【GROUND ZERO】ドイツからやってきた大注目ブランドが遂にベールを脱ぐ! #4: パワーアンプを聴く! Part.2 | Push on! Mycar-life

【GROUND ZERO】ドイツからやってきた大注目ブランドが遂にベールを脱ぐ! #4: パワーアンプを聴く! Part.2

日本国内でのデリバリーもいよいよ本格化してきた、注目のジャーマンブランド『GROUND ZERO』。

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【GROUND ZERO】ドイツからやってきた大注目ブランドが遂にベールを脱ぐ!

日本国内でのデリバリーもいよいよ本格化してきた、注目のジャーマンブランド『GROUND ZERO』。

当コーナーではこれまで3回に渡って、この新ブランドの実力と魅力をレポートしてきた。今回は遂に最終回。先週に引き続き、パワーアンプのインプレッションをお届けしていく。

前回に試聴レポートしたパワーアンプは、最上位グレード「GZPA Reference」中の、プリアンプ部に真空管を使用するハイブリッドアンプ「GZPA Reference 2T」(150W×2<4Ω> サイズ/455×236×67.5mm 価格/31万5000円)。

そして今回レポートしていくのは、真空管を使用していないモデル「GZPA Reference 4」(150W×4<4Ω> サイズ/590×236×67.5mm 価格/31万5000円)と、「GZPA Reference 2XS」(200W×2<4Ω> サイズ/420×236×67.5mm 価格/18万9000円)。

ともに、「GZPA Reference 2T」と同様に、シールドカバー付き大型トロイダルトランス、ハイエンドオーディオトランジスタ、エルナ社およびムンドルフ社製 MCap®キャパシター、そしてバーブラウン社製のICといった音質にこだわった高級パーツが投入されている、贅沢な設計だ。


ドイツからやってきた大注目ブランド GROUND ZERO(グラウンド ゼロ)遂にベールを脱ぐ!! #4: <span>パワーアンプを聴く! Part.2</span><br />

ところで、「GZPA Reference」シリーズのパワーアンプは、音質性能以外の部分で非常に興味深い特長を持っている。それは、ボディ底面のパネルがアクリル製のスモークパネル仕上げになっていること。内部には白色LEDが仕込まれていて、電源オンと同時に点灯し基板や各高級パーツを妖しく照らし出す。アクリル越しに見るライトアップされたパワーアンプ内部は、まるで光り輝く夜の工業地帯のようなメカニカルかつファンタジックな趣き。インストールする際はぜひとも、こちらの面を上にするなり、フローティングさせて底面をミラーで映し出すなりしたいところ。アイデア次第で、トランクスペースを幻想空間に変えることができるだろう。

さて、試聴インプレッションに移ろう。試聴に使用したスピーカーは、前回同様「GROUND ZERO・GZPC 165SX」だ。


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まずは「GZPA Reference 4」。「GZPA Reference 2T」と1chあたりの出力は同等ながら、価格も同等。つまり1chあたりにかけられるコストは少なくなっているわけなので、全体的なクオリティで「GZPA Reference 2T」に及ばないのは致し方のないところ。しかし、音の緻密さ、各楽器の分離、ヌケの良さはさすが。低域の量感も十分あり、中・高域の充実感は聴いていてとても心地良かった。ボーカルの輪郭もくっきりとしている。「GZPA Reference 4」なら1台でフロント2ウェイをマルチ駆動できるわけで、コストパフォーマンスは高い。『GROUND ZERO』のハイエンド・サウンドをよりリーズナブルに得ようとするなら、この「GZPA Reference 4」がおすすめだ。


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引き続き、「GZPA Reference 2XS」を試聴した。このモデルがまた、なかなかどうして魅力的。スペック的には「GZPA Reference 4」より1chあたりの出力に余裕があり、4ch分用意しようとするなら、「GZPA Reference 4」1台よりも価格が上回る。それだけに、出音の印象も「GZPA Reference 4」に勝るとも劣らない。低域の充実感、伸びやかさが特に光っている。そのためか、演奏がより生き生きとしている。ヌケが良く、ハリがあり、コクもある。聴き応え十分だった。

「GZPA Reference」シリーズから3機種を試聴し、シリーズ全体の奥深さを感じ取ることができた。3タイプある「GZPA Reference」シリーズ。それぞれが『買いたくなる』魅力を携えた、充実のラインナップだ。予算とインストールスペースも考えながら、もちろん音も含めて、自分にぴったりなモデルを探し出してほしい。どれを使っても、それぞれ十分な満足度を与えてくれることだろう。

ハイグレードモデルのスピーカーとパワーアンプを試聴し、『GROUND ZERO』の高い素性を十二分に堪能できた。エントリーモデルも含め、今年後半のカーオーディオ市場において台風の目となりそうな予感が大。全国のさまざまなプロショップで試聴会も盛んに行われている。もしお近くで聴くチャンスがあったらなら、それを逃すべきではない。ぜひともご自分の耳で、『GROUND ZERO』の音質性能を体験すべし!

《編集部》
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