BMW『M4クーペ』改良新型、直6ツインターボは530馬力に強化 | Push on! Mycar-life

BMW『M4クーペ』改良新型、直6ツインターボは530馬力に強化

BMWは1月31日、高性能2ドアクーペ『M4クーペ』(BMW M4 Coupe)の改良新型を欧州で発表した。直列6気筒ガソリンツインターボエンジンの最大出力が、530hpに引き上げられている。

自動車 ニュース
BMW M4クーペ 改良新型
  • BMW M4クーペ 改良新型
  • BMW M4クーペ 改良新型
  • BMW M4クーペ 改良新型
  • BMW M4クーペ 改良新型
  • BMW M4クーペ 改良新型
  • BMW M4クーペ 改良新型
  • BMW M4クーペ 改良新型
  • BMW M4クーペ 改良新型

BMWは1月31日、高性能2ドアクーペ『M4クーペ』(BMW M4 Coupe)の改良新型を欧州で発表した。直列6気筒ガソリンツインターボエンジンの最大出力が、530hpに引き上げられている。



◆0~100km/h加速3.5秒で最高速は290km/hに

改良新型では、「Mツインパワーターボ」テクノロジーを採用した直列6気筒ガソリンエンジンに、グレードに応じて3種類の出力特性を持たせた。標準グレードの「M4クーペ」は、最大出力480hpで、6速MTを組み合わせせる。「M4コンペティション・クーペ」グレードは最大出力510hpで、「ドライブロジック」付き8速「Mステップトロニック」トランスミッションを組み合わせた。4輪駆動モデル「M4コンペティション・クーペwith M xDrive」グレードでは、最大出力が530hpに強化される。

M4コンペティション・クーペwith M xDriveに搭載される直列6気筒ガソリンツインターボの最大出力は、従来の510hpから530hpに引き上げられた。エンジン回転数は6250rpmに到達する。さらに66.3kgmの最大トルクは、2750~5730rpmの間で引き出される。これより、高いレベルでの継続的な出力供給が可能となり、ダイナミックな走行シーンでのパフォーマンスがさらに高まるという。

動力性能は、0~100km/h加速が3.5秒。最高速はリミッターによって、250km/hに制限される。オプションの「Mドライバーズパッケージ」を装着すると、最高速は290km/hに到達する。

◆新しいヘッドライトはロービームとハイビームが同じLEDに

改良新型には、デザインを一新したヘッドライトを装備した。LEDヘッドライトは、ロービームとハイビームを同じLEDモジュールによって切り替えるようになった。矢印のような2つの縦型LEDユニットが、ポジションランプとデイタイムランニングライト、ウインカーの機能を担う。

アンチグレアマトリックスハイビーム付きアダプティブLEDヘッドライトは、オプションで選択可能。青い内部デザインで識別でき、アーバンライトとコーナリングライト機能を備えている。アーバンライト機能を使用すると、ナビゲーションデータによって市街地と認識された道路を低速で走行する際、道路脇を最適に照らすことができる。この機能は35km/h以上で作動する。さらに、アダプティブLEDヘッドライトと連動して、内側にダークアクセントを配したMシャドウラインライトも用意されている。

LEDテールランプは、新デザインとなり、レーザーテクノロジーを採用した。テールランプ内部では、レーザーダイオードがグラスファイバーの束、フィリグリーを均一に照らし出す。立体的な光のグラフィックが特長だ。このLEDテールランプは、1000台限定の『M4 CSL』に初めて採用された技術をベースにしている。

◆フラットボトムステアリングホイールは12時の位置に赤いセンターマーク

改良新型では、新デザインのステアリングホイールやコントロールエレメントを採用した。インストルメントパネルやインテリアトリムの素材が、Mモデルらしいコックピットのエクスクルーシブな雰囲気を高めている。

標準装備のMレザーステアリングホイールには、マルチファンクションボタン、2つのMボタン、パドルシフト(コンペティショングレード)が装備された。ステアリングホイールはフラットボトムデザインとなり、スポークはシンプルな形状に変更された。12時の位置には、赤いセンターマークをあしらう。さらに、Mアルカンターラ製ステアリングホイールも用意された。どちらのステアリングホイールにもオプションでヒーター機能が選択できる。

さらに、M専用コックピットには、センターコンソールのコントロールパネルも含まれており、シフトレバーまたはギアセレクタースイッチ、赤いスタート/ストップボタン、BMW「iDrive」コントローラー、セットアップボタン、Mモードボタンが配置されている。これらは、個々の車両設定だけでなく、コックピットディスプレイやドライバーアシスタンスシステムのさまざまな機能を作動させることができ、走行状況に合わせて適合させることができる、としている。

《森脇稔》

特集

page top