挑戦”から見えた等身大のツキクラ
ツキクラとして初めて迎えるこの夏。彼らはどんな風に過ごしているのだろうか? 「この夏、挑戦したいこと」をテーマに語ってもらうと、彼らの会話や表情から、等身大の飾らない、少年のようなツキクラの姿が見えてきた。

――この夏挑戦したいことは何ですか?

井上:メンバーで花火大会に行きたいです!
小松:浴衣も着たいね!
古畑:俺、出身が静岡県熱海なんですけど、熱海って花火大会が年に何回もあって、夏も10回くらいやってるから、ぜひみんな行きたい!
荒:俺、こないだその話を個人的にされた…。
古畑:ごめん、みんなにしてる(笑)。

――やっぱりツキクラのメンバー皆さんでお出かけしたいですか?

市川:そうですね、日程合わせて行きたいですね。
小松:海も行きたいですね!
市川:僕、海に行ったこと無いんです。肌が弱くて潮風にあたるだけでピリっとしちゃって…日焼けしたら火傷しちゃいますし、僕。
西野:俺もそうなるで。赤くなんねん、バーって!
市川:え、海行って大丈夫なの?
西野:逆に行きまくる! 真っ黒になっても真っ白に戻るし。海水って肌にいいらしいけどな。無理やり親に連れて行かれてたよ。
市川:じゃあいまからお風呂に塩いれて、肌を慣らしておこうかな(笑)。
小松:海繋がりで、サーフィンに行きたいなって。ちょっとだけ経験があるんですけど、体力的に「もういいや」って投げ出してしまったので。今度は諦めずにがっつりやりたいなって。
松岡:おれは深海に行きたい…。
大海:俺もどっちかっていったら深海がいい。
古畑:スキューバーダイビングしようよ!
市川:でもスキューバーダイビングって資格いるしね。免許取っても何メートルまでしか潜れないっていうのがあるから。
一同:へ~。(感心)
市川:僕もダイビングに興味があるんです。周りに資格を持ってる人がいるので、僕も今年は挑戦したいなって思ってるんですよ。
荒:ほかには何かな…キャンプも(番組で)したしね。
井上:僕いま「キャンプしたい」って思った!
古畑:もう一回してもいいよね
荒:今度はコテージじゃなくて、本格的にテントを張ってキャンプするとか!
大海:僕は、花火大会とか海とか…全部“こみこみ”でお泊りがしたいですね!
西野:ユニバ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)とか!?
小松:遊園地いいね!
古畑:でもお化け屋敷は無理!!
市川:絶叫系苦手な人とか班に別れてもいいよね。絶叫苦手な人は?
(荒、西野、松岡が挙手)
荒:俺、絶叫系はダメ! 乗れるけど怖い。泣いちゃうかも…。
西野:俺も絶対イカン! あのG(重力)が嫌! “ぐあー”ってなる感じがもう! 俺死にそうになってまう、登ってるとき。
市川:そんなふうに言われると、逆に乗ってる姿見たくなる(笑)。あとはバンジージャンプもやりたい!
小松:だったら思い切ってスカイダイビングだよ!
井上:どっちもリスクが怖いよ…。
小松:怖がってちゃ何もつかめない!
市川:リスクを恐れてたら何もできないんだよ!
井上:だったら温泉に行きたいな!
筆村:お風呂に一緒に入るのは無理だよ(笑)。ひとりがいい…。

――実際に、皆さんでお泊りとかするんですか?

小松:仕事ではありますね。お泊まりすると、夜は結構深い話になることが多いんです。キャンプのときもそうだったし。僕は、ツキクラグリーティングツアーのときに福島県いわき市に行ったんですけど、市川くんと2人でホテルに泊まりました。そのときは、一緒に大浴場行ったり、部屋でちょっとお酒を飲みながら深い話もできた。だからやっぱり、“泊まりがけ”でどこか行きたいっていうのはありますね。
市川:でも、みんなでがっつり飲みに行く、みたいなことはないね。
古畑:レッスン終わりに食事とかにはいくんだけどね!
市川:お酒を交えて話したいね。
小松:みんなで飲みに行きたいね!
一同:ほんとに!

