電動化が産んだプレミアムSUV…メルセデスベンツ EQE SUV 発表[詳細画像] | Push on! Mycar-life

電動化が産んだプレミアムSUV…メルセデスベンツ EQE SUV 発表[詳細画像]

【メルセデスベンツ EQE SUV 発表】メルセデス・ベンツ日本から8月25日、電動SUVのメルセデスベンツ『EQE 350 4MATIC SUV』が日本市場向けに発表された。メルセデスベンツが送る最新モデルの仕上がりはどうなっているだろうか。

自動車 ニュース

【メルセデスベンツ EQE SUV 発表】メルセデス・ベンツ日本から8月25日、電動SUVのメルセデスベンツ『EQE 350 4MATIC SUV』が日本市場向けに発表された。メルセデスベンツが送る最新モデルの仕上がりはどうなっているだろうか。

◆専用プラットフォームを元に生まれた「目的に沿ったデザイン」とは

「EQE 350 4MATIC SUV」のエクステリアは、つなぎ目を排し、流れるような面を構成するスタイルとなっている。これは、機能性やエアロダイナミクスを向上させる効果を求めて設計されたもので、cd値は0.25という数値を実現した。SUVらしい力強さと、優れた空力性能を実現する機能美が合わさるという、まさに「目的に沿った」設計がなされているのが「EQE 350 4MATIC SUV」デザインだ。

フロントフェイスは「ブラックパネル」と呼ばれるスリーポインテッドスターがあしらわれたユニットに統合される形となっている。これは、左右のヘッドライトとグリルがシームレスにつながるデザインだ。他方、同時に発表された『EQE 53 SUV(AMG)』にはフロントスプリッターなどが採用され、より鋭く精悍な仕上がりとなっている。

この「ブラックパネル」、実は外見上のデザインのみならず、裏側に搭載された超音波センサ、カメラユニット、レーダーなど、運転アシスト機能のカバーとしての機能性も備えるものなのである。機能とデザインが表裏一体となっている点が面白い。

◆機能性とSUVらしさ兼ね備えたシルエットは、力強くも引き締まったボディラインで構成される

サイドビューには機能性と「SUVらしさ」が色濃く現れている。そのシルエットは、フロントエンドから緩やかに立ち上がり、Aピラー、ルーフ、リアスポイラーへと流れる。これらの間に置かれるドアミラーは、ウインドウの下部にマウントされるという特徴的な設計となっている。これは空力性能と走行時のノイズ軽減を考慮したものだという。また、20もしくは21インチの大型ホイールを包み込むショルダー部は肉厚で、重厚感あるものとなっており、SUVらしいタフなイメージが表現されている。しかし、ホイールアーチや、ランニングボードをブラックで彩ることで、全体のシルエットが肥大化することを防ぎ、全体のシルエットに引き締まった印象を与えている。

◆専用プラットフォームが生み出す先端のラグジュアリー空間

電気自動車専用プラットフォームを採用した恩恵が最も如実に現れるのは車の内部空間かもしれない。センターコンソールとダッシュボードが一体化したレイアウトは、従来のセンタートンネルが不要となったことで実現したものだ。そこに埋め込まれた液晶ディスプレイもまた、「EQE SUV」シリーズの目玉となっている。これは、触覚フィードバックや力覚 フィードバックなどの直感的タッチ操作を搭載した、メディアディスプレイを含む「MBUX ハイパースクリーン」と呼ばれるもの。ダッシュボード全体をガラスで覆うワイドスクリーン状のデザインが特徴的だ。

◆スポーツシートは標準装備 身体で体感する「4MATIC」のドライビング空間

「EQE 350 4MATIC SUV」 には、スポーツシートが標準装備されている。スリムな形状と一体感あるフォルムを採用しており「走ること」へのモチベーションを高めるようなスタイルだ。「4MATIC」つまり四輪駆動である本モデルでは、オフロードに特化したドライビングモード搭載しており、SUVとしての走りを楽しめる。その他にも四輪の駆動を自在にコントロールするシステムにより、クルージングやスポーティーなドライビングを味わうことができる。

また、シート表面は本革のカバーを上から掛けたように見えるデザインとなっている。先端技術を視覚的に表現するようなインテリアデザインは、まるで「宇宙船のコックピット」に収まっているような印象を与える。車内は近未来的な雰囲気をまとった空間が表現されており、メルセデスベンツの新たなラグジュアリー空間が生み出されている。

◆最大容量1675Lのラゲッジスペースや日本仕様限定の給電システムなど「使い勝手」に富む機能を多数搭載

また、ラゲッジスペースは 5 名乗車時で 520L の容量が確保され、バックレストを全て倒すことで最大1675Lの積載空間が生まれる。さらに、後席は 40:20:40 の分割可倒式のため、乗車人数や荷物に応じたシートのアレンジが可能だ。

その他にも、ステレオマルチパーパスカメラやレーダーセンサーより周囲の交通状況を把握し、走行中や停車中に乗員をサポートする機能や、メルセデスベンツ開発のバッテリーとその管理システムによって一充電航続距離528kmを実現するパワートレインなど、高水準での実用性を提供するシステムが多数搭載されている。

さらに、日本仕様に専用で設定された、車外へ電力を供給できる双方向充電システムも注目だ。これはMBUXのモニターから各種操作が可能となっている。ラグジュアリーモデルながら「使い勝手」にも優れたモデルであるのが強みである。

◆「EQE 350 4MATIC SUV」は10月下旬納車予定で価格は1379万7000円

「EQE 350 4MATIC SUV」の価格は1379万7000円。2023年8月25日より予約注文を開始している。10月下旬が納期予定だ。

《大矢根洋》

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