先月の週刊特集でその全容をお伝えした「DIATONE SOUND.NAVI」NR-MZ80シリーズ。
今月は、全国の著名プロショップに取材し、インストーラーの立場からのインプレッションをリポートしていく。トップバッターは大阪の人気ショップ・カーオーディオクラブの高橋さん。高橋さんはNR-MZ80シリーズをどうみているのか…。
まずは従来モデル、NR-MZ60シリーズに対する高橋さんの評価からお聞きした。
「十二分にハイエンドのヘッドユニットだと思っています。なのでデモカーとしても使っている自分のクルマにも、NR-MZ60PREMIを搭載しましたし、多くのお客様にもおすすめしてきました。
不満に思う部分はほとんどなかったですよ。まず、音に関していえば不満はまったくなかったです。操作性の部分では、反応が遅いという声も聞かれていましたが、ぼくはDA-PX1もよく使っていて、それに比べるとまだ早いほうです（笑）。高性能だからこそ遅くなってしまうんですね。気になるほどではないです。ナビとしても一定以上の性能を有しています」
さて、NR-MZ80シリーズの音について、である。NR-MZ60PREMIの音を毎日聴いていた高橋さんは、NR-MZ80シリーズの音を聴いてどのように感じたのか。
「メーカーのデモカーで聴いたのが最初です。NR-MZ80PREMIの内蔵アンプで、ダイヤトーン・DS-G20を鳴らしていました。まず、中高域の伸びを感じましたね。全体的にもさらにハイエンド方向の音になっていると思いました。NR-MZ60も良い音なのですが、どちらかというとポップス系が向いていると感じていました。中低域がしっかり鳴るので、気持ちよく元気に音楽を聴かせてくれる。それに対してNR-MZ80シリーズは、よりフラットな特性になっていると思います。その上で広がりや高域の伸びやかさも加わって、クラシックも上手に聴かせてくれますね」
音質性能に対して、高橋さんの評価は上々だ。ところで高橋さんいわく、NR-MZ80シリーズにはこれならでは良さが他にもあるとのこと。それは何かというと…。
「システムを発展させようと思ったときに選択肢の幅が広いんですよ。そこが『DIATONE SOUND.NAVI』の最大の魅力だと思っています。パッシブネットワークを使うシステムでもタイムアライメントがかけられますし、必ずしもマルチアンプシステムにしなくても発展させることができるわけです。パッシブを使うシステムなら、アンプのch数も少なくてすみますし、予算的に余裕が生まれますよね。それが選択肢に入ってくることの意味は大きいと思っています」
確かに、である。さらにこんな話も聞かせてくれた。
（サムネールはクリックで拡大。拡大後は写真右側クリックで進む：左側クリックで戻る）
「NR-MZ80シリーズにはHDMI端子も備えられていますし、カメラ入力が3系統あるなど入出力端子が充実しているんですよね。その点も魅力ですね。ちなみに、例えばフロント & サイド & リアカメラをつなげて、それらの表示切り替えを純正ステアリングリモコンで操作することも可能なんですよ。ちょっとした工夫が必要なのですが、当店にお越しいただければ施工可能です。これも含め、機能、装備が充実しているからこそ、プロショップが創意工夫をいろいろと発揮できる製品なんですね。そこに大きな魅力を感じているんです（笑）」
音がいいのは間違いなし。さらにはこれならではの魅力も多々備えたハイエンド・ヘッドユニット、というのが高橋さんの評価だ。そして、聞き捨てならない情報もポロリ…。気になった人は、カーオーディオクラブに行くベシ♪
