カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #83: SUZUKI・SOLIO(オーナー・折笠俊夫さん)by SOUND WAVE 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #83: SUZUKI・SOLIO(オーナー・折笠俊夫さん)by SOUND WAVE 前編

カスタムインストレーションを展開する、イカしたサウンドマシンをご紹介しているこのコーナー。2014年の最後にフィーチャーするのは、茨城の名店・SOUND WAVE製作の、こちらのソリオだ。小柄なボディに、オーナーの思いがギュッと詰め込まれた秀作である。今週はまず、どのように情熱が傾けられているのかをじっくりと解説していく。

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


カスタムインストレーションを展開する、イカしたサウンドマシンをご紹介しているこのコーナー。2014年の最後にフィーチャーするのは、茨城の名店・SOUND WAVE製作の、こちらのソリオだ。小柄なボディに、オーナーの思いがギュッと詰め込まれた秀作である。今週はまず、どのように情熱が傾けられているのかをじっくりと解説していく。


コツコツとシステムアップを繰り返し
音が成長する過程をも楽しみ尽くす!

このソリオのオーナー・折笠さんは、とにかくカーオーディオを楽しみ尽くしている。

どのように楽しんでいるのかというと…。まずは普段のドライブでグッドサウンドを堪能。そして聴くだけに留まらず、サウンドチューニングも自ら実施。受動的にも能動的にもカーオーディオと向き合っているのだ。また、サウンドミーティング的なイベントにも積極的に参加し、仲間との交流も楽しむ。さらには、コツコツとシステムアップを繰り返し、サウンドが成長していく喜びもたっぷりと味わっている。まさに、全方位的にカーオーディオ・ライフを満喫しているのだ。

ちなみに、システムアップの歴史はかなり劇的。それがすなわち、このクルマのカスタムのハイライトでもある。その過程は、これからカーオーディオを深めていこうとしている人に大いに参考になるはずなので、詳細をじっくりと解説していこうと思う。



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オーディオが成長する歴史の最後を飾ることとなったラゲッジのサブウーファーボックス。音優先で作られているが、アクリルを使用しボックス内部を見せてショーアップ。アクリルの下側デザインを少々変形させて、上手くアクセントも効かせている。

大きなシステムアップは計3回、約3年の月日の中で行われてきた。最初に組まれたオーディオ・システムを1とカウントして、現状のシステムも含め、合計4通りのシステムが組まれたことになる。

スタートは緩やかだった。以前はアメ車を所有し、フルシステムを組んで楽しんでいたという折笠さんだが、このソリオに乗り換えた段階では、本格的なシステムを組もうとは考えていなかったのだ。ただ、純正オーディオの音にはどうにも我慢ができず…。というわけでとにかくスピーカーだけでも換えておこうと考え、そうして以下のようなシステムが組まれた。純正ヘッド+フォーカルのエントリースピーカー+パワードサブウーファー。ちなみに、ツイーターはAピラーに取り付けた。このあたりはさすがはベテランユーザー。初級システムながら、音のために良いことを積極的に取り入れつつのスタートだった。

ところが、早々にこのシステムでは満足いかなくなってしまう。もうちょっと音を良くしたいというカーオーディオ好きの血が騒ぎ出したのだ。純正ヘッドの内蔵アンプでは物足りず、外部アンプの投入を決意。プロセッサーとロックフォードの上級アンプ、パワーシリーズのT800-4が組み込まれ、フロント2ウェイ+サブーウーファーをマルチ駆動するシステムが完成された。

しばらくはその状態でグッドサウンドを満喫しつつも、さらなる高音質にも目が行き始める…。ということで2度目となる大幅なシステムアップがなされた。今度はスピーカーのグレードアップ & 3ウェイ化を実行。同時に、それをマルチ駆動するために2chアンプをもう1台追加した。

となると残すはサブウーファーの強化。当然そこにも手がつけられることとなる。今年の6月、いよいよラゲッジが作り込まれサブウーファーが搭載された。フロント3ウェイ+サブウーファー、しかもサブウーファーはステレオ使い、そしてそれらをフルマルチ駆動するという、超本格システムの完成である。



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採用したサブウーファーは、ダイヤトーン・SW-G50。それを鳴らすパワーアンプは、ロックフォード・T600-2。アンプは半分ほどをラックに埋め込ませ、配線を隠してスッキリとインストール。


最初から完成形をプランニングし、一気に組み上げるのももちろんアリだが、段々とシステムアップしていくと、その都度の変化を確認できるという楽しみが加わる。図らずも折笠さんは、それをたっぷりと味わってきた。あっさりと楽しもうと思いつつも、ついつい完成度を上げたくなってしまうカーオーディオ好きの性…。しかしそれによって、段階を経ることの楽しさを味わえたのだから、それはむしろうらやむべきことだ。

そしてその歴史を知ると、カスタムワークに“味わい”を感じてしまうのだが、いかがだろうか。なんとも好感度が高いのだ。

さて次週は、良い音の実現のためのどんな工夫がされているかを、詳細に解説していく。お楽しみに。



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サブウーファーの搭載においては、“ステレオ使い”と“前向き”がポイントになっている。ステレオで鳴らすことには難しさもあるのが、敢えてそれに取り組んだ。普段はセカンドシートを倒し、サブウーファーサウンドをロスなく車内にデリバリー。

《太田祥三》
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