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最新カーオーディオ・メインユニットのトレンドを解析! カロッツェリアの2015年冬モデルを総チェック!

AV一体型カーナビは必要ないと考えるドライバーにとっての必需品となる、カーオーディオ・メインユニット。最新機種では何ができるのか、どのようなタイプがあるのかを、カロッツェリアの最新モデルを例に、徹底分析していく。

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カロッツェリア・DEH-5200
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AV一体型カーナビは必要ないと考えるドライバーにとっての必需品となる、カーオーディオ・メインユニット。最新機種では何ができるのか、どのようなタイプがあるのかを、カロッツェリアの最新モデルを例に、徹底分析していく。

今冬、カロッツェリアからリリースされた通常のカーオーディオ・メインユニット(“ディスプレイオーディオ”以外)は計7機種。まずは、これら全機種に共通した利点から分析していく。

もっとも注目すべきは、今回から新搭載された新機軸の機能、「マルチディスプレイモード」だ。これにより、使い心地が一気に進化した。“革命的”と言ったら大げさかもしれないが、インパクトは十二分に大きい。

これが何であるのかを端的に言えば、「スマホをサブディスプレイとして活用できる機能」ということになる。カーオーディオ・メインユニットのディスプレイは1行表示が多い。上級機でも3行表示までだ。しかも日本語表示はできないタイプが大半である。しかしカロッツェリアの新製品では、サブディスプレイに、スマホに格納された曲のタイトルやアーティスト名(もちろん日本語の楽曲は日本語で)、そしてアートワークを表示できる。さらにはサブディスプレイ上でメインユニットの操作も可能となる。

特筆すべきはその操作感。例えば、スマホ画面中央の円を左にフリックして曲送り、逆にフリックして曲戻し、そして円をマルチタッチして回すとボリューム調節を行える。さらには画面を上下にフリックすることで、ソース切り換えや楽曲リストの画面への切り換えが可能。曲選びも快適だ。フリック&タッチ操作で、アーティスト別リスト表示、アルバム別リスト表示、曲名リスト表示へと進んでいける。

スマホ内の音楽を、USB接続やBluetooth接続で快適に聴くことができるのが、最新メインユニットの特長なのだが、カロッツェリアは、連携時の利便性、快適性を、大きく向上させたのだ。

また、カロッツェリアのメインユニットには、他にはない特長がさらにある。それは従来から搭載されている「MIXTRAX EZ」という機能。多彩なエフェクトで曲間を繋ぎ、手軽にノンストップミックス再生を実現する、というものだ。これをオンにしておくと、手動で曲を換えたときにも、ランダムに選ばれたエフェクトがかかって曲が繋げられる。

さて次には、どのようなタイプがあるのかを見ていこう。カロッツェリアの最新機種はすべて、上記の特長を備えた上で、形、機能、対応メディア違いでさまざまなタイプが用意されている。

まず、形で2タイプに分類できる。1DIN機か2DIN機か、の違いである。人気が高いのは1DIN機だ。1DINスペースが空いていれば取り付け可能なので汎用性が高い。よってバリエーションも豊富で、選択肢が圧倒的に幅広い。

特にカロッツェリアでは、1DIN機を豊富に取り揃えている。まずはタイプ分けからしてみたい。既存モデルも含め、現行機種は以下の4タイプに分類できる。

1・高音質/高機能な“ハイエンド”タイプ(DEH-P01、DEH-970)
2・“日本語表示が可能”なタイプ(DEH-7100)
3・“DVD再生も可能”なタイプ(DVH-570)
4・“スタンダード”タイプ(DEH-6200等)
5・“CDメカレス”タイプ(MVH-7200等)

ちなみに価格的には、分類した数字が若いものほど高額である。とはいえ、「1」に属するトップエンド機の『DEH-P01』が定価10万円(税抜)と特出しているものの(高性能DSPを内蔵するなどコスパは高い)、「2」以下はそれほど大きな価格差はない。「2」に該当する『DEH-7100』(1機種のみ)が定価2万3000円(税抜)。「3」に該当する『DVH-570』(1機種のみ)が定価2万1000円(税抜)、「4」の中でもっとも高価なモデル『DEH-6200』が定価1万8000円(税抜)、「5」では同じく『MVH-7200』が定価1万7000円(税抜)、である。

というように、今やカーオーディオ・メインユニットは、相当にリーズナブルだ。1、2年でどんどん最新の機種に買い換えてもいいのでは、と思わせるレベルだと思うのだが、いかがだろうか。最新モデルには最新ならではの使い心地の良さがある。買い換えていくことで、常にそれを自分のものにできるのだ。

ところで、「ワイドFM」(AMラジオがFM電波でも聴けるというもの)がスタートしていることをご存じだろうか。2015年12月20日現在で、「ワイドFM」を放送しているAM局は全国で14局。今後もこれを開始する放送局は増加予定だ。「ワイドFM」を楽しむには、対応しているラジオを用意する必要がある。カロッツェリアの最新機種は、すべてこれにも対応している。この意味でも、メインユニットは今が買い替え時と言っていい。

では最後に、カロッツェリアの2015年冬モデルのすべてを個別にご紹介していく。対応メディア、特長を変えることでそれぞれ特徴を出している。違いを見定めて、ご自分にピッタリな1台を探し出してほしい。要チェック!

●1DIN スタンダードタイプ
☆『DEH-6200』 価格:1万8000円
1DINメインユニットとして初の100W×4chアンプを内蔵(通常は大抵50W×4ch)。パワーがあると音に余裕が生まれる。Bluetoothは非対応。

☆『DEH-5200』 価格:1万5000円
『DEH-6200』と比べて、パワーアンプは通常の高音質タイプとなるが、メディアフォーマット対応はフルスペック。Bluetoothにも対応している。

☆『DEH-4200』 価格:オープン(実勢価格:1万円前後)
『DEH-5200』からBluetoothユニットを外したモデル。その分、リーズナブルな仕上がりとなっている。iPhoneもAndroidともにUSB接続が可能(他も同様)。

●1DIN、CDメカレスタイプ
☆『MVH-7200』 価格:1万7000円(2016年春発売予定)
高性能DSPを搭載し、本格システムへの発展も可能としながらも、CDメカを外して合理化を計ったコスパの光る1台。Bluetoothにも対応する。

☆『MVH-5200』 価格:1万4000円
MVH-7200から高性能DSPを外したモデル。Bluetoothに対応しハンズフリー通話も可能であるのにこの価格。リーズナブルな実用機。

☆『MVH-3200』 価格:8000円
高性能DSPもCDメカもBluetoothも外し、リーズナブルであることを徹底追求。しかしスマホとUSBで繋がるので、実用性は十二分。

●2DINタイプ
☆『FH-4200』 価格:2万円(2016年春発売予定)
高性能DSPを搭載し、詳細なサウンドコントロールができる。本格カーオーディオシステムの構築も可能な高音質モデル。Bluetoothにも対応。

《太田祥三》

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