家族旅行に“学び”を取り入れよう! 1泊2日で行く福岡・親子旅 | Push on! Mycar-life

家族旅行に“学び”を取り入れよう! 1泊2日で行く福岡・親子旅

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太宰府天満宮本殿。まずは学問の神様に参拝しよう
  • 太宰府天満宮本殿。まずは学問の神様に参拝しよう
  • 境内の至る所に配置されている現代アート作品 写真:Like the air that we breath (c) Ryan Gander, 2011 Courtesy of Dazaifu Tenmangu Shrine, TARO NASU Photo by Yasushi Ichikawa
  • 初夏の紫陽花。境内では四季折々の花が楽しめる
  • 「どんこ舟」に乗って柳川の自然をゆっくりと満喫しよう
  • 「柳川市立歴史民俗資料館」には、明治・大正・昭和の三時代を生きた白秋の足跡を追える貴重な資料がそろう (公財)北原白秋生家記念財団
  • 北原白秋。明治18年柳川市沖端に生まれる。北原家は代々柳川藩御用達の海産物問屋だったが、父の代には酒造業となる。明治42年に詩集「邪宗門」を発表。2年後、詩集「思ひ出」を発表。詩壇の第一人者となり、数々の話題作を発表した (公財)北原白秋生家記念財団
  • 博多の名産品やレアアイテムなど、土産の購入もできる
  • 館内にはミュージアム、工場見学、体験工房、カフェ、ショップの5つのゾーンがある
 2012年から福岡空港に格安航空会社(LCC)が相次いで就航し、東京からも気軽に行けるようになった福岡。日本屈指のグルメの街・博多や名所めぐりを満喫するのも良いけれど、親子で行くなら、“アジアの文化交流拠点”と呼ばれる福岡の「歴史」や「文化」を学ぶのもおすすめ。そこで、淑徳大学教授で観光ジャーナリストの千葉千枝子先生による旅のポイント を交えて、親子の「学び旅」におすすめのモデルコースを紹介する。

◆千葉先生のポイント

 学び旅では、できるだけ時間に余裕をもった旅のスケジュールでコース設定をしましょう。内容を詰め込み過ぎると、特に、低学年の子どもは集中力が続かなくなるので要注意です。また、旅のテーマにそって交通手段が決まったら、子どもがイメージしやすいように広域地図にルートを記してあげてください。鉄道やバスを乗り継ぐのであれば時刻を調べ、「旅程表」を1枚の紙にまとめるのも良いでしょう。


観光ジャーナリストの千葉千枝子先生


【1日目】
福岡到着→(天神から電車で約40分)→太宰府天満宮→(電車で約50分)→柳川→(西鉄特急で約70分)→
夜グルメ(子連れのため、屋台は避けて、もつ鍋や水炊きの店へ)→福岡市内宿泊

■太宰府天満宮で、学業上達祈願を

 「学び旅」で外せないのが、“学問の神様”菅原道真公を祀る、全国1万2,000社の総本宮・太宰府天満宮。「文化」や「芸術」の神様としても崇拝されており、文化の発信地として現代アートの発表の場「太宰府天満宮アートプログラム」も展開している。また、梅の刻印が入った鉄板で焼く名物の「梅ヶ枝餅」も人気で、毎月25日には「天神様の日」としてヨモギの梅ヶ枝餅も楽しめる。


太宰府天満宮本殿。まずは学問の神様に参拝しよう


境内の至る所に配置されている現代アート作品 写真:Like the air that we breath
(c) Ryan Gander, 2011 Courtesy of Dazaifu Tenmangu Shrine, TARO NASU Photo by Yasushi Ichikawa


初夏の紫陽花。境内では四季折々の花が楽しめる


◆千葉先生のポイント
 受験生は合格祈願の絵馬奉納を忘れずに。菅原道真公についての予習には、伝記マンガも多数あるので、低学年でも気軽に学べます。小学校高学年であれば関連書籍を読むのも良いでしょう。

・太宰府天満宮
福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号 太宰府天満宮社務所
JR博多駅より西鉄太宰府駅までの直行便バスで45分

■「どんこ舟」に乗って柳川散策

 柳川藩主立花氏の城下町として栄えた水郷・柳川では、「どんこ舟」に乗って城の堀をめぐる「川下り」が有名。柳川は、詩人・北原白秋の生誕地としても知られ、生家は現在も保存され公開されている。また、「柳川市立歴史民俗資料館」には、直筆の原稿や貴重な資料の数々も展示。柳川の伝統工芸や文化を知る展示もあり、柳川の歴史や文化を知るのにもぴったり。北原白秋も食べていたと言われる柳川名物の「うなぎのせいろ蒸し」もぜひ。


