JR東海は2016年3月中の計9日間、山梨リニア実験線で走行試験を行っている「超電導リニア」の体験乗車を実施する。時速500kmの安定した超高速走行を体験できる。申込みは2016年1月25日まで。参加者は抽選で決定する。参加費は1区画2席4,320円。
超電導リニアは、従来の鉄道のように車輪とレールとの摩擦を利用して走行するのではなく、車両に搭載した超電導磁石と地上コイルとの間の磁力によって車両を10cm浮上させ超高速で走行する、日本独自の先端技術により開発された輸送システム。1997年4月から山梨リニア実験線において走行試験を開始し、その技術はすでに営業運転に支障のないレベルに達しているという。
今回体験乗車するのは、Linear(リニア)のLと第1世代の車両を表す0(ゼロ)から名付けられたL0(エルゼロ)系。車体には軽快感と躍動感を演出する白と青のカラーリングが施され、先頭は車内空間の確保と空力特性を考慮した長さ15mの滑らかな形状となっている。
体験乗車時間は約30分、集合から解散までは概ね2時間が予定されている。参加申込みはホームページまたは電話にて受け付ける。申込みは1人につき1回限りで、最大2区画4座席まで。当選者には2月中に通知する。