【ダイヤトーンを聴く】Part.1「カーオーディオ歴15年のベテランが、3rdカー(仕事車)で『NR-MZ100PREMI』+純正スピーカーのサウンドを満喫中♪」 | Push on! Mycar-life

【ダイヤトーンを聴く】Part.1「カーオーディオ歴15年のベテランが、3rdカー(仕事車)で『NR-MZ100PREMI』+純正スピーカーのサウンドを満喫中♪」

『DIATONE SOUND.NAVI』や、2ウェイスピーカーシステム『DS-G500』等を擁する、国産人気カーオーディオブランド「ダイヤトーン」。同ブランドの製品を搭載するクルマを取材しながら、カーオーディオの面白さ、奥深さを紐解こうと試みる新連載をスタートさせる。

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スズキ・エブリイ(by アミューズ、オーナー:矢野正樹さん)
  • スズキ・エブリイ(by アミューズ、オーナー:矢野正樹さん)
  • スズキ・エブリイ(by アミューズ、オーナー:矢野正樹さん)
  • スズキ・エブリイ(by アミューズ、オーナー:矢野正樹さん)

『DIATONE SOUND.NAVI』や、2ウェイスピーカーシステム『DS-G500』等を擁する、国産人気カーオーディオブランド「ダイヤトーン」。同ブランドの製品を搭載するクルマを取材しながら、カーオーディオの面白さ、奥深さを紐解こうと試みる新連載をスタートさせる。

記念すべき第1回目にご紹介するのは、広島県の実力ショップ、“アミューズ”で製作されたカーオーディオシステムを搭載する、矢野正樹さん所有のスズキ・エブリイだ(写真は、5月29日に愛媛県今治市で開催された『第17回 中四国オートサウンドフェス』にて撮影)。

■2台の仕事車に、タイプの異なるカーオーディオシステムをそれぞれ搭載

まずは、エブリイのカーオーディオシステムをご紹介しておこう。メインユニットは、『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』。そしてそれに組み合わせるスピーカーは、スズキ・エブリイの純正スピーカー。『DIATONE SOUND.NAVI』+純正スピーカーという、ミニマムなシステムとなっている。

ところで矢野さんは、カーオーディオ歴約15年というベテランだ。当初は、エントリースピーカーに交換することから始め、それを機に「良い音とはどんな音なのか」という興味が湧いてきた、とのことだ。そして、仕事車として新車のハイエースを購入した13年前からカーオーディオ・プロショップに通い出し、コツコツとシステムアップを重ねていく。そのハイエースは今も現役で、ハイエンド・パワーアンプ2台を中心とする、フロント2ウェイ+リア2ウェイ+サブウーファーという本格システムが構築されるまでになっている。

ちなみに矢野さんのご職業は、家庭用のユニットバスの販売・設置。仕事車は計3台所有していて、もう1台の1.5tトラック(三菱・キャンター)にも、カーオーディオ・システムが組まれている。構成は、『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ60PREMI』+『DS-G50』という“ダイヤトーン”システムだ。

このトラックが2nd仕事車として導入されたのは約4年前。もうすでにかなりのカーオーディオコアユーザーになっていた矢野さんは、当然、「ここにもシステムを」と考えた。しかし、トラックのキャビン内はスペースに限りがある。どうすべきか思案していたところに、初代の『DIATONE SOUND.NAVI』が新登場した。これならばミニマムなシステムでも高音質が楽しめる…。こうしてキャンターに、現状のオーディオが組まれることとなったのだ。

ハイエースでハイエンドシステムの音を日々楽しんでいた矢野さんの耳を、キャンターのシステムは十二分に楽しませた。これが矢野さんにとっての最初の『ダイヤトーン』体験だ。そしてその体験の中で矢野さんは、『ダイヤトーン』の実力を、つくづく思い知ることとなる。

■まずはミニマムなシステムで、『NR-MZ100PREMI』の実力を堪能

昨年秋、矢野さんは3台目の仕事車として、このエブリイを購入する。小回りの利くクルマが必要となったからだ。そしてそのタイミングで今度は、『DIATONE SOUND.NAVI』の4代目となる『NR-MZ100シリーズ』が登場。矢野さんは「これしかない」と、『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』の購入を即決する。こうしてこのクルマのシステムが完成することと相成ったのだ。

今回はとりあえず、スピーカーが純正システムのままだ。その心は、「じっくりとステップアップを重ねるため」だという。長年のハイエースでのカーオーディオ体験で矢野さんは、手を加えるごとにサウンドが変化していく面白さをしみじみと味わっている。荷台は仕事の道具で満杯となるので、大がかりなシステムの構築は困難ではあるものの、それでもスピーカー交換、デッドニング、あわよくばパワーアンプの導入までが視野に入っている。そこまで到達する過程をじっくりと楽しむために、スタートラインは敢えてミニマムなシステムとしているわけだ。

さて、ハイエンドシステムの音も知り尽くしている矢野さんにとって、純正スピーカーのままの当システムのサウンドは、どのように耳に響いているのだろうか。

「これはこれでイケていると、大満足しています。最新の『DIATONE SOUND.NAVI』は、初代の『NR-MZ60PREMI』と比べても、音が良くなっていますし。スピーカーが純正のままなのにキャンターのサウンドに大きくひけをとっていないのはまさに、『NR-MZ100PREMI』の実力だと感じています。

音が非常にクリアですね。そして、サウンドステージの再現性が素晴らしい。細かいことを言えば、もっと良くしたい部分もありますが、それは今後、スピーカーを交換して、取り付けスペースがなんとかなればパワーアンプまでを導入して、そうしながら、徐々に良くしていきたいと思っています。楽しみですね」

■ステージの再現性が秀逸。各楽器の位置関係をリアルに表現

さて、かく矢野さんを語らせるエブリイの音はどのようなものなのか。じっくりと試聴させていただいた。

一聴して思ったのは、ヌケの良さだ。ステージの見通しがなかなか良い。わかりやすく言うならば、各楽器の音がしっかりと分離しているのである。音が固まりになっておらず、ボーカル、ギター、キーボード、ベース、ドラムスが、それぞれの場所に立っているのをリアルにイメージできる。演奏の現場がすっきりと目前に広がっているのだ。

これが実現されているのは、『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』のサウンドチューニング能力の高さゆえだ。軽カーの狭い車室内環境の中でのリスニングポジションは、右側のスピーカーに接近した場所となる。しかし当機のコントロール機能を駆使して、あたかもすべてのスピーカーから等距離の場所にいるような状況が作り出せている。だからこそ、ここまでの再現性が実現されているのである。

さらには、音の質感も良好だ。中音、高音のキレ味もシャープで、サブウーファーが導入されていないにも関わらず、低音にもパンチがある。そこそこに量感があり、かつほど良くタイトで、きびきびとリズムを刻んでいく。

このサウンドが“ナビを換えただけ”で聴けるとは…。ベテランユーザーが納得するのも当然だ。『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』恐るべし、である。

なお矢野さんは、最近は細街路に入ることが多くなり、ハイエースよりもこのエブリイに乗る機会が増えているとのことだ。それだけに、エブリイのさらなる音質アップに、腰を据えて取り組もうと画策中だ。吟味に吟味を重ね、導入するスピーカーがいよいよ定まったようである。

今後このエブリイがどのような音になるのか。システムアップ後のサウンドも、ぜひとも聴いてみたいものだ。再会が、今から楽しみでしょうがない。

《太田祥三》

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