オーエスは11月15日、学校ICT市場向けの大型ディスプレイ用スタンド「DT-100」の受注を開始した。最大70型まで搭載可能な薄型ディスプレイ専用スタンドで、使わないときには壁に寄せられる。市場想定価格は約16万円(税別)。
文部科学省は「各教室に電子黒板1台の設置」を目標としており、学校では次々と導入が進められている。教室に設置されるディスプレイモニターは、教室内の視認性などから年々大型化する傾向にあり、それに伴いスタンドも大型化。設置には大きな床面積を必要とするため、狭い教室では壁付けハンガーによる設置が選択されている。
DT-100は、片側の脚部を固定した薄型ディスプレイ専用スタンド。固定脚を回転軸として使わないときには壁に寄せ、使用時には生徒が見やすい角度まで引き出して使うことができる。壁付けハンガーのように壁面の下地補強がいらず、自立型スタンドの約半分の床面積で設置できる。
未使用時にはキャスターをロックできるほか、回転軸部分にはカバーを付けるなど、安全にも配慮されている。また、固定脚のため転倒の心配もないという。
主要メーカーの電子黒板に対応しており、壁からの引き出し角度は45度まで無段階で調整可能。ディスプレイの高さも3段階に可変できる。本体に取り付けるオプションのコネクターパネルは、コネクターや電源コンセントなどを備えており使い勝手がさらに向上するという。
11月15日より受注を開始しており、納品は受注後約1か月。固定脚は左右選択ができるほか、未対応メーカーの電子黒板でも特注対応が可能だという。