古畑:俺は、この夏は仕事でいっぱいにしたいです! 仕事で遊ぶ暇が無いくらいになりたい。どんどんみんな個別の仕事も決まってきて、ツキクラとしてもどんどん上を目指せる時期だと思うので。ね!
松岡:確かに! ツキクラのメンバーと、ツキクラとは全く別の現場で一緒にお仕事をするっていう経験もしてみたい。メンバーのいつもと違った面が見られると思うので。
筆村:ちょうど「ツキウタ。 THEANIMATION」の放送が始まって、僕たちも出演することになっているので、それもこの夏の新たな一歩だなって思います。

■メンバーも知らなかった“新たな一面”がちらり…彼らの“原動力”とは?

プライベートも仕事も“やりたいこと”がいっぱい! 己の夢に突き進んでいるいまが楽しくて仕方がない! と、満開の笑顔で語るメンバーたち。だが、その日々には努力、歓喜、幸福、辛苦、悲涙、焦燥…様々な想いを抱えているのではないか。全ての想いを凌駕して、彼らを突き動かすものとは…彼らを導く“太陽”とは?

――みなさんの“原動力”とは何でしょうか?

荒:“モテたい”というか…同級生とかに「あ~あいつ頑張ってるな」と思われるのは嬉しくない? 「格好良いな」「頑張ってるあいつ!」「活躍してるじゃん!」って思われたい。

古畑:素直な言い方になるけど“モテたい”っていうのは確かにありますね。俺も「俳優や芸能人になりたい」と最初に思ったきっかけは、“モテたい”“目立ちたい”という気持ちが大きかったから。ほかのメンバーも同じだと思うけど、やっぱりファンのみなさんの“笑顔”が本当に一番大きなエネルギーになってくれてます。俺が役者を志した理由もそれなので。

井上:僕は、僕のことを支えてくださる方への“感謝”の気持ちがあるから。大変な時期があり迷っていたときに、家族やファンの方も然りなんですけど、この業界の中で、僕のことを考えて行動してくださる方がいらっしゃって。そういう方がいてくれたから“いまの僕”がいる、と凄く強く感じているんです。それに、お仕事は自分ひとりでできるものではない。僕たちのお仕事は、作品においてお芝居をすることですが、そのフェーズに至るまでに携わってくれる方、作ってくださる方がいてこその“自分の仕事”。だから、そこへの感謝は絶対に忘れないし、みなさんの気持ちも絶対に考えなきゃいけないと思う。「どうしたらこの作品の人気が上がるかな? どうしたらもっと売れるだろう?」とか「そのために僕ができることは何かな?」と考えられるようになる。それが僕の原動力かな、って思ってます。

市川:僕の原動力は“好きであること”“楽しむこと”だと思っています。自分が「楽しい」と思ってないと、お客様に楽しさが伝わらないし、面白いと思っていただけない。だから、最低限、自分が如何にして“いま”を楽しんで、なおかつ、お客様に伝えたいことを伝えつつ、作り手側の意図に沿ってお客様に楽しんでもらえるか…というのを第一に考えてお仕事に取り組んでいます。やはり、厳しい世界なので、僕らがこの業界に居続けるためには、好きという“情熱”がないといけない。

荒:僕も、凄く好きでこの仕事をやっているっていうのがありまして。上手くいかないときや不安になることもあるんですけど、実際にお仕事をしてみたり、ステージに立った後とかは、「凄く楽しかったな」「やっぱり俺はこういうことをするのが好きなんだな」って思うことがよくあります。だから、「これからも頑張っていきたい」っていうふうに思えるんだと思います。

筆村:僕は小学生くらいから“夢見る男の子”みたいな…ほかの子よりもゲームやアニメが好きで、ずっとゲームやアニメを見ているタイプだったんです。それで、「アニメやゲームの世界のキャラクターに自分がなってみたい」と、“キラキラ”した世界に憧れて、いまこうして頑張れているんです。だから、ツキクラの活動を通して“夢”に近づいているまさにこの瞬間が、凄く原動力になっています。実際に働き始めても、思い描いていた“キラキラ”は消えていません! メルヘンじゃないところなんてないです! 

