【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.8「メインユニット編」その9「ハイエンドプレーヤー」分析 l | Push on! Mycar-life

【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.8「メインユニット編」その9「ハイエンドプレーヤー」分析 l

カーオーディオを趣味としている方々、そしてこれから趣味としようとしている方々に向けて、製品選びの“傾向と対策”を解説している。現在は「メインユニット」をテーマにお贈りしている。今回は、個性的な“ハイエンド・プレーヤー”にフォーカスする。

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ビーウィズ・STATE MM-1D

カーオーディオを趣味としている方々、そしてこれから趣味としようとしている方々に向けて、製品選びの“傾向と対策”を解説している。現在は「メインユニット」をテーマにお贈りしている。今回は、個性的な“ハイエンド・プレーヤー”にフォーカスする。

その製品の名は、『STATE MM-1D』だ。国産ハイエンドカーオーディオブランド“ビーウィズ”が擁する、ルームミラー型の“高級ソースユニット”である。

なお当機は、これまでに紹介してきた他の「メインユニット」とはいろいろな部分で違いがある。他とどのように違っているのか、そして当機ならではの特長が何なのかを、順を追って説明していこう。

まず挙げるべき当機ならではのポイントは、「“ソースユニット”に徹していること」である。これまで紹介してきた「メインユニット」はいずれも、さまざまなメディア(記録媒体)を再生でき、かつパワーアンプも内蔵し、場合によってはカーナビ機能も有する“複合機”であったのだが、当機はあくまでも“プレーヤー”という役割に徹するモデルなのである。しかも対応メディアはコンパクトフラッシュのみだ。

しかしながらユニットとしてシンプルであるがゆえに、当機は性能を徹底追求できている。他の機能も有すれば“制約”も増えていき、それが性能の足かせともなりかねない。だが当機は、“プレーヤー”としての性能をただただ磨き上げることができている。結果、内部の構造およびパーツがとにもかくにも高品質。音にこだわり抜いて作り上げられた逸品となっているのだ。

続いて挙げるべき特長は、「ルームミラー型であること」だ。当機の初代モデル『Mirror Media MM-1』が初登場した2005年当時はまだ、1DIN機がハイエンドカーオーディオメインユニットの主役だったのだが、その時すでに、異形インパネの車種や、“純正マルチ”と呼ばれる取り外しができない純正メインユニットを装備する車種が増えていた。つまり、ハイエンドメインユニットを取り付けられない車種が多くなってきていたのだ。ハイエンドカーオーディオの行く末に、陰りが見え始めていたのである。

でも『Mirror Media MM-1』は、ルームミラー型であるゆえに、いかなる車種にも簡単に装着できる。つまり、純正カーオーディオとの共存が容易なのだ。こうして当機は、新時代のハイエンドカーオーディオ“ソースユニット”として華々しくデビューした、というわけなのだ。

今回はここまでとさせていただく。次回も『STATE MM-1D』の特長解説を続行する。お楽しみに。

《太田祥三》

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