

皆さん、ようこそ! 先日タクシーに乗ったら「奥さん、どうします?」と言われ、ややショックを受けている今日この頃です。私って、そんなに老けて見えます? 運転手さんも「お嬢さん」ぐらいのお世辞を言ってくれてもバチは当たらないと思うのになぁ。
さて、今月は東京都八王子市にある「GOING(ゴーイング)」にお邪魔しております。前回は、様々なパーツを見せてもらいながら、こちらのショップのお仕事の姿勢に感銘を受けたといったところまでご紹介しました。今月のテーマ、純正のフロントフェイス部を変えずに「音を良くする」には、デッドニングやケーブル交換以外に何ができるかについて、なかなか具体的な話が出てきていませんが、どうかご容赦くださいませ。お待たせしました。今回は、そのステップアップ術から始めましょう。
フェイスパネルを変えたくないとしたら、アナタならどうします? デッドニングやスピーカーあるいはケーブルの交換でOKとしますか?
実は「アンプを別に取り付ける」という方法があるんです。つまり、ヘッドユニットはプレーヤー専用にしてしまって、パワーアンプを車内の別の場所(例えば座席の下とかリアシートなど)に持ってきてしまうという方法です。パワーアンプを別に購入する必要がありますが、一方で「音」のグレードアップにもたいへん効果があるんですよ。
というのも、プレーヤー+アンプ一体型モデルはコンパクトかつリーズナブルではありますが、プレーヤーからプリアンプまでのデジタル信号と、プリアンプからパワーアンプまでのアナログ信号が混在していることになります。
デジタルやらアナログやら分からないという方もいらっしゃると思いますので、CDを例に、ちょっと補足しますね。
CDに入っている「音」はご存知のようにデジタルデータです。でも、デジタルデータのままでは、文字通りデータなので、どこかで「アナログ信号」に変換して、私たちが聞ける音の波形(サインウェーブ)にしなければなりません。これをD/A(デジタル/アナログ)変換と言って、D/Aコンバーター(以下、DAC)という素子が受け持ちます。このDACはプリアンプの中に搭載されています(もちろん、プリアンプとDACを別筐体にして搭載することも可能)。次に、プリアンプ内でアナログ変換された信号がパワーアンプに送られて信号が増幅され、スピーカーが振動し音が鳴るという訳です。
では、なぜデジタル信号とアナログ信号が混在しているとオーディオ的に不利なのでしょうか?