小松:僕は、人前に出ることが好きで、自分の身体を使って表現する仕事をしたいと昔から思っていました。とにかく、人生一度切りなので“いろんな人になりたいな”って。いろんな役を演じれば、様々な人の感性やいろんな考え方が入ってきて、そこが面白いし魅力的だと思うんです。それから、僕はこの仕事を通して、小さいころから支えてくれた周りの人たちに“恩返し”がしたいんです。とあるオーディションで賞を取ったときに、周りの皆が喜んでくれたんです。そのときに「ああ、僕がやりたいことをやって活躍する姿を見せることも、恩返しのひとつになるんだ」と気づいた。だから、人前に立つことで「僕はいまこうやって頑張ってるよ」という姿を皆に見せたい。

大海:僕も準弥君と同じで、いろんな人に支えられて、いまこうしてここに“大海”がいるので、支えてきてくださった方々に恩返しの思いもありますし、いま応援してくださっているたくさんの方々の思いにも応えたい、という気持ちで頑張っています。

西野:自分も、始めはふーくん(古畑)と一緒で、人気者になりたいという気持ちからだったんです。けど、本当にいまはたくさんの人たちに支えてもらったり、応援してもらっている。身近な方から大勢の方まで、いろんな方にお世話になっている。そういう方々の気持ちや、存在そのものが、僕が頑張れる原動力ですかね。…短くまとめちゃったんですけど、でも本当にその思いに尽きるんです。

大島:僕の原動力は“憧れ”ですかね! 僕はダンスと歌が大好きで、いまはツキクラとして演技を本格的にはじめましたが、ふり返ると小さいときからいろいろ経験してたなって。幼稚園のときは劇でメインの役を、小学生になってからはダンスでセンターポジションをもらったり、音楽の授業で歌うのも楽しかった。本当にダンスと歌と演技が大好きなんです! それ以外をやっている自分っていうのが想像できなくて、生きてる心地がしないんですよ。家に帰っても常に歌ってますし、踊ってないと納得行かない、って感じる…。だから、テレビで見ていた憧れの人に近づきたいって思うんです。もちろん、一生をかけても「このスキル手に入れられないな」って感じる方もいますが、いまは“マイケル・ジャクソンさんさえも超えたい”という思いで頑張ってます! あとは、声優に必要な言語力&トーク力を手に入れるために奮闘してます!

松岡:僕の原動力は…“挑戦する気持ち”ですかね。僕は、もともと運動ができたり頭が良いわけではなかったので、「好きだからやりたい」と思っても「どうせできないしな…」とやる前から諦めたり、手を出してもすぐに辞めてしまうことが、昔からいままでずっと続いてきた。そのうちに、好きなこともしなくなって、何が好きなのか自分でもよく分からなくなったんです…。中高生のときはほとんど学校にも行ってなくて…。そんなときに気持ちを明るくしてくれたのが、ラジオやアニメ・ゲームでした。それで、声優という職業に興味を持ち始めたんですが、最初はやっぱり「できるわけないし…」と諦めたし、周りに「やりたいんだ」と言うのも恥ずかしかった。「無理だよ」と言われるに決まってるって思ったんです。だけどある日、家族に軽い気持ちで「(声優)やりたいんだよね、実は」と言ってみたら、「やりたいものがあるんだったら、もっと早く言ってくれればよかったのに!」と、思いがけず受け入れてくれた。親や家族、学校の先生も誰も反対せず、全員が全員、僕の背中を押してくれた。周りの人がこんなにも応援してくれて、しかも自分もやりたいことなのに、やらない理由はないなって。それに、人生で一つくらいは「逃げずにこれやったぞ!」って思えるものが欲しくて。なので、「負けないぞ! 挑戦するぞ!」っていうこの気持ちが、いまもずっと原動力だと思います。

――これまでもメンバー内でこうしたお話をしたことはあるんですか?