「どんこ舟」に乗って柳川の自然をゆっくりと満喫しよう


「柳川市立歴史民俗資料館」には、明治・大正・昭和の三時代を生きた白秋の足跡を追える貴重な資料がそろう (公財)北原白秋生家記念財団


北原白秋。明治18年柳川市沖端に生まれる。北原家は代々柳川藩御用達の海産物問屋だったが、父の代には酒造業となる。明治42年に詩集「邪宗門」を発表。2年後、詩集「思ひ出」を発表。詩壇の第一人者となり、数々の話題作を発表した (公財)北原白秋生家記念財団


◆千葉先生のポイント
 作家や画家、歴史的人物への興味が薄くても、実際に関連する土地に訪れてビジュアルで体感することで、興味を持ちやすくなります。

・北原白秋生家・柳川市立歴史民俗資料館
福岡県柳川市沖端55-1
アクセス:西鉄福岡駅から電車で50分

■ 博多グルメ

 博多市周辺を回って、へとへとになった体は、博多の夜のグルメで癒そう。家族連れなら、もつ鍋や水炊きなどのお鍋がおすすめ。そのほかにも博多ラーメン、ひと口餃子、海の幸など、一晩では食べつくせないほど。

【2日目】
博多の食と文化の博物館ハクハク→ランチ→福岡アジア美術館→空港

■自分で作る“マイ明太子”!

 博多の名産品といえば、明太子。明太子メーカーの「ふくや」がプロデュースした博多の食と文化を学べる体験型ミュージアムにもぜひ足を運びたい。工場の見学はもちろん、「my明太子作り体験」や、「味覚チャレンジ」で明太子味比べができるなど、福岡ならではの体験ができるのが魅力だ。


博多の名産品やレアアイテムなど、土産の購入もできる


館内にはミュージアム、工場見学、体験工房、カフェ、ショップの5つのゾーンがある


工場では明太子の原料や作り方、歴史を学べる


・博多の食と文化の博物館ハクハク
福岡県福岡市東区社領2-14-28
JR吉塚駅より2km

◆千葉先生のポイント
 見学だけでなく、体験メニューを加えることで、飽きずに楽しく「学び旅」ができます。工場見学は事前予約が必要なので、早めに計画を立てて準備をしましょう。

■アートで学ぶ、アジアの交流地点・福岡

 “アジアの文化交流拠点”の福岡にふさわしい、世界初の「アジア近代美術」に特化した美術館「福岡アジア美術館」。夏休みには絵本ミュージアムも開催され、定期的に絵本の読み聞かせも行なわれる。キッズスペースも用意されているので、子連れでも安心して楽しめる。


博多の中心地という好立地


子どもが飽きてきたらキッズスペースで休憩を


夏休みには子ども向けのイベントが開催される


◆千葉先生のポイント
 美術館は、気に入った絵や作品を1枚見つけ、旅の思い出に、そのポストカードを買って帰るといった課題設定をしましょう。

・福岡アジア美術館
福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8F 
福岡空港駅より9分、JR博多駅より3分、西鉄福岡駅より1分

 このほか、福岡には、工場見学のできるトヨタ自動車九州や、福岡ヤクルト工場、イルカトレーナーチャレンジができるマリンワールド海の中道、日本で一番高い海浜タワーである福岡タワーなど、見どころがたくさん。

 「単なる物見遊山ではない、当地ならではの体験や交流を重視するのが学び旅。遠方まで足を運び、その土地でしかできない体験や地元の人との交流によって、感動が生まれ、思い出にも残りやすいので、子どもに合ったプランをしっかりと立てましょう」(千葉先生)。

 ここまで紹介してきた福岡の「学び旅」。「もっと事前に福岡を知りたい!」という人は、梅ヶ枝餅、もつ鍋など、福岡ならではのグルメが登場する福岡発の純愛ドラマ「福岡恋愛白書11 キミと見る景色」も要チェック。主演は、今年7月にガールズユニット・9nineを卒業することを発表した女優の川島海荷と、NHKの朝ドラ「マッサン」で一躍ブレイクした俳優の浅香航大。ドラマでは恋人が失明してしまい、それを支えて一緒に生きて行く純愛が描かれており、病やハンディキャップについても考えさせられる。
《編集部》

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