クルマの中でもイイ音が聴きたい! 〜カーオーディオ専門店訪問記〜

step1 まずはカタログでお勉強編

にこやかな表情で「お任せください!」と応えてくれた渡邊さん

「あのぉ、もちろん音は良くしたいし、快適なカーオーディオ環境を作りたいという希望はあるのですが、なにせ予算がないもので。なんとか(なけ無しの)30万円以内でお願いできませんでしょうか」と勇気を振り絞って切り出してみました。すると、渡邊さんはそのにこやかな表情のまま「大丈夫ですよ。うちのお客様には予算20〜30万円の方も多くいらっしゃいますのでお任せください!」とのお答えが。内心「最初に予算を言うのって正解よね」と思いつつ、ちょっと安心したところで、なぜ最初にスピーカーなんだろう、という疑問が浮上してきたので、すかさず質問してみることにしました。

自宅で楽しむホームオーディオと違って、カーオーディオでは常に動いている状態で音を鳴らさなければならないため、まずはその振動を防がなければいけません(この作業をデットニングと言います)。スピーカーの原理は、アンプで増幅された音楽信号を振動板(お椀型の丸い部分)に伝えて、それを前後に動かすことにより空気を震わせ「音」を鳴らすという仕組み。だから、スピーカー本体が走っている最中でも動かないように、しっかりと車体に取り付けられていないといけないのです。(ちなみに、スピーカーを取り替えなくても、デットニングを行なうだけでも随分と音が違ってくるそうですよ!)

また、エンジンを始め、様々な機械が混在する車内でオーディオ信号を正確に伝えなければならないので、余計なノイズが入らないように設計されたものをチョイスしなければならないとのこと。そこで、スピーカーに続いて、ヘッドユニットも別に取り付けることになりました。ヘッドユニットというのは音の入り口だと考えてください。CDやiPodなどに入っている音楽信号を読み取る場所です。

最近ではナビ本体にプレーヤーやチューナーが付属しているタイプも多くありますが、やはり主役はナビなわけで、音楽を聴くには別にユニットを取り付けた方が“ベター”と渡邊さんは話してくれました。

でも、オーディオというのは悲しいかな、プレーヤーだけでは音は出ません。プレーヤーで読み取った信号を今度はアンプに送って、アンプがその音楽信号を増幅します。「アンプ=amplifier=増幅する」という意味なんです。こうして増幅された信号がケーブルを通ってスピーカーに送られて音が鳴る、というのが非常に簡単なオーディオの概要です。

2005/12/1 [COPY・山崎江実 PHOTO・伊倉道男]