【Rockford Fosgate】注目機種Rockford Fosgate最新ユニットを知る #5: 期待の小型4chパワーアンプ 新たなトレンドの登場! | Push on! Mycar-life

【Rockford Fosgate】注目機種Rockford Fosgate最新ユニットを知る #5: 期待の小型4chパワーアンプ 新たなトレンドの登場!

T1000-4adに続いて、ジュニアモデルとなるT800-4adが発表された。最大で2Ωブリッジ400W×2、合計で800Wの出力が可能な設計である。

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【Rockford Fosgate】注目機種Rockford Fosgate最新ユニットを知る

T1000-4adに続いて、ジュニアモデルとなるT800-4adが発表された。最大で2Ωブリッジ400W×2、合計で800Wの出力が可能な設計である。

adシリーズはスイッチングアンプいわゆるクラスDだが、従来のクラスDとは違うという。もともとロックフォードにはクラスBDという特許技術があって、サブウーファー用のモノアンプに搭載されてきた。従来のクラスDより効率が高く、しかも歪みが少ないのが特徴とされている。ただし帯域が限られるため、モノアンプ専用だったわけだ。


T1800-4ad


T1800-4ad ClassA/D 4ch(4/3/2ch) パワーアンプ ¥151,200

●定格出力:150W x 4(4Ω)/150W x 4(2Ω)/200W x 4(1Ω)/300W x 2(4Ωブリッジ)●周波数特性:20Hz - 20kHz(±1.0dB) ●S/N 比:95dB ●入力感度:150mV - 5V●クロスオーバー:ハイパス50Hz - 500Hz(-24dB/oct)/ローパス50Hz - 500Hz(-24dB/oct)●サイズ(幅x 奥行x 高さ):207 x 347 x 54mm ●PEQ 対応 ●推奨ヒューズ容量:100A

このクラスBDをフルレンジ化したのが、クラスADである。クラスAの音質とクラスDの効率を両立させたものというが、歪みの少ない独自のクラスDと考えてよさそうだ。

adシリーズではサイズがいっそう小さくなっているのも特徴だが、このT800-4adはこれまでのT400-4と同じだという。定格出力でいうと2.5倍(4Ω/chで60W対150W)となるから、ものすごい高効率化である。ただ価格も2倍近くになっているから、グレードが違うというべきなのかもしれない。

adシリーズはいまのところこの2機種だけのようだが、機能と特性はほとんど同じといっていい。あるのはパワーの違いだけということになる。

実際に音を聴いてみても、基本的な傾向は同様で、レンジが広くハイスピードなレスポンスをベースとしている。ただ本機の場合はT600-4からのバージョンアップを意識させるところがある。T600-4は人気の高いモデルだが、2ch機に比べて若干駆動力やパワーに不足を感じるユーザーもあったため、これをグレードアップするのに恰好の存在とも考えられるわけだ。


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T1000-4adに比べると、切れるようにシャープなほど彫りが鋭くはないが、スピーカーをしっかり捉えて適確に駆動している。音に色づけがなく、からっとした爽快さが上から下までつながっている感触だ。

J3でもそうだがT3を鳴らしてみても、こもった重さがなく動きが軽快だ。アカペラやピアノが何の引っかかりもなくさらっと立ち上がるし、オーケストラやジャズは音数が豊富で音色も多彩に引き出されている。

レンジ全体を通じて、エネルギーがためらいなく飛び出してくる手応えは、現行システムにパワーの不足を感じているユーザーにはまことに有難いものとなりそうだ。小型で力強い4ch機として、注目を集めるに違いない。

《編集部》
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