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[音響機材・チョイスの“勘どころ”]Part3「アンプ内蔵DSP編」“お手頃価格&発展性を備えた実力機を紹介!

カーオーディオシステムのバージョンアップに興味を抱くドライバー諸氏が、それを実行に移そうとした時に役立つ製品情報を多角的に発信している当コーナー。現在は、「パワーアンプ内蔵DSP」のチョイスの“勘どころ”を解説している。

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PLUG&PLAY・PLUG&PLAY 640

カーオーディオシステムのバージョンアップに興味を抱くドライバー諸氏が、それを実行に移そうとした時に役立つ製品情報を多角的に発信している当コーナー。現在は、「パワーアンプ内蔵DSP」のチョイスの“勘どころ”を解説している。

さて、今回からは「パワーアンプ内蔵DSP」の注目機を紹介していく。まず当回では、「PLUG&PLAY(プラグアンドプレイ)」の『PLUG&PLAY 640』(税込価格:7万1500円)をフィーチャーする。

早速当機の特長を説明していこう。最初に挙げるべきストロングポイントはズバリ、「リーズナブルなこと」だ。高性能な「DSP」と「パワーアンプ」とが一体化していながらも、税抜価格で10万円を大きく下回っている。このレベルであれば、スピーカー交換と比べてもこちらを選択した方が安く済む場合は多い。それでいて、音の変わり幅はこちらを選んだ方が大きいケースも多々出てくる。高度なコントロール機能をシステムに付与すると、聴こえ方をガラリと変えられるがゆえだ。

ところで当機がリーズナブルな価格を実現できている理由は、コントロールできるch数と内蔵するパワーアンプのch数とがミニマムな仕様にとどめられているからだ。

とはいえ、実用に際して不満が出ることは少ないはずだ。まずコントロールできるch数は「6」だが、「6」が備わっていればスタンダードな本格スピーカーレイアウトである「フロント2ウェイ+サブウーファー」を制御可能だ。実際このスピーカーレイアウトにて長きにわたりシステムを維持するユーザーはかなり多い。そうであれば、このスペックで問題は出ない。

そして内蔵パワーアンプのch数は「4」なので、「フロント2ウェイ」はこれにて鳴らせる。そしてサブウーファーを足したくなったら「パワードサブウーファー」を選択すれば、リーズナブルに低音強化を行える。

ただし、内蔵パワーアンプのパワーは小さめだ。だからこそこの価格が実現できているわけだが、長く使っているとその点で物足りなさを感じることはあるかもしれない。

しかし当機は、そうなったときのことも考慮済みだ。というのも、「外部パワーアンプとの組み合わせが可能」というスペシャルな特長も携えているのだ。多くの「パワーアンプ内蔵DSP」はサブウーファー用の外部パワーアンプを足すことはできるが、「内蔵パワーアンプを使わない」という選択肢は取れない。しかし当機はそれが可能だ。ライン出力を6ch分持つので、内蔵パワーアンプを使わずに外部パワーアンプにて6ch分のスピーカーを駆動できるのだ。

かくして「パワーアンプ内蔵DSP」の導入を考えていて、当座のコストはできるだけ抑えたい、しかし将来的にはシステムアップも図りたい…。そう思ったら、当機はベストチョイスに成り得る。参考にしてほしい。

今回は以上だ。次回も同じく、「PLUG&PLAY」の注目機をピックアップする。お楽しみに。

[音響機材・チョイスの勘どころ]アンプ内蔵DSP…“お手頃価格&発展性を備えた実力機を紹介!

《太田祥三》

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