『カーオーディオ・プロショップ』に行こう! Part.1 “専門店”が頼りになる理由とは? | Push on! Mycar-life

『カーオーディオ・プロショップ』に行こう! Part.1 “専門店”が頼りになる理由とは?

スピーカーを交換したいとか、サブウーファーを付けてみたいと思ったら、どこに行けばいいのだろうか。ぱっと思い付くのはカー用品量販店、またはネットで購入して自分で取り付けるか…。もちろんそれらも選択肢のうちの1つだ。しかし…。

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『カーオーディオ・プロショップ』によるスピーカーの取り付け例。製作ショップ:ウェイブトゥポート(鳥取県)。

スピーカーを交換したいとか、サブウーファーを付けてみたいと思ったら、どこに行けばいいのだろうか。ぱっと思い付くのはカー用品量販店、またはネットで購入して自分で取り付けるか…。もちろんそれらも選択肢のうちの1つだ。しかし…。

おすすめは何かと言われたら、答はズバリ、『カーオーディオ・プロショップ』に行くこと、だ。

とはいえ、“プロショップ”と聞くとなんとなく敷居が高そう、そう感じる方も少なくないだろう。だが、不安に思う必要はない。『カーオーディオ・プロショップ』は、クルマの中で良い音を聴きたいと思ったときになんでも相談できる、身近な、頼れる存在なのである。当短期集中連載ではそこのところを、数回にわたり詳細に解説していく。これまで、カーオーディオの音を良くしたいと思いながらも行動に移せなかったという方々に向けて、『カーオーディオ・プロショップ』の利用を強力におすすめしていこうと思う。初回となる今回は、『カーオーディオ・プロショップ』が頼りになる理由ついて考えていく。

■カーオーディオ製品は、自分で取り付けようと思っても難しい…。

『カーオーディオ・プロショップ』が頼りになる理由はいくつかあるが、まず挙げるべき理由は、「カーオーディオ製品の取り付けが難しいから」、だろう。例えば、カーナビをネットで安く購入したとしても、それを自分で取り付けるのは、正直なかなかに難しい。1つ目のハードルは、センタークラスターパネルを取り外す作業。“クルマいじり”を趣味としている方にとってはそれほど難しくないのかもしれないが、内装パネルの“バラシ”作業になじみがないと、何をどうすればいいのかが、まるでわからないだろう。

ナビの場合にはさらに、配線が非常に複雑だ。車種別の変換ハーネスが存在している車種に乗っている場合はまだいいのだが、それがない場合には、電源やスピーカー配線、車速を取るための配線やら地デジアンテナの配線、さらにはETC車載器やドラレコの配線等々、繋ぐべきコードの種類が非常に多い。製品の箱を開けて中身を見れば、プロに任せる意味をすんなりと理解できるに違いない。

それがスピーカーとなると難易度はさらに上昇する。ここでも、ドアの内張りパネルを外すことがハードルとなり、それに加えてスピーカーの性能を引き出すための加工が難所となる。取り付けるだけならなんとかなるかもしれないが、スピーカーはただ付けただけではその製品の性能を十分に引き出せない。例えば、“デッドニング”と呼ばれるドア内部の音響的なコンディションを整える作業も必要となる。これには相応のノウハウがないと、期待どおりの結果を得られない。

自分で取り付けようと思っても簡単に行えないのがカーオーディオ、というわけなのだ。

■ミドルグレード以上のカーオーディオ製品は、“専門店”でないと取り扱われていないことも多い…。

自分で取り付けを行うのが難しくても、カー用品量販店に行けばなんとかなる。つまり、専門店でなくてもいいのでは、と思う方もいるかもしれない。

確かに、ナビの取り付けなどはカー用品量販店でばっちりと対応してもらえる。スピーカーについてもしかりだ。

ただしスピーカーについては、カー用品量販店にはエントリーグレードの製品しか置かれていないことが多い。上級スピーカーともなると、簡単に取り付けられないモデルも多くなる。そのようなタイプの製品は、量販店で取り扱うには不向きなのだ。であるので、ミドルグレード以上のモデルを検討したいとなると、カー用品量販店では対応が難しくなるケースが出てくる。

その点、『カーオーディオ・プロショップ』に行けば、エントリーモデルからミドルグレードの製品、そしてハイエンドユニットまで、多彩に取り扱われている。取り付けが難しい製品でも難なく装着してもらえるだろう。取り付けが簡単な製品についても、ちょっとひと手間加えるなどして、確実にそのスピーカーの良さを引き出してくれる。すべてにおいて安心なのだ。

また『カーオーディオ・プロショップ』ならば、取り付けキットが用意されていない車種であっても、大画面ナビや天井吊り下げモニターの取り付け等が叶う場合も多い。『カーオーディオ・プロショップ』では、不可能が可能になることも多々あるのだ。

ところで、『カーオーディオ・プロショップ』と同等の品揃えとスキルを誇っているカー用品量販店も存在している。カーオーディオメーカーのHP等を見て、その中の“取り扱いショップリスト”に名を連ねているカー用品量販店は、『カーオーディオ・プロショップ』と捉えて大丈夫だ。カー用品量販店の中にもそのような店舗もあるということも、覚えておいていただきたい。

■“サウンドチューニング”も、“プロ”に力を借りるべき項目の1つ。

『カーオーディオ・プロショップ』が頼りになる要素は、もう1つある。それは、「クルマの中で良い音を得るためには、音調整が必要となるから」、である。

カーオーディオでは、“チューニング機能”を駆使してより良い音に仕上げていく、という工程も必要で、そしてこの“チューニング作業”もなかなかに難易度が高い。経験と技術を持った“プロ”でないと、的確に運用しきれないのだ。

なお、“サウンドチューニング”も楽しむべき1要素であることもまた事実。あれこれといじってみて、都度音が変わっていくのは楽しく、上手くいったときの達成感もひとしおだ。しかしながら、自分で楽しむのとは別に、『カーオーディオ・プロショップ』でチューニングしてもらったデータも保存しておきたい。分からなくなったときに帰れる基準となるデータを持っていたほうが便利だ。“プロ”が調整したデータと、自分で調整したデータを、両方メモリーしておくと、より安心して“サウンドチューニング”を実践できる。

さてここで、“サウンド・チューニング”にはノウハウが必要であることをご理解いただくために、どのように難しいのか、その一端を紹介しておこう。

重要なチューニング機能の1つに、“イコライザー”があるのだが、ハイエンド機器に搭載されているそれの仕様は、例えば、“ch独立31バンド”。当仕様においては、使用するフロントスピーカーが2ウェイだった場合、そのスピーカー1つ1つに対して“イコライザー”調整が可能となる。しかもそれを、“31バンド”という細かな刻みで行うのである。経験の少ない中でこれを扱おうと思っても、何が何だか分からないという状況に陥るだけだろう。

今回は、ここまでとさせていただく。まずは『カーオーディオ・プロショップ』というところがどんなところなのか、どんなバリューがあるのかをざっと解説させていただいた。次回以降は、バリューの1つ1つを、より詳細に考察していこうと思う。お楽しみに。

《太田祥三》

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