小松:今後どうしたらもっと良くなるか? っていう話が結構多いので、「なんでやってるの?」という話は初めて聞いた。
市川:ここまでに至る過程とかは、いままで一緒にいたけどあまり話さなかったので、新鮮というか、新たな一面がみれた気がしましたね。

■より高みを目指して!ツキクラ13人13色で描く未来予想図

それぞれの想いや夢を胸に、真っ直ぐ前進する彼ら。バラバラなようでいて、その結束は固く、想いの方向は同じようだ。まるで“花束”のように、それぞれが全く違う個性で輝きながらもツキクラとして一体感を持ち活動する中で、彼らがこの先に目指すものは? ファン必聴の「ツキクラ大構想(?)」が明かされた。

――今後目指すものは何ですか?

筆村:7月の七夕のときに短冊にツキクラの願いごとを1枚ずつ書いたんですけど、みんな「大きなステージに立ちたい」とか「みんなでCDデビューをしたい」とか…それぞれが向いている方向は同じだなって感じて。なのでやっぱりツキクラとして大きなステージに立ったり、これから僕たちもキャラクターがついて正式に「ツキノ芸能プロダクション」のタレントになるので、そのときにゲームやアニメで活躍して、ツキクラが大きなコンテンツになっていけたらいいな、と思います。

小松:そのためにも、ツキクラとしての強みをこの夏で見つけたい! 結構そういう話もしてるんです。13人もいるので、それを活かした強みについて。

市川:13人それぞれが、声優・舞台・アイドルと様々な分野で活躍しているメンバーが集まっているので、お互いの進みたいところで活躍して、そこで新たにツキクラにも興味を持ってもらう。そうやって大きく広がっていくコンテンツとして注目してもらいたい。そこが、ほかの2.5次元コンテンツさんとは違うツキクラの強みかな、と思っています。

――なるほど。具体的にやりたいことはありますか?

井上:ツキクラのファンクラブを作りたい! ファンクラブができることによって、またひとつのグループとして新しい活動ができそうだし、面白いかな、と。出演するテレビ放送がなく、イベントが無い期間でも、会報やメルマガ配信など、ファンクラブ会員限定の何かができたらいいなって!

市川:あと、ツキクラでお芝居をもっとやりたい。もちろん今後はキャラクターがついて、ドラマCDなども録ったり。それ以外にも舞台とか、2.5次元というコンテンツを活かして、新たな展開に挑戦してみたいです。
松岡:シリアスな舞台がやりたい!
一同:へ~! 意外!
松岡:逆にね! 観ている人たちには、ツキクラっていつも仲が良いイメージがあると思うんだけど…ギャップじゃないけど、いつもと違うテンションで「重めの芝居もできるんだぞ!」っていうのを幅として見せられたら「素敵な役者さんだな」って評価にもつながると思う。

大島:僕はね、毎週日曜日ツキクラだけの番組がやりたいです! 「明日から月曜日だ…憂鬱だわ…」っていう気分を癒せたらいいなって! しかもイッチー(市川)が言ったようにいろんな展開ができると思う。歌とかダンスとか、演技も! それに、ダンスや歌、演技を志す若者たちにも刺激を与えられたら良いよね。そうしたら僕たちもいろんな方向で見てもらえるチャンスが増えるんじゃないかな。

夢・情熱・未来について語る彼らの姿は、太陽の光を浴びて力強く咲き誇るヒマワリのように眩しく輝き、もはや太陽そのもののようにさえ感じられた。いまはまだ一人ひとりは小さな花でも、グループとして団結した彼らは花束となり新たな魅力を発揮し、そしていずれはそれぞれが大輪の花となるだろう。エンターテインメントの楽しみ方が多様化している昨今において、多彩な才能が集まったツキクラが、今後どのような煌めきを見せてくれるのか。楽しみで仕方が無い。

《text:cinemacafe.net》
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