【プロショップ訪問記】サウンドステーション ガレージ ショウエイ(高知県): 世界に向けてチャレンジ! 経験に裏打ちされた技術をもって叶えてくれる頼もしいプロショップ | Push on! Mycar-life

【プロショップ訪問記】サウンドステーション ガレージ ショウエイ(高知県): 世界に向けてチャレンジ! 経験に裏打ちされた技術をもって叶えてくれる頼もしいプロショップ

【サウンドステーション ガレージ ショウエイ(高知県)】世界に向けてチャレンジ! 経験に裏打ちされた技術をもって叶えてくれる頼もしいプロショップ

カーオーディオ ショップ訪問記
【プロショップ訪問記】サウンドステーション ガレージ ショウエイ(高知県)


【サウンドステーション ガレージ ショウエイ(高知県)】世界に向けてチャレンジ! 経験に裏打ちされた技術をもって叶えてくれる頼もしいプロショップ

新緑の候、ゴールデンウイークの連休日に高知のガレージショウエイさんに伺ったのでレポートしよう。ご存知の方も多いと思うが、ガレージショウエイさんは全国に名を馳せる老舗ショップ。創業1989年というから今年で22年目を迎える。ショップ名は、かってバイクレースをしていたころ名残りで二輪から四輪へ。そして趣味のオーディオの熱が高じてカーオーディオ専門店としてスタートする運びとなったという。

その頃のカーオーディオといえば、アナログカセットからCDへとデジタルの黎明期でカーオーディオの市場としても最も成長した時代だ。国産のブランドはもちろん、インポートブランドも数多く日本に紹介され、同時に本場アメリカの取り付け技術やコンペティションなども、製品と同じタイミングで日本に入ってきたと記憶している。


サウンドステーション ガレージ ショウエイ(高知県)

久しぶりにお店に伺って忘れられない快挙を思い出した。それはガレージショウエイさんが海を渡り米国、IASCA(International Auto Sound Challenge Associationの略)ワールド・ファイナルで見事、優勝の栄冠に輝いこととだ。経緯と内容を簡単に説明するとIASCAとはカーオーディオの競技協会のことで米国から全世界に拡充。詳細なチェックシートをもとに各部門、ルール(音質、取り付け技術、安全性、音圧レベルの規制等)が盛り込まれ、競技用CDにてコンテストが行われる。尚、ジャッジスタッフは研修と最終テストを受けたライセンスを持つメンバーが行う。'90年代に入りますます世界各地でIASCA競技が広まった。同店は、'96.'97.'98年 IASCAジャパン・ファイナル、プロクラス601Wオーバー部門で堂々1位を獲得。同時期、ロックフォード(U.S.A)トップガンセミナーを終了後、2000年に米国で行われたIASCAワールドファイナルにてCIVICクーペが輝かしい『ワールドチャピオン』優勝の美を飾ることとなる。

IASCAの参加は音創りからシステム作り、デザインまで大きな経験になったと吉岡正浩氏は語る。のちIASCAは経営難から衰退して行くが、日本でのパイオニアカーサウンドコンテストの人気が高まり、'05年に準優勝。昨年2010年には優勝と、数々のトロフィーを獲得。カーオーディオに対する情熱と技術力に敬意を評したい。


サウンドステーション ガレージ ショウエイ(高知県)

さて、音質重視のシステムを構築する時の注意点を尋ねてみた。先ず現状の問題点を見いだし、克服することに意味があるという。例えば音創りを完結するとき、イコライジンングでピークやデップを補正、簡単に直す、というのではなく、なぜ帯域にピークやデップが存在するのかを深く掘り下げ、基本に戻りスピーカーの取り付けなどの手直しを徹底的におこない改善するという。優勝車「フィット」を例に上げると、ウイークポイントを見つけ出し、納得の行くまで手直しを繰り返し製作。搭載のユニット選びはもちろん、取り付け環境を見極め、ユニットの性能を十分に発揮させるエンクロージャー作りとし、最終的にヒアリングで決定する。リスニング環境とユニットの整合性は物理的に改善する。これはインストーラーの使命といえよう。吉岡氏 曰く『問題は現場で起きている…』と力説する。


サウンドステーション ガレージ ショウエイ(高知県)

ピットにあったピンルーターをご紹介したい。プロインストーラーの必需品といえるピンルーター。なんといっても木工などの作業をするとき、スピーディーに加工ができる頼もしいツールだ。しかしながら通常のピンルーターでは、切削、使いやすさに限界がある。そこで、ボード全般からエンクロージャーの製作に威力を発揮するスペシャルなピンルーターを自社で考案。GS-100Vというナンバーで発売中である。アーム部は一般品に比べ50mmほど上部に余裕があり自由度が大きいところが特徴。またデジタルストロークセンサーの取り付け(op)や多様なステンレス製ガイドピンを用意。気になる方はぜひ尋ねていただきたい。

最後に高純度銅7Nを採用した高音質リファレンスケーブル「7N-MS1000」 カーオーディオ専用スピーカーケーブルをアクロジャパン社と共同開発。(問い合わせ先:M & MデザインTEL.088-845-0700)やオリジナル・スピーカーシステムの開発と新たな高みへとチャレンジする吉岡正浩氏、これからも素晴らしいカーオーディオを創造、邁進していただきたい。

《永松巌》

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