DLS『スカンジナビア』フルモデルチェンジ 進化したスエーデンサウンドをチェック! | Push on! Mycar-life

DLS『スカンジナビア』フルモデルチェンジ 進化したスエーデンサウンドをチェック!

「スーパーナチュラルサウンド」をスローガンに掲げるDLSは、1987年スピーカーメーカーとして創業。スカンジナビア半島、スウェーデンに本拠地を置く。カー用として開発されたユニット類は独自の技術によって高性能、高音質を達成。’90年代から20年以上、EMMAやさまざまなコンテストで優勝、入賞を得ている。またEISA(欧州家電協会)カーオーディオ部門で数々の受賞と、音創り、完成度、信頼性はお墨付きだ。世界のカーオーディオファンから愛され、ハイエンドを望むマニアからも熱い支持を得ている。ラインナップは、スカンジナビアを最上級グレードという位置づけで、アルティメイト、リファレンス、パフォーマンス、Xプログラムやマリーンと価格、サウンド、用途から選ぶことができる。なおスピーカーだけでなく、パワーアンプも豊富で別の機会にご紹介できればと思っている。

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DLS『スカンジナビア』フルモデルチェンジ 進化したスエーデンサウンドをチェック!


「スーパーナチュラルサウンド」をスローガンに掲げるDLSは、1987年スピーカーメーカーとして創業。スカンジナビア半島、スウェーデンに本拠地を置く。カー用として開発されたユニット類は独自の技術によって高性能、高音質を達成。’90年代から20年以上、EMMAやさまざまなコンテストで優勝、入賞を得ている。またEISA(欧州家電協会)カーオーディオ部門で数々の受賞と、音創り、完成度、信頼性はお墨付きだ。世界のカーオーディオファンから愛され、ハイエンドを望むマニアからも熱い支持を得ている。ラインナップは、スカンジナビアを最上級グレードという位置づけで、アルティメイト、リファレンス、パフォーマンス、Xプログラムやマリーンと価格、サウンド、用途から選ぶことができる。なおスピーカーだけでなく、パワーアンプも豊富で別の機会にご紹介できればと思っている。



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フルモデルチェンジを受けて大阪府のイーストが即デモカーに採用している。

さて、昨年末からフルモデルチェンジが囁かれていた新しいスカンジナビアだが慎重に音決めをしたいという開発者の思いもあってか発売がやや遅れ、トゥイーター、ミッドレンジ、ミッドバスと、3つのユニットが夏前にすべて揃った。旧モデルはスカンジナビア1(トゥイーター)、スカンジナビア3C(ミッドレンジ)、スカンジナビア6及び6/2(ミッドバス)という製品ネームであったが、新しいスカンジナビアは、ユニットの口径を盛り込み、トゥイーターは、スカンジナビア30、ミッドレンジはスカンジナビア75、ミッドバスは165、165Wはエンクロージャー専用設計と4機種を用意。いずれも資料を見るとコンペティション・グレードとスペックが詳しく記載されているが、ここではスペースの都合、割愛させていただく。



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アウディA3(イーストデモカー)

アウディA3のシステムデザインをご説明しよう。フロントステージはスカンジナビア30、75、165構成。パワーアンプ、サブウーファー、デジタルプロセッサーはトランク床部にビルトイン。ソースは、IPhone6を核にヘッドフォンアダプターを交わしデジタルでヘリックスDSPプロに接続。ハイレゾ再生を可能としている。パワーアンプはカロッツェリアRS-09Xを2基、RS-A99Xを1基使いで各フロントユニットをマルチ駆動。フロントロケーションは、スカンジナビア30トゥイーターをミラー裏脇に。スカンジナビア75ミッドレンジをAピラーに1Lの密閉エンクロ方式で装備。ドア純正位置にスカンジナビア165をセット。取材時はインナー装着であったが、現在は強固なインナー & アウター仕上げとなっている。

新旧スカンジナビアの違いは、まずトゥイーター振動板口径が28mmから30mmとなり振動板は伝統的な生地系ソフトドームで、旧型の大きなフランジはなくなり、マグネットは小型になった。場所を選ぶことなく取り付けができる。ミッドレンジは旧モデルがカーボンに対して新しい75はポリプロピレンとなっている。

フロントステージの音創りは、藤原氏が考察する3つのユニットが縦ラインに直線で出来るだけ並べて装着することが好ましく、ドライバー(運転者)の耳に到達する距離をシビアに追求。タイムアライメント調整も功を奏している。トゥイーターとミッドレンジが近接された格好で装着されているので音の繋がりがたいへんスムーズだ。個々の再生帯域はトゥイーターが5KHz以上、ミッドレンジは630Hz〜5K、ミッドバスは100Hz〜630Hzという。3ウェイの効用は2ウェイでは得られない圧倒的な情報量で、ジャンルを選ぶことなく威力を発揮。新しいスカンジナビアを聴いて思うところは低域から中域、中域から高域と、一部の帯域を誇張したり、どこかに硬さや弛みも感じられずられず、勢いよくナチュラル。これらユニット素材の持ち味を損なうことなく、プロショップならではの綿密な音創りが確認できた。リニアに伸びる高域、充実の中域、豊かな低域、総じてワイドレンジ再生を具現化する。精緻なサウンド表現力は、さすがDLSのリファレンス、スカンジナビア3ウェイシステムと痛感した次第である。

《永松巌》

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