英国発の学習向けプロジェクト「Night Zookeeper(ナイトズーキーパー)」は、パソコンやiPadのWebブラウザーで利用可能な英語ライティング学習支援ツール「Class Writer(クラスライター)」を1月18日より販売開始した。全国の小学校や中学校、高等学校および学習教室や学童(アフタースクール)が対象。
「Night Zookeeper(ナイトズーキーパー)」は、2011年にイギリスで生まれた子ども向け学習プロジェクトの総称。創造する楽しさを知ることが、自己表現や自己解決の力につながるという理念のもと活動しており、イギリスでは2015年度英国アカデミー賞小学校教育部門にノミネートされた。
英語ライティング学習支援ツール「Class Writer」は発売された背景には、日本で現在進められている英語教育改革がある。中央教育審議会が大学入学希望者学力評価テスト(仮称)の在り方として、英語4技能をバランスよく評価することを答申しているほか、小学校の学習指導要綱の改定で、2020年までに英語教科化の開始時期が5年生から3年生へ早期化する改革の動きもある。
「Class Writer」は、生徒が英語で文章を書くことを自然に、そして積極的にできるように学習をサポートする機能を備えており、先生のアイデアや生徒たちで決めたテーマを使ってライティングの授業をすることができるほか、生徒へのライティング課題を先生が独自に制作して配信することができる。また、英語を道具として使いこなす感覚を養えるよう、コミュニケーションの利便性を重視したインターフェイスを採用している。
ほかにも、「Class Writer」を使い世界各地で英語のライティングを学ぶ子ども同士、書いたストーリーなどを共有することが可能。創作を競うインターナショナルコンペティションには、世界中のたくさんのクラスが参加しているという。