「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part5・ユニットサブウーファー編 その6 “ダイヤトーン”研究 | Push on! Mycar-life

「サウンドユニット」の“チョイスのキモ”を徹底解析! Part5・ユニットサブウーファー編 その6 “ダイヤトーン”研究

カーオーディオに興味を抱く方、すでに愛好している方、その両方に向けて製品選びの勘所を解説している当コーナー。今回からは「ユニットサブウーファー」をブランドごとで紹介していこうと思う。まずは「ダイヤトーン」にフォーカスする。

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『ダイヤトーン・SW-G50』の搭載例(ダイヤトーン・デモカー)。

カーオーディオに興味を抱く方、すでに愛好している方、その両方に向けて製品選びの勘所を解説している当コーナー。今回からは「ユニットサブウーファー」をブランドごとで紹介していこうと思う。まずは「ダイヤトーン」にフォーカスする。

ところで、特に海外のカーオーディオブランドは「ユニットサブウーファー」をバラエティ豊かにラインナップしているのだが、国産ブランドは少数精鋭的な製品展開としている場合が多い。“ダイヤトーン”はその典型と言っていい。「ユニットサブウーファー」はズバリ、『SW-G50』(税抜価格:8万円)のワンモデルを擁するのみだ。

さてこの『SW-G50』、発売されたのは2012年の2月だ。三菱電機が独自開発した振動板素材『NCV(ナノ・カーボナイズド・ハイベロシティ)』を採用した新サブウーファーとして、鳴り物入りで登場した。

ちなみに『NCV』は、2011年3月に登場した同社のセパレート2ウェイスピーカー『DS-G50』にて初採用されている。で、この新素材の最大のストロングポイントは、スピーカーの振動板に求められる性質である「伝搬速度」と「内部損失」を高次元でバランスしていること。あちらを立てればこちらが立たなくなる“トレードオフ”の関係にある「伝搬速度」と「内部損失」が、ともに最適化されているのだ。しかも『DS-G50』においてはこの『NCV』が、サイズが大きく異なるツイーターとミッドウーファーの両方に使えていて、結果、低音から超高音まで幅広い帯域で統一した音色を実現できた。

そして同じく『NCV』が採用されたこの『SW-G50』が登場したことで、超低音から超高音までの全帯域にわたり“ダイヤトーン”サウンドを鳴らせることと相成ったのだ。

なお当機は、“ダイヤトーン”スピーカー以外と組み合わせたときにも、十二分に良さを発揮する。磁気回路にも特長があり、入力信号に対するレスポンスの素速さ、そして歪みのない正確な再現力、さらには深みもしっかりと醸し出す。

また、インストール性が高いことも強みとしている。密閉型からフリーエアまで、サブウーファーボックス設計のフレキシビリティが高いのだ。つまり、使いやすいサブウーファーとしても仕上げられているというわけなのだ。

かくして当機は登場以来、エントリーユーザーからバリバリのサウンドコンペティターに至るまで、幅広い層に支持され使われてきた。

安心して使える、そして快活で重厚なサウンドを鳴らせる「ユニットサブウーファー」に興味があれば、当機のチェックをぜひに。

《太田祥三》

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