
簡単に言ってしまうと、アナログ信号はノイズに弱いからです。デジタル機器から発せられるノイズからいかにアナログ信号を守るか、これはホームオーディオでも大きな課題です。解決策としては「デジタル系とアナログ系機器/ケーブルをできるだけ離す」、簡単に聞こえてしまうかもしれませんが、これはオーディオのセオリーなんです。カーオーディオではホームよりもずっと限られた空間にノイズ源が多数存在するので、この点にさらに気を遣う必要があります。だから、プレーヤーとパワーアンプを別筐体にすることはとても有効な手段と言えるのです。
最近の一体型ヘッドユニットは、エントリークラスのモデルでも外部端子が付属していて、ヘッドアンプ内のパワーアンプをオフにできる機能も搭載されています。なので、パワーアンプを別に取り付けることで、音のグレードアップができるようになっているのだそうです。

やまさき「先生しつもん!ケーブルが長くなったらノイズ増えません?」
(と、ホームオーディオにはちょっと強いやまさき!)
しかし一方で、パワーアンプを別筐体にすると、車内をスピーカーケーブルが引き回されてしまうというデメリットも。「ケーブルは最小限に」というホームオーディオでは当たり前のことが、カーオーディオでは困難になってくるのです。

三谷さん「その点はノイズ源を極力避けて配線するとか、ノイズに強いケーブルの使用などで。
対策さえきちんとたてれば外部パワーアンプを使うほうが圧倒的に音がいいんですよ」
この点については「残念ながら、これはカーオーディオがホームオーディオに絶対敵わない点ですよね。これは仕方ありませんが、限られた空間内での最善策、例えばノイズ源からできるだけ離して配線するとか、ノイズに強いケーブルを使うなどの方法で対処しています」と三谷さんも言っておられました。
とはいえ、パワーアンプ単体は結構なお値段がします。もっと手軽に音を良くするには、どうしたもんでしょうね? そこで、今回のテーマはちょっと置いておいて、ビギナー向けにプランニングしてもらうことにしました。