ドイツの高級スポーツカーメーカー、ポルシェが6月28日、ドイツ・ベルリンで初公開した新型『パナメーラ』。「4S」グレードは、ガソリンだけでなく、欧州ではディーゼルも設定される。
先代(初代)パナメーラは、欧州市場ではディーゼルエンジン搭載車を用意。新型でも、欧州市場で人気の高いディーゼル仕様が、ラインナップされている。
『パナメーラ4S』のディーゼルは、4.0リットル(3956cc)のV型8気筒ツインターボ。最大出力422hp/3500-5000rpmを引き出す。
注目は最大トルク。ディーゼルならではの86.7kgmの強力なトルクを、わずか1000rpmの低回転域から発生。そのまま86.7kgmの最大トルクを、3250rpmまでの領域で発生し続ける特性を持つ。86.7kgmの最大トルクは、新型パナメーラで最強。頂点に立つ『パナメーラ ターボ』の78.5kgmを上回る。
トランスミッションは8速PDK。86.7kgmもの最大トルクは4輪へ伝達され、0-100km/h加速4.3秒、最高速285 km/hのパフォーマンスを実現した。環境性能の高さも、ディーゼルならでは。欧州複合モード燃費は12.7km/リットル。CO2排出量は176-178g/kmと公表されている。